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じゅうねんまえ親しかった女の じゅうねんまえの姿に よく似た、女をみた 最近の彼女はずいぶん 太っていると 共通の知人が云う その晩、 じゅうねんまえの姿で 彼女がいた じゅうねんまえの調子で 歩きながら話した 内容、 思い出せないがきっと このじゅうねんかんのこと だったと、おもう ガラス張りのエレベーター 何階へいくのか、隣の ビルを超え ふっと 青空がふくらむ はるの空だった じゅうねんまえのはるか ことしのはるか どうしても気にかかり あらゆる空に 多少、過敏になる
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作品データ
P V 数 : 1055.5
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-03-05
コメント日時 2018-03-07
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
毎度投稿ありがとうございます。完備さんの過去作品を振り返りますとquasi-が一番好きです。阪急電車のやつ。それと比較しますと本作は失礼ながらあまりキュンとする切なさがなかったです。完備さんという作者の作風が私の中で既にあるからなのかもしれませんが。逆に完備さんという作者の文脈を前提とすれば極私的な背景がある作品として切なさが伝わってくるところもあるのですが。と、コメント書きながら思い直してもう一度読んでみたら、ひらがなで書かれたじゅうねんが、なんか、切なく読めてしまいました。
0しばらくB-REVIEWでコメントする気はなかったんだが、いかいか氏はある意味で特別なので一応返信しておく。まず、読んでくれてありがとう。 この作品のようなくっきりとしたストーリーがある作品を量産する能力は私にはない。ストーリーをつぎからつぎへと思い付くほどの才能はないし、ストーリーになるほど面白い経験を繰り返しているほど人生が豊かでもないからだ。この作品が「よくある上品な詩」や「小さく綺麗に纏め」たものに読まれであろうことは重々承知だが、私の言葉への拘りに則って書いているつもりではある。なかなか伝わらないだろうしそもそも意味のない拘りなのかもしれないが、詩に何かを賭けている人生でもないからそれでいい。
0こんばんは、よろしくおねがいします。 恐いですね 「彼女はずいぶん 太っている」 行を空けて「太っている」を出されるとそこがあたかも強調されているかのごとく映り 恐怖感をそそります この短い詩の中に女性の恐怖感を煽るワードが散りばめられ げに恐ろしい、身に覚え有り、けっこう気にしているからこそ刺さりました。
0なんというか、いいな、と。なんかゴチャゴチャ書く前に、いいなと思いました。
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