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"自由"という"虚無"
自由とは何か。 それは枷のない世界か、意志の赴くままに歩める道か。 ならば問おう、どこに枷がない? 何も縛るものがない場所とは、すなわち虚無ではないのか? 生まれ落ちたその瞬間に、名を与えられ、言葉を教え込まれ、 社会の歯車としての役割を刻まれる。 それを「生きる」と言うのなら、 人は皆、自由という名の牢獄に囚われているのではないか。 しかし、もしすべての鎖を断ち切ったなら? 名を捨て、言葉を捨て、己をも捨て、 ただ無の中に漂うだけの存在になったなら? そこに「自由」はあるのか? それとも、何者でもないという恐怖に喰われ、 自ら鎖を求めるのか? 自由とは、ただの幻か。 それとも、何もないことを受け入れる覚悟か。 もし後者だとすれば、 自由とは、虚無に溶ける勇気を持つことなのかもしれない。
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"自由"という"虚無" ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 480.7
お気に入り数: 0
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2025-03-20
コメント日時 2025-03-21
項目 | 全期間(2025/04/07現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
初めまして。 私の考える「自由」とは、 「選択の余地がある」ことです。 「選択の余地」は多ければ多いほど、良いです。 ありがとうございます。
0赤ん坊が胎児だった時、母親の体内に包まれている時にとても心良さを感じているそうです。 そして出てくるとその心良きから解放され、悲鳴をあげる。自由や原生林に解き放たれるような体験というのは心良きからいでるという面もあるように思いますね。 そうすると自由が嫌で、皆人工空間を心良きと思うから、縛られることを望んでいるとも言えるのではないか? なにを持って自由とするかも考えようですね。得るものが得たいだけ得られる。しかし快感情だけ得られる人生というのは一生美味しいジュースが甘いと思い酔いしれるようなもので、格好悪いじゃないですか? 他人を打ちまかし続けるような人生嫌だと思うから、お得を避けて礼を重んじ他人に頭を下げていく姿を成長ともいい大人ともいうわけで、長い眼で見た時に名誉欲とか、人間的な欲を選んでいるのかも知れないし、選択の自由の中に人間性が見えると言えますよね。 自由が圧倒的にいいとか、それは自由主義の時代の中にあっては、そう思い込まされているところもあるかも知れない。主義を疑うという視点は大事ですね。 >人は皆、自由という名の牢獄に囚われているのではないか。 これは有名な哲学者の言葉をアレンジなく使用しているように思えるため、ものを書く人間としてオリジナリティにはもう少し拘った方がいいかも知れません。
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