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手
墓に続く荒くて急な坂を登っていると、去年の光景が思い出される。 あぁ。去年も正月に、こうして家族でお参りに来たなぁ。 今年はいつもより少し寒さが和らいでいる気がする。 去年はここでつまづいたんだよなぁ。なんて。 そんな時にふと、左手に意識がいく。 危ないからと、咄嗟に握ったままつなぎっぱなしの我が子の手。 凹凸がなく、ふんわりとした小さな手。 毎日繋いでいるはずの手が、いつもよりなんだかあたたかい。 こんなに大きかったかと少し驚く。 いつもはどんなふうに握っていたっけ。 自分はこの子の何を見ていたかな。 墓参りが教えてくれた。 親である慢心を。
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手 ポイントセクション
作品データ
コメント数 ： 3
Ｐ Ｖ 数 ： 468.6
お気に入り数： 0
投票数 ： 3
ポイント数 ： 0
作成日時 2025-03-23
コメント日時 2025-03-24
Ｐ Ｖ 数 ： 468.6
お気に入り数： 0
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作成日時 2025-03-23
コメント日時 2025-03-24
#現代詩
| 項目 | 全期間(2025/04/07現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
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- 作品に書かれた推薦文
手 コメントセクション
コメント数（3）
おはようございます。 ああ、とても長閑だし、暖かくて良いなと思いながら拝読し、 最後の二行。 はっきり言って怖いです。 さっきまで笑ってた親が、 いきなり怒った印象です。 そうなると、 タイトルの｢手｣まで、怖くなる。 最後の二行。 もう少し、穏やかな優しい表現に変えて貰いたいな、と思いました。 ありがとうございます。
1B-REVIEW初で素敵な作品に出逢いました。ありがとうございます!
1B-REVIEW初です。とても素敵ですね!
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