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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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彼方の先端に行ってみても 大切の行方には触れなかった はるばるやってきても 垣間見ることが出来たのは ボールになった僕の転がり ぽつんと一つ そこにいて やっぱりその程度だった あとはとぼとぼと家路を急ぐだけになる どんどん行方から離れて また振り出しの 最初のフラッグへ その位置へ帰っていく 戻ってみると ここだっけなあ 見たことあるような まだ知らない場所のような気がして あのボールのようには ぽつんと一つ とはいかないようだった そこがまるで 大切の行方の 目のなかであるかのように


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作品データ

コメント数 : 2
P V 数 : 878.1
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2018-05-04
コメント日時 2018-06-05
項目全期間(2025/04/16現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
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エンタメ00
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閲覧指数:878.1
2025/04/16 21時48分00秒現在
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    作品に書かれた推薦文

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コメント数(2)
かるべまさひろ
(2018-05-13)

「ぽつんと一つ」で感じる寂しさ?のような気持ちがタイトルになっていて、はっとさせられました。

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まりも
(2018-06-05)

彼方の先端、大切の行方・・・抽象的なものに方向性を持たせるという立ち上がり、夢はその先へはもう行かない、あの美しい詩行に通じるものがあると思いました。 はるばる、かいまみる、微妙な具合に韻を踏むようにリズムや音を揃えていく心地よさ。 「ボールになった僕の転がり/ぽつんと一つ/そこにいて」ぼ、そしてぽ、で連なりながら、そこにいて、まで流していくフレーズ。 口ずさみながら音を定めて行った作品であるような気がしました。 行方、には辿り着かないとしても、淋しさや諦念を感じさせないのは、なんどだってやり直す、という意志が、振り出し、や家路という言葉から感じられるからかもしれません。 「大切の行方の/目のなかであるかのように」このフレーズが、面白い、とも、わかりにくい、とも感じられる部分だと思います。 文脈から行くと、語り手はまるで見知らぬ場所であるかのような、振り出し地点に戻っている。そして、その地点に立っていると、まるで「大切の行方」の目のなかにいる、ような気がしてくる・・・振り出しに戻ってみたら、ここが求めていた憧れの場所、大切の行方、だった、ということ、になるのか・・・。 「大切の行方」に、見つめられている・・・そこから逸れたり、遠ざかっているばかりの自分を、見守っていてくれる目がある、という方向に読めそうな気がするのですが、作者がその意図を強く持っていたのか、どうか・・・そのあたりの決定打が見当たらないのですね。作者自身の迷いの反映かもしれません。

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