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歩く
僕は歩く 遥か前を見つめながら とおい将来に想いを馳せながら 足元の小石を蹴飛ばしながら 少し乱暴に しっかりと大地を踏みしめながら歩く それが僕という人間の生き方 僕はうつむく つま先をよく見て 慎重に 吊り橋を渡るように ときどきしゃがんで 足元を確認して しっかり転ばないようにして歩く それも僕という人間の生き方 僕は空を見上げる 透き通った空に白い雲 何かの動物や食べ物に似ている 鳥が飛んでいる 飛行機が空に線を描いている そうしたものをみつめながら 夢見心地に時を過ごす それも僕という人間の生き方 歩くという行為そのものから 見つかる何かを探している それは 明け方の光に 昼間のまぶしさに 夕焼けの美しさに 月に照らされる闇の奥に どこかに隠されている気がする だから僕は歩く ゆっくりと周りの景色を見渡しながら 落とし物をさがすように 人生における何かを探して
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歩く ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 485.2
お気に入り数: 0
投票数 : 3
ポイント数 : 0
作成日時 2025-04-16
コメント日時 2025-04-19
項目 | 全期間(2025/04/24現在) |
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叙情性 | 0 |
前衛性 | 0 |
可読性 | 0 |
エンタメ | 0 |
技巧 | 0 |
音韻 | 0 |
構成 | 0 |
総合ポイント | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
歩いていると、 いろんなものが目に止まります。 この樹はやまももの樹だ。 紫陽花の季節か。紫陽花も良いものだ。 路端に咲くのはポピーか。アヘンの、云々。 詩という観念上を歩くのも素敵ですが、 実際、歩いてみれば、 何か感動が落ちてるかもしれませんね。 ありがとうございます。
0他人から見れば相反するような側面を、人間は持つものなのだと詩から分かります。 それも自分。 人生という道を散歩して、自らの受け入れられる輝きをゆるりと拾い上げ、自分とは何かを見出す旅をしているのだなと感じました。 柔らかい雰囲気を感じられて好きな詩です。
0歩みの中に、何か特別なもの、今までより自分が良くなれるものを、探そうとされている方の 詩を詠んで、仲間を見つけられたように、ほっとしました。詩人同士の通じ合いと言ったものも、 貴重ですね。
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