ポエトリー的真如 - B-REVIEW
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ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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ポエトリー的真如    

私の手を逃れて行く鳥よ どこへ行くのか教えてくれ 世界の輝き君の笑顔 私に対して 笑顔と声を曇らせる 私は無理を言っている 承知の上だ 君が歌うと 世界は安らぐ 究極の安寧へ 世界を導く 私は光を 取り戻した眼ですべてを見たい 飛ぶ鳥に跡はない 後を追うことは出来ない 帰巣本能に従い帰って来るときを待ち望んでいる ここへ帰って来い 憧れの鳥よ 私は全てを治しつくし 輝く明日と未来がずっと続くと知った 完全性を望むのは悪いことじゃない 本来の形に戻らねば 完成させて 提示しなければ 即ち全ての存在に向けて 本来あるべき姿を 見せなければ 私にはそう思える そしてその思いに従う 光が光に追いつくとき すべての時間が無限になる 光にとって時間はゼロであり 瞬間しかないのだから ゼロとゼロのつばぜり合いは 揺らぐ剣先で探る 打ち込みが始まらない剣道の試合 足の指でにじり寄って 打ち込む瞬間に全緊張をかける 無の境地がそこにある 剣とは無なり 己と相手の区別がなくなり 剣の道は殺さぬ道なり 活人剣の免許皆伝 光に追いつく光とは 本来あるべき光の姿 宇宙の開闢から予定されていた 唯一の事象 予定調和に従って すべてが運行されてきた いつか究極の瞬間に やがては起こる自発的な対称の破れ 時間は空間を飛び越えて インフレーションが起こる 方向持たないスカラー場は 空間による差別をしない 予定されていたもの全てが実現するだろう 愛は光の速さに達し 無限の時間の中で際限なく生起するだろう その莫大なエネルギーは すべての存在を変えてしまうだろう 地球人類は宇宙全体において中心的存在へと変わる その予感が 弦を震えさせている 震えるうさぎが 命の限りに生きている その有限な命が 無限へと開かれるときが もうすぐやってくる 葉物野菜を食べるよね うさぎはおいしいのかな 私にはまだその味の良さがよく分からないよ 私に教えてうさぎさん その味がどれくらいの喜びなのかを 味の宇宙が脳髄の中に開ける 犠牲になったものたちが輪廻の中から抜け出る すべての輪廻が解き放たれる そのとき全てが正しく置き直される 六道は廻りつづけて 今において幸福を目指す この世の業とあの世の業は 補完し合って 罪を補償していく 私の犯した罪よ それゆえに結ばれる 食べることも食べられることも 愛の表現だった お互いに食べることがなければ生きられないのだ 従って捕食は最も基本的な本能である 仕方なしに食べた 罪の味を味わった お母さんの用意してくれた 食事を食べて嬉しいな 愛を込めた料理は 原罪を彩った 光のエネルギーは 無傷害を告げる 無傷害を守れば 生かしていただける 貪ってはならない 涙と共に食したパンの味に 人生を本当に味わう 悲しみに暮れる涙は どうしても必要だったのだ 時には限りがない 歌うアリアは最高度の抽象度で展開される 時の歌を歌うならば 人類は感情に総毛立って やがて歌い手の声に 救いを聞くだろう 玉音放送を聞いた国民のような 気持ちになって やっと戦いも終結か 長いこと兵役が続いたな 負けても勝っても戦争なんてするもんじゃないな 悲痛と喜びの交響曲がクライマックスに達する 見られることによって伝わった 苦しみと喜びは 和音のハーモニーで感情をはぐくみ育てる 見ることと聞くことが 言語の基本だ やがては終わる音楽も 記憶の中に確かに響いた 私が愛の名前を口にしたとき 福楽に至るという予定がすでに立っていた 愛の光は地球全体を覆う 夜と昼 影と光の物語 存在は空である 問えば全ての問題に答えは与えられる 柔らかな思考で立ち向かえ 表せなかったことが 時代に従って表せられるようになる たとえそれが今までの原理に反していたとしても 滑稽味が 問いに新たな力を与える 時には笑え 悲惨を笑いのめして生きて行け 挑戦に対してはより強い試練が与えられる それを踏み越えて人は知ろうとする 毒の味に陶酔していたころはもう過ぎ去った 毒を排して健康になる 貪瞋痴の三毒は 心を覆う煩悩になり 生命の全ては苦しみにあえいでいた 何をしても苦しい 誰か助けてくれ ロゼッタストーンを解読して エジプトの死者の書を読み込めば 永遠の命が祝されていると分かるだろう 鳴る鐘は煩悩を払う タブーが知られることにより より一層人々がしてはいけないということが浮き彫りになる すべてのタブーの悲劇の中で コロスは警告を悲しく荘厳に歌った 慈悲の響きがディオニソス劇場を包む オイディプスコンプレックス エレクトラコンプレックス 舌切り雀 竜宮城 すべての物語が歌っている 新しい物語を私も歌おう 無意識のダイナミクスが 家族となるべき人との間で 過去世において 秘密の契約を結んでいたのだ 私は誓約に忠実だ 私の迎えるべき人を迎えねばならない すべてをうべない 般若で五蘊を空と見て 一切の苦しみを度さんとして 最後の炎が燃えている その炎を吹き消せ 誕生日のケーキのろうそくを吹き消すように 心に残ったキャンドルの灯り 醒めない夢の中に見ている あなたの瞳にそっと乾杯 試合の結果は判定不能 パルプンテ大会のような混乱を極め 無限極まる愛の下で すべての秩序が回復していく 死ぬ前に命を燃やし尽くせ 己の使命を身に受けて いいことをすればよくなるんだ 命の限りいいことを 続けることしか私はしない あなたがもう十分と言っても 私はやめない 光が極点を越えて輝き始める まだストーリーは始まったばかり


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ポエトリー的真如 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 10
P V 数 : 652.8
お気に入り数: 0
投票数   : 1
ポイント数 : 0

作成日時 2025-03-01
コメント日時 2025-03-08
#現代詩
項目全期間(2025/04/10現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
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叙情性00
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 エンタメ00
技巧00
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構成00
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閲覧指数:652.8
2025/04/10 10時45分48秒現在
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    作品に書かれた推薦文

ポエトリー的真如 コメントセクション

コメント数(10)
レモン
レモン
作品へ
(2025-03-01)

こんにちは。 予定が全て変わってしまったのです。 夫が結婚相手に望んでいた女性が、実家に帰り、みんなラインでしか繋がってなかったので、対話が不可能となりました。 私は夫と友達夫婦として共に暮らすでしょう。 それでも、夫は、私のいのちの源てある方を、愛し続けても良いと理解してくれました。 だから、私は愛の詩を書き続けられます。 ありがとうございます。

1
レモン
レモン
作品へ
(2025-03-01)

この詩にこの歌を捧げたいと思います。 「飛ぶ鳥は帰る場所がなければどこにもいけない」 https://youtu.be/WPl10ZrhCtk?si=iPBjOzw8rAmnayQ6

1
黒髪
レモンさんへ
(2025-03-02)

歌をありがとうございます。 様々なことがありますが、くじけないで頑張ってください。虚飾の中に飾らぬ真実を。 貫き通すべきものは、貫き通し続けなければいけないと思います。

1
レモン
レモン
黒髪さんへ
(2025-03-02)

ありがとうございます。 勇気がでます。 いつもお世話になりっぱなしで、ごめんなさい。 重ね重ね、ありがとうございます。

1
C.
C.
作品へ
(2025-03-07)

とても強い意志を感じます パルプンテ大会、観戦してみたいです

1
黒髪
C.さんへ
(2025-03-08)

私の意思は、やや強引なほどに強いと思います。尽きせぬ想いに突き動かされ、 私自身が駆動されるのです。パルプンテ大会は、『ドラクエ四コママンガ劇場』を 読んでもらえば、読めますよ。ありがとうございます。

0
田中宏輔
田中宏輔
作品へ
(2025-03-08)

出だしがいいですね。

1
黒髪
田中宏輔さんへ
(2025-03-08)

他の方にもそう言われました。全体的によくなるよう頑張りたいと思います。

0
レモン
レモン
黒髪さんへ
(2025-03-08)

そうですね… コメントの始まりの結果をお伝え致します。 私は、夫を木っ端微塵に噛み砕いても、 どうしても、私自身の為に、私自身の自由が欲しかったので、 自由を勝ち取りました。 私は善なるものではあり得ません。 私は自分自身を愛するために、悪なる力をも行使することを躊躇いません。 私は善をも、悪をも持つもの、 「人間」として、 生きて参ります。 お世話になりました。 ありがとうございます。

0
レモン
レモン
作品へ
(2025-03-08)

>私の迎えるべき人を迎えねばならない 「ねばならない」という義務感で迎えられる人を、 気の毒だと思います。 では、失礼致します。

0
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