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そのたびにどこにゆくのだろうか
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そのたびにどこにゆくのだろうか ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 313.4
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2025-01-05
コメント日時 2025-01-06
項目 | 全期間(2025/01/08現在) |
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叙情性 | 0 |
前衛性 | 0 |
可読性 | 0 |
エンタメ | 0 |
技巧 | 0 |
音韻 | 0 |
構成 | 0 |
総合ポイント | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
aoi styleにだいぶん対応出来てる(錯覚かもですが)してきたみたいですねーとにかくゴニョゴニョ暗唱してみたらですねー語りかけてくるかんじはまだまだだけど、読み手から近付こうにも結界が張られてるようなね、拒絶はされてないんだけど、距離はあるんだねー僕も及ばずながら詩作の苦悩苦心は分かってるつもりですから…三区画先のAreaに棲む三明からでした。
0三明十種さんも触れている通り、この作品は拒絶されているわけではなさそうです。ただし、その世界に足を踏み入れるのは、茨の道を歩むような感覚を覚えます。一見すると余白があるようでいて実際には余白がなく、それぞれの言葉が孤立し、互いに繋がりを持たない様子は、まるで孤独な人々が群れを成して流れる光景のようです。
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