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余白に。
時々 木々のざわめきや、風の音 空の青さや、鳥や虫の声や、 静けさが、とても怖ろしくて カーテンを閉じて そのまま闇の中に包まってしまうのです。 あの時 あなたの声が 純粋に人を愛そうとしていたので 受け止められず 戸惑うままに あなたを怖れ、排除したのです。 時々あなたが夢の中に現れますが その時 わたしは自分の愚かさを補填するように あなたに許される夢を見ます。 その日、目覚めると わたしは体中に蛆蟲が湧いてくるような違和感に うなされます。 僕はわからないのです。 闇が、安らぎと恐怖を 交互にわたしに覆い被せて来るのですが。 これはわたしがいけないのでしょうか? 自由なふりをした孤独。 絆のふりをした依存。 すべて空回りなのでしょうか? 自分の中にある空白が 答えを求めて彷徨っている事が 繋がる場所は何処かにあるのでしょうか? 人を悲しませる度に 「仕方なかったのだ」とか 「自分も傷ついているのだ」 等と言ってみます。 実はそれを口にした瞬間が 本当に自分自身を傷つけた時なのですが それを誰とも共有する事は出来ません。 実はわたしは、誰でもないのですが 取り合えずはわたしです 今の所わたしですが 矢張りわたしは、実はわたしではなく 何者でもないのです。 敬具。
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余白に。 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 227.0
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2025-03-02
コメント日時 2025-03-02
項目 | 全期間(2025/04/14現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
二度目まして。 >自由なふりをした孤独。 >絆のふりをした依存。 >すべて空回りなのでしょうか? >自分の中にある空白が >答えを求めて彷徨っている事が >繋がる場所は何処かにあるのでしょうか? 私は「そんな場所があるのかどうか解らない。」とお答えしますが、 これだけ頭の良い人々が揃っているので、 誰か答えを知ってるかもしれません。 「余白に」→敬具。でしたっけ?私の記憶では、草々。ですが。 ありがとうございます。
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