凍る街 - B-REVIEW
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凍る街    

冬に春が混じりはじめて 雪なのか雨なのかわからない 崩れそうな水晶たちが 纏うもののない樹々に 雫を羅列していく 陰鬱な曇天を反射してくすむ涙は 街のさざめきでふるえている 小さなオルゴールは霧の帳を放ち 街を閉じ込める かためられた時の中 濃い青で染まる エチルアルコールの香り 冬と春の狭間 永遠を眠る



凍る街 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 13
P V 数 : 844.9
お気に入り数: 0
投票数   : 1
ポイント数 : 0

作成日時 2025-02-25
コメント日時 2025-03-13
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/10現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント00
 平均値  中央値 
叙情性00
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
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閲覧指数:844.9
2025/04/10 14時03分27秒現在
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    作品に書かれた推薦文

凍る街 コメントセクション

コメント数(13)
レモン
レモン
作品へ
(2025-02-25)

初めまして。 小さなオルゴールが鍵だと思いました。 永遠に眠りたいなら、 オルゴールをそのままに。 眠ることに飽きて、起きたくなれば、 オルゴールを壊せばよいのではないか、 と思いました。 ありがとうございます。

1
白川 山雨人
レモンさんへ
(2025-03-04)

はじめまして。 そうかもしれないと思いました。 小さなオルゴールとはなんなのか、 考えてみることができました。 コメント、ありがとうございます。

1
メルモsアラガイs
メルモsアラガイs
作品へ
(2025-03-04)

拝見しました。そうですね。いい情景だと思う。しかしくすむ涙は、この涙という表現で早々と情景にピリオドをつけてしまった。そして~霧の帳を放ち街を閉じ込める~霧の帳を放ち街を閉じ込めるのは水滴ではないのか。音をイメージに結びつけたいのならば、例えば森の木々から零れ落ちる滴が葉を穿ちそうしてわたしの胸に響く音は街を閉じ込める。のようなイメージ。レモンさんが疑義的なコメントをされているように、~小さなオルゴールではそのイメージから逸脱感に彷徨いちょっと浮いてるのかな、と感じます。

2
白川 山雨人
メルモsアラガイsさんへ
(2025-03-04)

ありがとうございます。 「涙」は確かに、ピリオド的な雰囲気があるかもしれないと思いました。 >霧の帳を放ち街を閉じ込めるのは水滴ではないのか。 そうですそうです。水滴(雫)→ふるえる涙→小さなオルゴール、と連想を進めたので、私としては小さなオルゴールは水滴でもありました。オルゴールの微細なふるえと、オルゴールも涙も、「閉じ込める」、につながっていくというイメージがこのような展開にした理由かなと思います。しかし、「オルゴール」の表現は、ちょっと浮いてる印象なのですね。 丁寧に読んでくださり、ありがとうございます。

1
白川 山雨人
メルモsアラガイsさんへ
(2025-03-04)

ありがとうございます。 「涙」は確かに、ピリオド的な雰囲気があるかもしれないと思いました。 >霧の帳を放ち街を閉じ込めるのは水滴ではないのか。 そうですそうです。水滴(雫)→ふるえる涙→小さなオルゴール、と連想を進めたので、私としては小さなオルゴールは水滴でもありました。オルゴールの微細なふるえと、オルゴールも涙も、「閉じ込める」、につながっていくというイメージがこのような展開にした理由かなと思います。しかし、「オルゴール」の表現は、ちょっと浮いてる印象なのですね。 丁寧に読んでくださり、ありがとうございます。

0
白川 山雨人
メルモsアラガイsさんへ
(2025-03-04)

ありがとうございます。 「涙」は確かに、ピリオド的な雰囲気があるかもしれないと思いました。 >霧の帳を放ち街を閉じ込めるのは水滴ではないのか。 そうですそうです。水滴(雫)→ふるえる涙→小さなオルゴール、と連想を進めたので、私としては小さなオルゴールは水滴でもありました。オルゴールの微細なふるえと、オルゴールも涙も、「閉じ込める」、につながっていくというイメージがこのような展開にした理由かなと思います。しかし、「オルゴール」の表現は、ちょっと浮いてる印象なのですね。 丁寧に読んでくださり、ありがとうございます。

0
白川 山雨人
作品へ
(2025-03-05)

すみません、何故か、コメントが三連投されてしまいました。

1
黒髪
作品へ
(2025-03-05)

全体的にいいと思うのですが、 以下の個所がとてもいいと思いました。 「陰鬱な曇天を反射してくすむ涙は 街のさざめきでふるえている」 全体的に、美しい情景を思い浮かべられます。 儚い言葉たちが震えながら冬を演出していき、人は自分の境遇も忘れてしまうでしょう。 「永遠を眠る」の個所が、少しだけ引っ掛かりました。

2
テイムラー隆一
テイムラー隆一
作品へ
(2025-03-12)

>小さなオルゴールは霧の帳を放ち この表現がなんか好きに思えた。 こういったのを僕も参考にしていきたい……。

2
エイクピア
作品へ
(2025-03-12)

冬と夏の間であれば、春があると断言できるのですが、冬と春の狭間には何があるのか。この詩の深い命題だと思いました。

2
白川 山雨人
黒髪さんへ
(2025-03-13)

ありがとうございます。 嬉しく読みました。 「永遠を眠る」の「永遠」は、詩ではあまり使いたくない言葉でしたが、ここではあえて使ってみました。あまりにも色んなところで色んな人が使う言葉だから、「永遠」さんの価値はだいぶ下落しているように思いますが、「永遠」という言葉ができたころは、それはそれは輝くスターのような言葉だったのだろうかななんて思いました。

1
白川 山雨人
テイムラー隆一さんへ
(2025-03-13)

ありがとうございます。 もったいないお言葉いただきまして、恐れ入ります。嬉しく読みました。

0
白川 山雨人
エイクピアさんへ
(2025-03-13)

ありがとうございます。 問いをありがとうございます。 いつまでも春にたどりつけない人、などという風にシンプルに考えることもできますが、狭間というからには、その間の何かに囚われているのかもしれませんよね。冬と春の間には何が棲んでいるのでしょうか。

0

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投稿作品数: 2