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鳴り止まないカーテンコール
私には1つ欠点があって その人物に好感の持てる箇所 が ひとつでもあれば たちまち心を開き 好感が持てると たちまち好意を抱き 抱かれる行為すら…… 開かれた窓辺、 父の顔も 母の顔も浮かばず 流れるのは 有線の一昔前のJPOP? 女優の猫のような鳴き声? パチンコチャンネル? 鳥になってしまいたい 犬になってしまいたい 虫になってしまいたい 24歳、春が来ました。 やっと自我が持てるようになりました。 生まれたことを怨むより どんな天井を仰いでも構わない 1秒でも永く 人の姿で居ることを決めたのは 小学生の夏でした その時の 哲学が 天井が 呪縛のように今を生かします 27の夏 残念ながら存在は続きます 罵詈雑言の泥水を飲んだ秋 貧乏を恨み倒した冬 這いつくばりながら 存在は続きます
鳴り止まないカーテンコール ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1046.4
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投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-07-25
コメント日時 2018-07-29
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
なぜかアルフォートだけで一日を越した日々を思い出させられました。
0「どんな天井を仰いでも構わない」この一行は、「抱かれる行為すら」の一行と呼応しているのでしょうか。 あまりにも警戒心なく、誰にでも心を開いて(ボロボロにされてしまっても)その人を嫌いになれない、そんな・・・あまりにも素直すぎる心を諦めと共に受け入れてしまっている、そんな主人公を思い描きました。 そこから自立していくときの苦悩、 「1秒でも永く 人の姿で居ることを決めたのは 小学生の夏でした」 そこから、24才までの長い道のり・・・そこを乗り越えて、 「這いつくばりながら」も生きているいま、がある。 その自分を受け入れて、静かに立ち上がるとき・・・自らの内からも外からも聞こえてくる拍手、それは、主人公に命を与えた者からのらこれまで生きてきたことへの勲章なのかもしれません。 カーテンコールは、お芝居の終りに鳴り響く拍手。これから、芝居ではなく、本当の生が始まる、ということなのかなとも思いました。
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