鼓動がひとつ失われると
今という時がどうか尋ねたくなる
聞こえる声も止まってしまうなら
砂が浮く事を私は望まない
運命のままに生きる我々は
どうしても先を急いでしまう
陽炎の様に揺れたキャラバンは
私とは逆の方向へ進むようだ
昔昔に築かれた城壁は
今も誰かを守るのだろうか
夜中の砂漠を星が見守ってる
遠い昔の魂かな
この両手で大きな愛は貰えないと歌うけれど
他の人の唄に縛られて生きるなら両手は自由のまま生きてたい
砂漠に咲いた一輪の花を唄った唄よりも
踏み躙られた名も無き花へ向けて唄われた唄それだけを望んでいる
記憶だけが頼りなら
望まない記憶も持たねばならない
何度もそれを捨てようとして
手放すのが容易くないと知る
「貴方が望まない世界に生まれても
誰かがそれを望んでいるよ」
私には似合わない血まみれの綺麗事
それでも何故か捨てられない
もしこの広大な惑星が生まれ変わるならば
その世界ではどうか幸福と言う言葉が存在しないで欲しいと願うだろう
道端に咲いた汚れた花を忘れない唄を
明日に繋ぐ為に何度でも繰り返すこの青い灯火が終わるまで
この両手で大きな愛は貰えないと歌うけれど
自分は恐らく一つだけの魂だ空っぽの両手で悪くないだろう
砂漠に咲いた一輪の花を唄った唄よりも
踏み躙られた名も無き花へ向けて唄われた唄だけを歌ってくだから生きている
もしこの広大な惑星が生まれ変わるならば
その世界ではどうか不幸と言う言葉が存在しないでと願うばかりで
道端に咲いた汚れた花を忘れない唄を
明日に繋ぐ為何億回繰り返すこの青い魂が終わるまで
君が今好きな唄を
忘れるなどんな時も
君が今泣いている事を
忘れない極寒の果て
君が今好きな唄を
連れて行け何処までも
君が今泣いている事を
忘れないまた笑えるまで
初めまして。 佳い詩です。 >踏み躙られた名も無き花へ向けて唄われた唄それだけを望んでいる ここのリフレインが、特に好きです。 ありがとうございます。
1ありがとうございます これからも精一杯詩を作っていこうと思います
14連の「他の人の唄に縛られて生きるなら両手は自由のまま生きてたい」にすごく共感します。 自分の詩が他人に批判されて他人の望む詩になるぐらいなら、自分らしい詩をずっと追求して書いていきたい。 世間に踏み躙られ、ひしゃげた魂を持ちながら、自分なりの詩を謳ってゆきたいですね。
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