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ずっと同じはなしをきいてる
ずっと同じはなしをきいてる 午後2時20分 春が来る前にバイトを辞めた 「この前同窓会があったの」 長電話になるはずのこれはスネカジリの代償 ずっと同じはなしをきいてる 午後2時25分 春だというのに予定はなくて 「もうみんな初孫がいるみたい」 もちろん6月の予定なんてあるわけがない ずっと同じはなしをきいてる 午後2時35分 ワイドショーでもみてろよ 「そっちはもう咲いてる? 桜」 ワイドショーでもみてろよ ずっと同じはなしをきいてる 「スマホにかえたから無料通話ができるの」 かえなくていい 「スマホ、使い方わかんないわあ」 かえなくていい ずっと同じはなしをきいてる 時間よりもまず充電が気になってきた ずっと同じはなしをきいてる ずっと同じはなしをきいてる 午後2時43分 まだそんな時間だ
ずっと同じはなしをきいてる ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 967.7
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2017-04-02
コメント日時 2017-05-01
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
すこうし、冗漫だなあ、というのが、初読の印象です(ごめんなさい) いつまでも独身貴族の息子に、お母さんがのどかに、電話をかけてくる。うるせえよ、と思いながらも、もしかしたら、どこか嬉しい気持ちもありつつ、息子は辛抱強く、母の電話を受けている。そんなほのぼのした親子関係がうかがわれるような作品でした。 作者の、実際の親子関係の反映であるのかどうかわかりませんが(そして、実景でも、創作でもどちらでも構わないのですが)、なんとか話の接ぎ穂を探ろうとして、スマホの使い方がわからない、なんて甘えて見たりする「お母さん」の必死さであったり、主人公より北の地に住んでいるらしい母(故郷)の風景が垣間見えたり・・・最後が「もう」ではなく、「まだ」と捉える息子の優しさのようなものが見えたり。 最初の「ずっと同じはなしをきいてる」の後は、最終連の二行重ねのところまで、省いてしまってもよいような気がしました。リフレインの効果というよりも、冗漫さの方が勝ってしまう、ような気がするし、二連目、三連目を、時間で始める方がスタイリッシュになるかな、と思うので・・・。もちろん、私の勝手な意見ですが。
0@まりもさん 読んでいただき、ありがとうございます。 汲み取ってもらったとおりのことを書いてみました。詩の勉強はこれまでまったくしてこなかったので、効果がどうこうということもまったく頭にありませんでした。 それでも、なんとか、人間味だけは残してみたいなという気持ちです。 詩とはどんなものなのか、これから勉強していきたいです。
0北さん 読んでいただき、ありがとうございます。 シニカル、なるほど……。そのあたりは僕個人の人間性なのかもしれません。 読み手に余白を与えることを心がけたら、僕の人間性を全開にしてしまうよりは、心地よい(読んでて苛立たない)ものになるのかな、なんて思いました。
0母親からの電話って、長いみたいですね。私はそういうのと無縁なので良く分からないのですが、単におしゃべり好きとかヒマだとかだけではなく、やはり寂しさとか「子どもはいくつになっても子ども」という感覚なんだと思います。 この詩は、そういう母親の姿が見えてくるような感じで面白いのですが、基本的な構造はこれまでにもあったものです。だとすれば台詞やモノローグの完成度の高さが要求されるんですが、この詩の場合はもう少し磨ける気がします。
0時間経過のだるさ、みたいなのの表現については成功しています。が、個人的にはプロセスの側面が結構目立ってしまっていて、多分、上手い人はこれを3行、下手したら一行の比喩に託してしまう。例えば個人的にはスキマスイッチの「君の話」なんかが、結構似た話をついているんですけど、僕はあっちのほうが好きかなと思います。 無論、このやり方でも面白い事は出来ると思うんですが、個人的にはもう一味欲しい、という所の感想が一歩先にたちます。
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