爆弾‐或昨日 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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爆弾‐或昨日    

時は来たのだ、 クレムリンへ爆弾を投じ、 サヴィンコフの亡骸に続く、 今、 われわれ個人が われわれ個人自身の 国家運営機関であり 国家最高責任者である、 議事堂は神経麻痺を来し 国家元首の咽喉は縊られた、 独裁者の悪は審らかとなり、 喩え その咽喉が 歴史的正統性を陳述しようとも、 経済的、軍事的優越性を捲し立てようとも、 その傲りは 激流のただなかに揉まれゆく一片の枯葉にすら過ぎないであろう、 甦れ、 諸君1人1人が 諸君1人1人の 脚となり 腕となり、 胸となり、 脳となり、 自分自身の独立を庇護し、立ち上がる時が来たのだ、 喧伝者の声に惑わされるな、 総ての甘い蜜を否認せよ、 それは 口には甘く 腹には猛毒である、 敵の敵となれ、 伴の伴となれ、 誰よりも、自分自身の声を疑え、 そして、自身の正義の正統性に懐疑的であれ、 自分は、自分自身の声を何よりも恐れている、 それは、自分自身が自分自身を写し出す 何よりも正確な鏡であり、 何よりも正確な時計であるからだ、 自身を統制せよ、 自身を投獄せよ、 歴史的季節の終焉は過ぎた、 この刻一刻が諸君に捧げる追悼譜である、


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爆弾‐或昨日 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 6
P V 数 : 335.2
お気に入り数: 0
投票数   : 2
ポイント数 : 0

作成日時 2025-03-19
コメント日時 2025-03-20
項目全期間(2025/04/07現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
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閲覧指数:335.2
2025/04/07 03時24分41秒現在
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    作品に書かれた推薦文

爆弾‐或昨日 コメントセクション

コメント数(6)
レモン
レモン
作品へ
(2025-03-19)

こんばんは。 勇敢な鼓舞ですが、 だけど、時すでに遅かったのですね。 ありがとうございます。

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三明十種
作品へ
(2025-03-19)

黄色のキャンパスに赤絵の具塗りたくって、まだ乾かないうちに黒絵の具重ね塗りたくるトロツキストぢゃなくて大杉某然り、鷹枕可版「我が闘争」書いちゃえばええんですよー社会思想的なものはどう詩領域まで持っていけるかが書き手力量なんだと考えますが、それは時間が判断してくれますよー(自分を)奮い起たさなければね!この路線貫いてゆくべきです。無責任な僕の言い様ですけどね。詩風全く違う僕が云うのもお門違いですけどねー右だ左だ俺が上だ御前が下だゆーてるより、何処吹く風の春のからっ風でありたいですよねー2025(皇紀何年か存じ上げませんが)まじやばいかもしんないよね。詩なんか綴ってるばやいじゃないかもね、僕は綴るけどね。変なコメントで申し訳ない。

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田代ひなの
田代ひなの
作品へ
(2025-03-19)

古き歴史の闇を感じる作品ですね。 鷹枕可様の前作、「1945年8月/チョコレートと忘却」を思い出しました。

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鷹枕可
レモンさんへ
(2025-03-20)

レスポンスを賜り、允に有り難うございます。 私達の警鐘は必ず、手遅れであり、 歴史的「惨禍」は幾度も繰り返されてきたのでございましょう。 重ねて、感謝をさせて頂きたく存じ上げます。

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鷹枕可
三明十種さんへ
(2025-03-20)

レスポンスを賜り、允に有り難うございます。 アドルフ・ヒトラーの辞を、意識させて頂きつつ、演説調に拠りまして記述をさせて頂きました。 今、「独裁者」の声調に基づき「独裁者批判」を起草させて頂きます事は、 中々に「倫理コード」の制限、境界域を掠め、或は逸脱して仕舞います危険性を孕みますので、スリリングな心境ではございました。 「財務省解体デモ」、昨今その様な事案がございましたが、 自身の知悉致します限りに於きましては彼等群衆は「思想なき群」であり、「盲目の暴徒」でしかございません。 彼等には、歴史と謂う――自身の――行動の顛末の記録を、教え込む必要性がございますでしょう。 若しや、明日は昨日の様に、未来は過去の様にその存在を致しますならば。 余計事の程を、失礼致しました。

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鷹枕可
田代ひなのさんへ
(2025-03-20)

レスポンスを賜り、允に有り難うございます。 西洋美術に於ける明暗法が――、暗闇の一室のただなかに於きまして、始めてその光を表現する事が適いました様に、 われわれの歴史の「光」も、暗部に拠り、顕ち上がるものである、とも考えられましょう。

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