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エクスタシー
絞められた 首 の 殺め 絡め 取られる 指 に 秘めた 心 の 流れ 堕 す 溶け 出 す 快感に 恍惚 と 舐めとられ た 舌 赤 い 君 の 白い 首 の 再生産 される 記憶を 人刺し指 で なぞって 涙 指 何度 シーツに 擦る 黒髪 柔らかな 家畜 に 成って 鳴って 縁 を ナゾル ように 放物線 描いて 血 霞 虹 眩暈 手つき 君 は 何重 と 重ね 重ね に 顔の 味 を 噛み砕き ながら 粉砕 された 骨の 砂 君の 首 の 筋 齧り 齧る 齧って 齧って 齧って 齧齧齧齧 火事 「味がしない」 無い から 鳴る の 有る の 鳴る うち は 落ちる 滑り 透明 蒸発 した 私が 笑う のを 聴いて 居る の 贖罪 に 彼 ら の 萌芽に 降り 注げ 3月 の 雨 と 庭 に 埋め た 君 が発芽 する 頃 だと 私 は乾いた 土 に 包まって 乾いた 唇 で 思う ま白い 今夜 だけ それは 毎夜 なの 砂 を 撫でる 撫でる 撫でる 撫でる 首を 掻き切って 血飛沫 で 以て 水に 鳴れたら 少年よ 瞼を開き 視て 飲んで 歌って 落ちる 裂き の 光について 「「夢視ているよ」」 昏闇を捲りあげる、
エクスタシー ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 936.6
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-07-25
コメント日時 2018-07-29
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
最後の「「夢を視ているよ」」が最高にゾッとしました。「齧る」という言葉の連続に、切羽詰まった恐怖心をより煽られました。赤、白、などの、鮮明な色遣いや言葉をぷつぷつと不自然にきっているのも、作品の世界観をより強調していると思います。
0性の官能、あるいは高揚が、ある極点を越えたら・・・あとは死、しか残されていないのかもしれません。 共に味わうエクスタシーではなく、ひとりで昇りつめて、狂気の域にまで踏み込んでしまった、そんな幻想の極点を想像で体験した、という印象の作品でした。 二人で燃え尽きた後・・・は、灰になる、のではなく、二人とも土に埋まっている、のですね・・・。〈透明 蒸発 した 私が 笑う〉しかし、〈私 は乾いた 土 に 包まって 乾いた 唇 で 思う〉。 〈贖罪 に 彼 ら の 萌芽に 降り 注げ 3月 の 雨 〉 〈 庭 に 埋め た 君 が発芽 する 頃 〉 殺された君、を大地に埋め、〈私〉は〈3月の雨〉になって降り注ぐ・・・震災と結びつけるのは不本意かもしれませんが、荒れ、暴れて、〈君〉の命を奪ってしまった〈私〉とは、大地、あるいは天空そのものではないのか。そんなイメージにも誘われました。
0こんにちは。第一連(?)のスペースを使った形式と書かれているテーマは一致しているように感じました。語の同音から異なった意味の次の語を呼び込んだり、ひとつの語を分断して強調をつくりだしたり、リズムを狂わせているあたりは成功しているように思います。この「狂い」が底流としてあるのかな、とちょっと思いました。それだけに余白と それ以降の改行への変化をどうとるか、ここが個人的には微妙な問題です。
0歌詞としては斬新なのに今の詩としては斬新でない、と感じたのはなぜだろうか、と考えました。 モチーフと言葉遊びのどちらも、見たことがある、と思ってしまったのが理由だと感じました。 最終行は好きで、読後感ならぬ読み終わったはずなのにまだ読んでいる感を得るのですが、そこまでがたぶん模倣できてしまうのが口惜しくなりました。 「萌芽」と「発芽」は死のモチーフの定番から外れていて独自性を得られたのですが、他が心惹かれずでした。 すごく強めな語で言いますと、血飛沫見たことありますか? と見たことある人は思ってしまうと思うのです。 リアリティ、というのはたぶんいわゆる自分の言葉というやつですが、それをもう少し加えてみたら、ぐっと、悲しい気持ちを呼び起こしてもらえそうで、そこに惜しさを覚えました。
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