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春譜
見上げた空は まだ春の嘘を抱えていた もし、僕が知らない場所で君と出会っていたら この景色もまた違う顔をしていただろう 音符が旋律を紡ぐように 君を好きになっていった 迷子の孤独やひそやかな涙が その旋律に馴染んでしまうから 何の変哲もない日々 奇跡みたいな安らぎが ただそこにあればいいんだ 、と どうせこの街は気まぐれに色を変える 僕らの歩調だけが合っていればそれでいい 幸せって触れた手の指先が語る温度みたいだ 時折すれ違う日だって来るけれど そのたびに君をもっと知れると想う 笑えない夜があるなら 笑える朝に変えればいい 悲しみさえも一部 言葉にならない感情は 心の深くで響き合い それは春の風を裂いて 一斉に輝き始める ここにある鼓動 教えてくれる 君と並んで歩く限り 春の嘘も 僕たちの愛を引き立てる風景になるだけ
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春譜 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 348.9
お気に入り数: 1
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2025-04-07
コメント日時 2025-04-11
項目 | 全期間(2025/04/13現在) |
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叙情性 | 0 |
前衛性 | 0 |
可読性 | 0 |
エンタメ | 0 |
技巧 | 0 |
音韻 | 0 |
構成 | 0 |
総合ポイント | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
>春の嘘 とても印象的で興味深い一言です。 私ならば、「春の嘘」とピピッときてから詩を書き始めます。 >春の嘘 夏みたいな陽気の春というより、 ここんとこの冬に逆戻りしたような寒空に思えます。 情熱を含んだ暖かな愛ですね。 組み立て方も申し分ないです。 少し違和感があるのは >ここにある鼓動 >教えてくれる の部分なのですが、 敢えて凡庸さを強調されたのでしょうか? それとも、「鼓動」が「春譜」というタイトルに関わってくるのでしょうか? ラストの1行が、収めるように失速している感じが勿体無いと思います。 ありがとうございます。
1あまりにも優しい文章で、春の匂いが包み込んでいるみたいです。 爽やかな切なさもあって、明確に書かれていない“僕ら”がどんな関係なのか、気になりました。
1どこまでも優しく、どこまでも深い愛を感じました。 人が生きてるだけでもう奇跡で、それが2人になって、毎日違う音を紡いで。 どんなにこんがらがっても、心の一番根っこで刻んでいるものは、きっとずっと一緒なんだろうな。 と、胸が温かくなる思いがしました。
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