加速する道
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ヴィタミン
生産性を失った不等号に秩序はない ちぎれてゆく線を無理にむすんでできたのは、ほどけない故意だ それを慈愛の目で蹂躙して、好奇の意で嬲ってせせら笑う 甘いような背徳はごめんなさいと嘲った 生臭い勘定で数えた数字はひとつ、ふたつ、みっつと肥えていつか弾ける ゆめ、という水で濁せない苦言は握りつぶして塵にして こぼれだす欲さえ目を背くほど醜悪で猥雑な感情に飲み込まれて窒息する 腐敗と自嘲する心根は軽口も歪めて曲げてきれいに畳んで 抜け出せない世界に閉じ込められて閉じこもって、共食いを始めてしまう 跳ねる心臓だけがどうしようもない真実でそこにあって 疼く不可視は縛り付けるだけでも愉悦と喘ぐ ぜんぶがうそなのに、ぜんぶが愛おしくて仕方ないのは うそがうそのままそこにいるからだ
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ヴィタミン ポイントセクション
作品データ
コメント数 ： 1
Ｐ Ｖ 数 ： 179.1
お気に入り数： 0
投票数 ： 1
ポイント数 ： 0
作成日時 2025-03-29
コメント日時 2025-03-29
Ｐ Ｖ 数 ： 179.1
お気に入り数： 0
投票数 ： 1
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作成日時 2025-03-29
コメント日時 2025-03-29
#現代詩
| 項目 | 全期間（2025/04/07現在） |
|---|---|
| 叙情性 | 0 |
| 前衛性 | 0 |
| 可読性 | 0 |
| エンタメ | 0 |
| 技巧 | 0 |
| 音韻 | 0 |
| 構成 | 0 |
| 総合ポイント | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
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- 作品に書かれた推薦文
ヴィタミン コメントセクション
コメント数（1）
こんばんは。 とても、巧いなと思います。 >ぜんぶがうそなのに、ぜんぶが愛おしくて仕方ないのは >うそがうそのままそこにいるからだ ここに着地させる為に、 それまでの醜悪さや生臭さが活きています。 ひらがなで、柔らかく >愛おしくて この部分のみが効果的に鮮明です。 嘘だからと言って、真実ではない。 とはならないのではないかな？と思います。 ありがとうございます。
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