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DISCO2001
ふさぎ込んだ女にだって 群がる男はそこそこいて 根暗な文筆家はちょっと うつむいてハイボールを飲んだ 虹色のライトは眩しくて 裏の顔を隠すに充分で 手首に残した傷跡なんて 包帯でもまいて隠してな 暗いトラウマなんて沈め込んで せいぜい呆けた顔してな いつまでもそのままじゃ 死神手招きしてるから 忘れて 手を差し伸べてよ いい加減な女の戯れ言に けっこう振り回された挙句 自信をなくしたフェミニスト 女性の色気さえ置き去りに 極彩色のステージは回り 表の顔さえもみ消して ペーパーテストの結果なんてもの ここじゃ関係ないから絶対 キャリアも自分のブランドも 役立たずの木偶の坊で お高く止まってたんじゃ 楽園行きのバスは去っちゃうからね 笑って 手を差し伸べてよ 文筆家の回想 「ノスタルジーで描かれている世界 場所 頃 時間 それはもう抹消されて無くなってしまったのか 幻想の中でもそれが息づいているのなら それは それは DISCO2001は いつまでも男と女の胸の中で生き続ける 晴れ 曇り 雨 雷雨 雹 豪雨 雪 どんな天気だろうが 雷鳴がとどろこうが どんな 時代にも 生き続ける それは」 時計の針は0時を過ぎて かまわない 君の手に残ったあざさえも それはそれで結構 悪い夢の名残さえ 充分 飲み干してあげるから つまらない口ゲンカはなしにして 探り合いをやめて 幼い日の余韻に 浸ったままじゃ楽しくないから 連れだしてあげるよ 今すぐ DISCO2001の扉が閉まる前に
DISCO2001 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 906.4
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-06-09
コメント日時 2018-06-11
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
なんとなくですが、2001より1989のような雰囲気を覚えました。 その頃から時代が変わっていないということかもしれません。
0かるべさん。コメントありがとうございます。 そうなんですよ。この詩で描かれている情景、「DISCO2001」という場所自体は 「DISCO」という言葉も含めて、80年代後期に近いのです。 そこをなぜ「2001」にしたかというと、21世紀の始まり、「2001」という響きは、どこか今でも未来的な印象がある。そのイメージを僕はこの詩で描かれている情景に託したかった。だからこれは歴史的な考証を抜きにしたタイトルなのです。その試みが成功したか否かはともかく、とにもかくにも読んでいただきありがとうございました。
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