赫い癌/黑いユーモア - B-REVIEW
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ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

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赫い癌/黑いユーモア    

指標、ダリアの淘汰――、  斥候の壕    馥郁たる花文字の橋梁へ  墨の闇散る歪眞珠様式の 履歴よ! 収斂する 花轍の 重文字 骨格を綯う 華燭‐紡績婦 追悼譜   橄欖的なる自由の御許に 銃挺の歩哨が   重なりながら      罷り附す 結核医の 寵愛たるチアノーゼ色の  靑年は   胸郭に百の鳩巣を飼育する          聖靈群の 癌         : 流刑地にて 廃墟の アパルトメント 「地球」は戦争の函より発火をする 「戦争の歩哨の影」展 「平和の霊柩の光」展 孰れも似たり寄ったりだ 頸切役人と 受刑囚達が 一鎖 ――銘々の後手を攫み―― 歩行している 舞踏病の快癒 死体達の遊技場 競鳩、 競鳩のキネトスコープ天文室 退室の頃には 老婆


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赫い癌/黑いユーモア ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 12
P V 数 : 465.3
お気に入り数: 0
投票数   : 5
ポイント数 : 0

作成日時 2025-04-11
コメント日時 2025-04-15
#現代詩
項目全期間(2025/04/17現在)
叙情性0
前衛性0
可読性0
エンタメ0
技巧0
音韻0
構成0
総合ポイント0
 平均値  中央値 
叙情性00
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合00
閲覧指数:465.3
2025/04/17 00時52分50秒現在
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    作品に書かれた推薦文

赫い癌/黑いユーモア コメントセクション

コメント数(12)
レモン
レモン
作品へ
(2025-04-11)

最初は固くて、乾いた生餅に歯を立てた気分です。 笠張浪人が、きちんと正座して美しい文字の漢文で日記を書いている印象だったのですが、「:」以降、文豪の日記に変化しました。 >退室の頃には >老婆 このように“謎”を残す締めは、とても良いと思います。 この部分が「黑いユーモア」かな?と思います。 面白かったです。 ありがとうございます。

0
黒髪
作品へ
(2025-04-11)

病が記され、取り戻すことの出来ない老いへの、後悔をしている人々を示していると思います。 しかし、そういった悲惨へ、拘泥しつつ抗っている詩人は、心に若さを取り戻していくでしょう。 私がこの詩を読んで思ったのは、「心の若さ、新鮮な時に届こうとする意志」でした。 以下の句が、特に優れていると思いました。 「「地球」は戦争の函より発火をする」

0
相野零次
相野零次
作品へ
(2025-04-12)

恥ずかしながら読める漢字が少なくて意味を掴みとるのが難しいです。老婆は戦争の生き残りでしょうか。意味を取り違えていましたらすいません。

0
三明十種
作品へ
(2025-04-12)

鷹枕可さん、始動ですか!待ってましたよー この詩は、「赤」と「黒」のコントラストを基調に、戦争、病、死、そしてわずかな希望や皮肉が混在する複雑な世界観ですねー黑ひ黑ひ叙情(念)詩となるのですかねー

0
鷹枕可
レモンさんへ
(2025-04-13)

レスポンスを賜り、允に有り難うございます。 傘修繕の甲斐がございました。 基礎は、大事でございますね。

1
鷹枕可
黒髪さんへ
(2025-04-13)

レスポンスを賜り、允に有り難うございます。 極めて即興的に詩作を致しましたものですから、梗概を意識を致してはおりませんでした。 意義を読み得る、と仰られます事は望外の喜びでございます。

0
鷹枕可
相野零次さんへ
(2025-04-13)

レスポンスを賜り、允に有り難うございます。 造語を多用致して居りますので、可読性の低下もむべなるかな、と申し上げたく存じます次第でございます。 少しずつ、可読可能範囲を拡げになられるのも、愉しみが増えますでしょうからよろしいのではないでしょうか。

0
鷹枕可
三明十種さんへ
(2025-04-13)

レスポンスを賜り、允に有り難うございます。 オーケストラ、はラテン語にて艦隊、の意であるとかないとか。 自分には、あの管弦樂團が銃器を構えました軍卒に見えますものですから、妙に合点が行きました次第でございます。 関係の無い話題にて、失礼を致しました。

0
田中宏輔
田中宏輔
作品へ
(2025-04-13)

ちょっとやわらかくなりましたね。

0
積 緋露雪
積 緋露雪
作品へ
(2025-04-13)

どこか明治人の漢文が基礎にある硬質な詩を、例えば北村透谷の詩を読んだ気分になりました。私はこのような書き方の詩が好きです。造語、結構じゃないですか。私には鷹枕可さんの詩が心に伝わってきました。色々な解釈が可能なこの様な詩はどこか俳句にも通ずる、切り詰めに切り詰めた言葉の立ち上がりは素晴らしいと思います。

0
鷹枕可
田中宏輔さんへ
(2025-04-15)

レスポンスを賜り、允に有り難うございます。 如何にお返事をしたなら慶ばれるか、 沈思黙考をすること二日。 素直に歓びますことをご海容くださいませ。 重ね重ね、有り難うございます。

0
鷹枕可
積 緋露雪さんへ
(2025-04-15)

レスポンスを賜り、允に有り難うございます。 「詩経」は通読済みではございますが、「楚辞」は未読の侭、齢を重ねて仕舞いました浅学の徒でございます。 如何にか、錚錚たる古典と現代詩学の拮抗の、聊かの一助とも為れましたなら幸いにも存じ上げます次第でございます。 造語は、 或る種の偶然性と、「それ」が「そこ」へ新しく配置され得る必然性が合致します場合、最大限の詩歌の骨髄と為り得る様な感触がございます。

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