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街星々
街明かり 星雲ごとく 煌々と 街明かり 地々に満ちるる 天の川 天の星 競うごとくに 地に星 天の川 街 星明かり 曇り空 暗い森 街星々 よく見えて 闇ばかり ほっと和ます 街明かり 今ひととき 光見とれる 兵士たち 横目で愛でる 街々光 街明かり こっち来いよと 誘われて 僕たち背を向け 暗闇へ行く
街星々 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 881.0
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2017-04-07
コメント日時 2017-05-04
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
花緒さん、はじめまして。 地に星は、天に星との対比の関係で字余りにしてみました。(天地という意味と、両方三文字にしたかったのです) で、これ実体験です。 なので僕たちは兵士のつもりですが、好きに読んでくれれば幸いです。
0天の光と地の光を交互に提示して相対させるのは単純な構成ながら読んでいて心地よいなと思った。 ただ良い読感をもたらす五七調と語句々々が上手く調和していなくて調を損なわせてしまっているとも感じた。
0祝儀敷さん、はじめまして。 単純な構成の詩が好きなので、このようなスタイルで書いています。 語句が調和してない、これは課題ですね。
0言葉を切りつめていくこと、長い時間をかけてブラッシュアップされてきた「五七調」に新鮮な息吹を吹き込んで再生させていくこと・・・これもまた、現代詩(口語自由詩)が切り捨てて来た過去の参照であり、更新であると考えます。 五七調は、七五調(あるいは八六体)の歌謡調とは異なり、刻んでいくリズムといえ、読者の視線が先に流れて行かない。じっくり印象を刻み込んでいくことのできる韻律であると思います。 とはいうものの・・・ 「星雲ごとく」せいうんごとく、と読むのか、ほしくもごとく、と読むのか・・・いずれにせよ、「の」が必要ではありますまいか。 「地々に満ちるる」これも、ちぢに、と読むのでしょうか。千々に、と音韻が重なり、燦然と散っている煌めきを感じる美しい行ですが、満ちるる、これは文法的にあっていますか?擬古文を用いる効果を否定するわけではありませんが、こうしたところで読者が引っかかるのは、もったいないと思います。古典に詳しくないので(葛西さんなど専門家にコメントしてほしい)自信ありませんが(だったら言うなよ、という感じですが(^_^;)「満ちをる」ではないのかな、という気がします。 シリア空爆が行われた直後であるだけに、星灯りと街灯りが馴染むように輝く美しさは、平和の象徴でもあり、願いでもあるように感じます。空爆で闇と化した、破壊された街へ、兵士たちはこれから向かっていくのでしょうか。 全体にリズムが単調になりがちな韻律です。難しいところに挑戦している、その意欲に拍手を送りつつ・・・もし、私が読んだような社会的意識を込めているのであれば、前半をもっと凝縮し(あるいは、もっと美しさを多面的に展開し)後半を不穏な形へ(形式を崩していくことも含めて)追い込んでいく、そんな展開も魅力的かもしれない、と思いました。
0星々の光を借りて、街の明かりを対照化させているのですが、その両者の違いは、街の明かりは身近にあって当たり前のもので見逃しがちであり、星の光も身近と言えば身近と言えるのかもしれないですが、距離は遠いものです。 「天の星/競うごとくに/地に星」とあるように、その優劣はつけられていません。ただ、街の明かりは闇をほっと和ますものだと描かれています。 この作品の山場は「今ひととき/光見とれる/兵士たち/横目で愛でる/街々光」という部分でしょう。ここ見とれている光は、天にある星の光です。兵士たちは目線をあげて星の光に見とれて、その横目で街の光を愛でているのです。 その街の光が誘惑してくる、身近な光だからこそできる行為ですが、僕たちはその誘惑を断り、暗闇を目指していきます。さきほど街の明かりが闇をほっと和ますと書いたとおり、街の明かりが届かない闇に向かうのです。ただ、なぜそれができるのかと考えると、街の明かりがなければ星の光を頼ればいいのでしょう。さきほど星と街の光に優劣はないと述べましたが、僕たちにとって魅力的だったのは星の光だったのでしょう。
0まりもさん、はじめまして。 「星雲ごとく」「地に満ちるる」この箇所はひらがな七文字にしたかったので、こうしました。 自分としては好きに読んでくれればいいと思っております。 実は何年か前に書いた詩なので、社会的意識はないつもりでした。 ただ改めて読めば、そういう側面を持っていますね。 なかたつさん、はじめまして。 光ない暗闇を一晩行軍したことのある、元自衛官です。 そんな時は星がとてもきれいなのですが、曇ったり森の中に入ったりで、見られない時もあるのです。 そんな時、ふと真っ暗な中に街明かりが煌々としていると、なんだか落ち着く経験がありました。 正直、街の明かりが魅力的だったのです。 でも、任務で暗闇に入っていかないといけなかったというのを詩に書いたつもりです。 しかし、どこかで星が実は魅力的だったかもなと、今思いました。 (最悪の場合、北極星で方向を確認するハメになりますし)
0五七調にしなくてもいいのかなという感じがまず最初に出てくる。その次に天と地の星(街明かり)というのがコロコロ出てくるのが面白い。そこに兵士が出てくるので少し緊張感が高まってくる。 という所でレスを見ていくと作者がこれを書いた時の心境みたいなものがより鮮明になるので、状況が理解できて詩の読解が進むという所で、そう、レス読んだ時の方が面白かったです。一晩進軍している時の様子を思いながら読むと色々読んでいて想像の具合が締まるんですよね。そういう意味で、ちょっと惜しい作品だと思います。少し書き足すだけで魅力がますんじゃないのかなぁとか勝手に思いました。
0hyakkinnさん、はじめまして。 五七調のまとまりの良さが気に入っているので、しばしばこう言った作品を作ります。 少々言葉足りませんでしたかね。 自分はこういう状況をこう書いたのですが、好きに読んでもらえれば幸いと思っているので、このようにしてみました。 それぞれの解釈がそれぞれ正しい気もしますし。
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