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喉をほどく
喉をほどく ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 953.9
お気に入り数: 0
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2025-03-17
コメント日時 2025-03-26
項目 | 全期間(2025/04/07現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
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エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
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技巧 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
こんにちは。 >山羊の鞣した皮で喉を塞いだ から、 >喉を塞ぐ皮膜をそっとほどけば までは、喉を塞いだ息苦しさから、尚も漏れるものの記述で、 >喉を塞ぐ皮膜をそっとほどけば 以降は、 喉が自由に放たれた美しさを描いていると、読みました。 とても理知的で機械的な雰囲気さえあるのですが、 どんどん表現が人間臭くなってきて、 >喉を塞ぐ皮膜をそっとほどけば からは、見事に解き放たれた自由を描いているように思います。 鳥の描写が素敵です。 ありがとうございます。
1コメントいただきありがとうございます。 鳥の描写はいつも迷うので、褒めていただき嬉しく思います。
0一言でいうと 「踏みとどまる」と「文(言葉)を留まる」といったイメージを持ちました。「老いる、と呼ぶならば結局」「老いているようでまだ青い」と言い聞かせつつ、こうして言葉として「軋むように喉を鳴らす」こうして文留フミトドまる、「言葉より速く、触れるより浅く」時間は流れ、形を変えるいまこのあいだも、書いたり消したりしながら。「ただ指先でなぞる」ここまで。転じて「一羽の鳥が飛び立った」とある。なぜかはわからない。わからないけれどきっとそれは偶然だ、そして必然であったと思う。きっかけに疑問はない、ただ「置き去りにされた羽根が」振り返らずに「静かに呼吸している」一つ一つその感触を確かめながら、感覚を取り戻していく。「喉を塞ぐ皮膜をそっとほどけば」ときにいまに身を委ねるように「風にのせた声が溢れ出し」「遠く、霞んだ方角へ」導かれる。この流れは、「朱雀の方位に、太陽は動き出す」まるで詩そのものが生きているように話者を導く「爪先の青さをまだ宿したまま」まだ腐っていない、この青さのまま、今この瞬間を「羽撃きの残響に耳を澄ませる」詩の声を探し続けている。 私がこの詩を読むと老いというよりも、出尽くした干からびたといったかんじ。そうダイレクトに染み込んで喉潤ったんで、こう自分ダダ漏れで吐き出してしまいましたとさ
2かっこいい作品と思う反面、本作を一読させて頂いて感じたのは、表題と本文がうまく頭の中で結びつかなかったということでした。なんだろう、『喉をほどく』という表題からイメージする想像と、本文がそれよりもずっと上空に漂っているような、そんな感想を持ちました。余談ですが、喉をほどくという言葉(かっこいい!)から想像したのは、なぜか空也上人立像なんですよね。日本史の教科書とかにも多分載っている不思議な像。それくらい、瞬きも忘れてじっと世界に入り込むような、そんな雰囲気をまとった作品だと思いました。
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