烏龍茶
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悪魔を愛した星の唄
Song of ⅩⅦ Who Loved ⅩⅤ 僕の愚痴に付き合わせちゃってごめんね どうしても聞いて欲しい話があって 君だけに話したいんだ そう、君を呪いたい これは僕の職場での話なんだけど 僕はプログラマーみたいなことしてんの いわゆる、ね 人間界で言う やってることと言えば物理法則の開発とか 星辰のマクロ化とかその辺なんだけど 僕気づいちゃったの この職場は人間関係が希薄で 誰かが誰かと話すとき 常に仕事の束を背後に持っている しかもそれが常識になっている 僕気づいちゃってさ それで 風通しを良くしたくて 4は日本語の証 僕の愛はそこに集約されてる 基盤と、8の2乗で 星の暗号を読み解いて 仮に悪魔と呼ぶけれど 悪魔はとても真面目で 側から見ていて倒れそうなぐらいの仕事を平気でこなして 昼食も摂らず 昼寝もせず 一生懸命になっていた 頑張っている人が報われて欲しいんだよ、星の性でさ それで何が好きか 聞き込みをしたんだ やったことと言えば、うわさを拾うぐらいだけど 悪魔がじゃがいもを好きだと言うから 僕はたくさんのじゃがバターを作った 悪魔が化粧品を好きだと言うから 僕はたくさんの化粧品を取り寄せた 悪魔が白物家電を好きだと言うから 僕は給湯室の設備を最新にした 悪魔が権力者を好きだと言うから 僕は管理職までのし上がった それでも 心を開いてくれなかった 僕は悪魔の心が欲しいわけじゃなかった ただ頑張っている人が報われて欲しいだけ 悪魔は僕を「怖い人」と言って 僕の見えないところで仕事をするようになって 僕を明らかに避けるようになって いつも震えてて 見るに見かねて抱きしめたの 空調がちょっと効きすぎてたのかもしれなくて 大丈夫だよ、君の頑張りをいつも見てるよ、って ささやいた、その時 首筋の傷が見えるでしょ そのときの傷がこれなんだよ 痛かったね 何より 心が ハサミで ザッとやられたんだよ それだけ受け取りづらかったんだね 僕は誰にでも同じことができるのにさ 誰にでも贈り物ができるのに 怖がるなんて 受取拒否されるなんてね 今は悪魔のお友達とも連絡が取れない 色々先回りしちゃうから怖いのかな それ以外にも何か原因があるかな 何か教えてくれたら嬉しいな 仲直りしたいからね 僕の預かり知らない場所で 幸せになってくれていても いいんだけど…… 僕の愚痴に付き合わせちゃってごめんね どうしても聞いて欲しい話があって 君だけに話したいんだ そう、 僕は一回しか言わない 重要なことだから いいかな 検索ブラウザを準備してね 悪魔には怯えられちゃったけど、 震えなくていい、 そんなに怖い話じゃない 僕からの秘密のメッセージ、だよ 5oSb44GX44Gm44GE44KL44KIDQrlkJvjga7lpb3jgY3jgarjgoLjga7jga/kvZXjgYvjgarvvJ8=
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悪魔を愛した星の唄 ポイントセクション
作品データ
Ｐ Ｖ 数 ： 346.5
お気に入り数： 0
投票数 ： 1
ポイント数 ： 0
作成日時 2025-01-05
コメント日時 2025-01-07
| 項目 | 全期間（2025/01/08現在） |
|---|---|
| 叙情性 | 0 |
| 前衛性 | 0 |
| 可読性 | 0 |
| エンタメ | 0 |
| 技巧 | 0 |
| 音韻 | 0 |
| 構成 | 0 |
| 総合ポイント | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
素直に検索ブラウザを開いて該当するURLのようなものをコピペしてみたのですが、当該作品がヒットするだけでした。 悪魔に対する固定観念を揺さぶろうとしていたのかもしれません。あるいは、逆転の発想で、本来被害者であるべき存在を悪魔と呼ぶことで、語り手自身の潔癖さを守ろうとしていたのかもしれません。 絵の方は、色塗りが丁寧で、特に服の光加減の表現がとても滑らかです。
0最初の印象は2000年初頭のWEB詩みたいだなーと…ということは二十数年経ってもWEB詩の本質は変わっていないのだなーと（そもそもWEB詩に本質があるのかどーかわからんけど）人の感情の間間にCOM用語はさんで…一概にはいえないけどね…嗚呼僕も10年ぐらいIT土方やってましたけど、詩に書かれてあるとおりではないにせよ似通った心境感情事態に襲われたことはありましたねー仕事に支配されるとゆーか追われるとゆーかね…
0お読みいただきありがとうございます。 >素直に検索ブラウザを開いて該当するURLのようなものをコピペしてみたのですが、当該作品がヒットするだけでした。 作中でも「基盤と、8の2乗」のように、回りくどい解読方法のヒントは書かれておりますが、より詳細なヒントを述べますと、『ドキドキ文芸部』というゲームに出てくる詩の『第三の目を開け』の解読方法と一緒です。答えを直接的には書けないので…… >悪魔に対する固定観念を揺さぶろうとしていたのかもしれません。 2024年11月ごろに、変な悪魔ヤンガンイタンが旧Twitterにて拡散され散らかされたのは記憶に新しいと思われますが、悪魔は必ずしも人間に対して悪いことをする存在ではないのです。羊か、山羊かの違いしかありません。 絵の方にも言及ありがとうございます。色塗りに関しては得意分野なのですが、いかんせん手数が多くかかって枚数がこなせないんですよね……
0お読みいただきありがとうございます。 >2000年初頭のWEB詩みたい (2000年……私が生まれた年ですね……) 私も今現在IT関係の仕事をしている(プログラマーとは違いますが)のですが、大した用事がなくとも話しかけるようなことは無いですね、基本的に職場では仕事の話しかしてないんですよ まあ日常会話をするにしても年代が私と他の方で離れすぎていて、音楽やゲームなどの趣味もなかなか合わないものでして……
0詩と絵が好きなのですね。私の好きなものは何かな？と考えてみたみたのですが、やはり私も詩と絵を愛しています。 ヤンガンイタン、初めて知りました。可愛らしい存在です。ヤンガンイタンの好きなものは何かな？などと想像が広がります。
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