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環境
人間によって多くの生き物が絶滅している。 これは自然に反するものと言えるのか。 私は違うと思う。 人間によって多くの生き物が絶滅すること。 これも一つの環境だ。 もし今、大災害が起き、大量絶滅が起こったとしても、それもまた環境。 仮に全ての生き物がリセットされたとしてもそこにあるのはまた新しい環境にすぎない。 「破壊」「異常」「環境破壊」 そうした言葉で語られることが多いが、 本当に反しているものなどない。 今あるもの全てが”環境”である。 今の基準から見ておかしいと感じる環境も、 それは「過去の視点」で見た「当時の環境」にすぎない。 環境は常に変化し、生き物はそれに適応し、変化していく。 そして、生物にとって環境は全てである。 環境がなければ、生き物は存在できない。 だからこそ、環境を操作し、支配する人間は、知らず知らずのうちに、全てを自分の都合で取捨選択しようとしてしまう。 だが、その取捨選択には必ず連鎖が伴う。 ある命を消せば、そこに適応してきた命も消える。 そうした連鎖の果てに、人間自身が消えてしまう可能性もある。 「適応が終わった頃に殺すべきではない」 それは、環境がすでに整った証だからだ。 ただ、そこには”頂点”が移り変わる準備が静かに、しかし確かに進んでいる。 環境とは、ただ「今ここにあるすべて」である。 どんなにそれが異常に見えても、反しているように見えても、 それは常に”正しい”わけでもなく、”あるべき”でもない。 それはただ、在るのだ。
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環境 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 394.2
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2025-04-15
コメント日時 2025-04-16
項目 | 全期間(2025/04/24現在) |
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叙情性 | 0 |
前衛性 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
初めまして。 非常に理路整然と、持論が展開されています。 >「過去の視点」で見た「当時の環境」 ここ、少し解り難いです。 何が「過去」で、何が「当時」なのか。 おそらくは、 「恐竜時代」には、大きな隕石が地球に墜ちて、恐竜がほぼ死んでしまったんだよー的なことだと思うのですが。 七連目の >全てを これは無理があります。 人間が操作できないもの。台風。地震。他にも。 他は、特に問題ないです。 こうした持論を展開するときは、 ひとりよがりにならないよう、注意が必要です。 何度も読み直し、論理的矛盾や論理的破綻が生じないよう、お気をつけ下さいね。 とりわけ「全て」という言葉は、とても危険です。 ありがとうございます。
1内容は、趣旨としては興味深く、 そして同意致します。 私は、もしかして、地球は自我を持っているのではないか? と、思うことがあります。 ありがとうございます。
1素晴らしい。 感動しました。 また来ますね。
1レモンさんへ コメントありがとうございます 曖昧な表現を少しわかりやすく書いたり、全てや絶対など一つに断定するような表現を使うときは注意することが大事ということがわかりました。 ありがとうございます。
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