ふとうこう - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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ふとうこう    

この 幸せとおだやかさに挟まれたじごくに いつか出口があるのか あるいはこのままずっと きみとともにじごくを生きるのか 未来がいつも怖い 私は救いだす手ももちあわせず はげます言葉もなくて むしろ じごくを呪い、自分を嘆き、きみを責める ただ一緒にいることがつらい そう思ってしまうことが悲しい なぜきみは明るいほうを向けないの 光はすぐそばにあるのに どうしてわたしは ありのままを受け入れられないの きみの中にやさしさはあるのに どうしたらじごくを抜け出せるの いつになれば抜け出せるの 螺旋階段をのぼるように 行ったり来たりを繰り返しているような気がしていても いつかは別の場所に出られるだろうか? かき集めたわずかな希望の破片を 何度も取り出し 反芻する 内臓がメリメリと痛み 痛みとイライラで泣いている これは修行 きみを救うことはできないと知り 自分のことは自分で救うしかないことを知り ゆっくりと息をして まっすぐに立ち きみと じごくの中で手をつなごう


ふとうこう ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 13
P V 数 : 755.6
お気に入り数: 1
投票数   : 1
ポイント数 : 0

作成日時 2025-01-11
コメント日時 2025-01-20
#現代詩
項目全期間(2025/04/16現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント00
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前衛性00
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 エンタメ00
技巧00
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閲覧指数:755.6
2025/04/16 22時51分56秒現在
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    作品に書かれた推薦文

ふとうこう コメントセクション

コメント数(13)
黒髪
作品へ
(2025-01-11)

じごくの中で、美しい心を持つ。じごくから出たいものですが、きみと私という存在がいることで、 じごくで一人ではないということと、さらに、お互いが救い合えないということを、 やや認めながらも、やっぱり手をつなぐ。切迫する苦しみの中でも、きみを離さない。 じごくの中でも愛を。素敵な詩ですね。

1
ぱぴぷぺ
ぱぴぷぺ
黒髪さんへ
(2025-01-11)

ありがとうございます たった今いる苦しさの中で、表現に変えることで、読んでいただけて、さらに感想もいただけるなんてすごいことです 嬉しいです

1
万太郎
万太郎
作品へ
(2025-01-11)

学校に行くことが救いなのか? 子供は学校に行かないことに救いを見出したのだと思います。 その答えが正しいか否かは、十分吟味する必要があるように私は思いますね。 学校に行かなくても、18過ぎればバイトが出来ます。福祉の世界は連れて行かぬよう。この世界は自立出来ない亡者たちの集まりなので、中にいて溺れない方がいい。

0
ぱぴぷぺ
ぱぴぷぺ
万太郎さんへ
(2025-01-11)

コメントありがとうございます 学校へ行くことだけが救いだとは思いません ただ外の世界へ向かってほしいと思っています 今はできなくても、いつか

0
万太郎
万太郎
ぱぴぷぺさんへ
(2025-01-11)

親依存を求めているとしたら甘えてますね。 僕だったら新聞紙の上に自分のしたうんこを敷いて 「お前これが食えないなら、出てけ。独り立ちするように努力しろ」 と真剣に怒ります。学校に行かないことに親に問題がないなら、甘えさせてはいけません。 学校に行かないこと=自立心がないと捉えるのは間違いだと思います。 私は親と別れたくて家族と別れたくて仕方がなかった。ただ行き先がわからなかったのです。 今はバイトを受ければ良かったんだ探せばよかったんだと思ってますが、長い間自分にはそれをする能力がないと騙されていました。初めて働いたパートで二年勤めました。そして思ったより出来るやつだと褒められたのです。私は騙され続けておりました。才能のないやつとまで言われました。しかし、それはまったくの嘘だった。多数のメディアに経歴なし応募で多数の受賞や掲載歴を作りました。

0
万太郎
万太郎
ぱぴぷぺさんへ
(2025-01-12)

つまりどう言うことかと言うと、私のように自立心が強すぎて洞察力がありすぎて才能がありすぎるために、学校や社会システムに対する依存心がまったくないために学校に行かない人も稀にいるわけです。 自立心が強い人間にとり学校ほど愚かな人間を作り上げ、社会依存症を作る場所はない。 立川談志師匠の息子は学校に行かない理由として、おとっつぁんの方が面白くてためになると主張し、これに談志師匠は 「そりゃそうだ。バカな教師のいうことを聞いて学校に行くより俺の家にいた方がいいに決まってる」 と納得したそうですが、それほどの親は世に多くいるわけではない。やはり甘えているか、依存心がない故の非行かどちらかですね。それがどちらなのか? 後者であるならばバイトをさせて寄席でも通わせる人生を進めるのが賢明です。学校に行くより落語家の漫談を聞いていた方が人生の勉強になります。浅草演芸ホールではなく、新宿の紀伊國屋をお勧めします。 もし前者であるならば、現代的な病で確かに救いがないですね。

1
ぱぴぷぺ
ぱぴぷぺ
万太郎さんへ
(2025-01-12)

ご指摘の内容について、理解できることもあるのですが、子どもの年齢などにもよることかと思います 個人的な事情をこの場で事細かに書くつもりはありません 作品を通しての対話を通り越しているように思いますので… 悪しからず

1
佐々木春
佐々木春
作品へ
(2025-01-12)

ぱぴぷぺさんがこの作品を書くことによって少しでも何かしらの救いになったならそれも詩を書くということの大きな意味だと思います。 ぱぴぷぺさんが直面されている困難の大きさを前にわたしは何も語る言葉をもちませんが、 >内臓がメリメリと痛み/痛みとイライラで泣いている という表現に、わたしもその痛みを共感できたならと思います。 >ゆっくりと息をして/まっすぐに立ち 自分に立ち返るということでしょうか。くるりの「誰が言おうともあてにせず/背筋をただしあせることなく/あきらめずに立ちはだかれ」という歌詞を思い出しました。

2
ミケネコ
ミケネコ
作品へ
(2025-01-13)

親としての葛藤が、痛いほど伝わってきます。葛藤できない(気づかない、向き合えない)親もたくさんいるので、お子さんは幸せだと思います。

2
らりるれろ
らりるれろ
作品へ
(2025-01-15)

不登校にすることは簡単だが、という激しく強い葛藤。私はそろそろ成人ですが、母という立場だからこそ書ける思い、詩だと思います。 学校に行きたくないと私も思うことが多いのですが、それは一元的な理由ではありません。複合的かつ複雑で入り乱れ、埃が積もればすぐ火災になってしまう程のタコ足配線。だからこそ当事者は逃げ場がなくなる。正解はない問題だと思いますが、ぜひ両者が納得できる解決方法が見出せることを願います。

1
ぱぴぷぺ
ぱぴぷぺ
佐々木春さんへ
(2025-01-20)

コメントありがとうございました 返信が遅れまして申し訳ありません おっしゃるように私にとっては詩を書くことによって救われる部分は大きいように思います 言葉で吐き出し、確認する それだけでも心が少し楽になりますさらに、読んでいただいて、共感をしてもらえるということ…本当にありがたいことです くるりの歌、聞いてみます ありがとうございます

0
ぱぴぷぺ
ぱぴぷぺ
ミケネコさんへ
(2025-01-20)

コメントありがとうございました 返信が遅くなり、申し訳ありません 子どもや、自分の気持ちと向き合うのは本当に辛いことも多いですが、そうあることで、子どもは幸せ…と言っていただけて、救われる思いです。書いてみて良かったです。ありがとうございます。 煮詰まらないよう、表現すること、向き合うことを続けたいと思います。

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ぱぴぷぺ
ぱぴぷぺ
らりるれろさんへ
(2025-01-20)

コメントありがとうございました 返信が遅れて申し訳ありません 子どもの立場からのご意見、嬉しいです タコ脚配線の表現、すごくよくわかります。そうなんですね。一つじゃないんですね。 両者が納得と書いてくださってますが、親の希望はどうでも良いなと最近思っていて、子どもが自分で納得してくれたらそれで納得です。 そばにいること以外に何もできないことを、いつも肝に命じていようと思います 嬉しかったです、ありがとうございます

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投稿作品数: 1