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日常迷宮(2)
#7 経理のお姉さんが「悪魔」に見える年末。 あの日、帰りの電車で見た彼女は「疲れた天使」だった。 聞こえないと思うけど 「メリークリスマス!」 僕はつぶやいた。 #8 寒い夜、 シャワーのあとに、 僕は一個のアイスで暖まる。 #9 ポーションの代わりに缶コーヒーを充填し、 目の前の書類を 終電までに打ち倒す。 #10 ゴミの中に「何が美しいもの」が光っている。 その瞬間、 それは収集車に飲み込まれ、 逝ってしまった。 #11 ゲームで徹夜した朝日は、 なんて、こんなに眩しいんだろう。 僕はドラキュラのように灰になっていく。 #12 街灯と街灯の間を走る子供たち、 どこからかカレーの香りがする。 知らない鳥が集まり騒いでいる。 トワイライトは、なぜか懐かしい。 #13 この街で生きて、 この街で死んでいく。 同じような人と会って、 同じような人と別れていく。 なんて、つまらない人生だ! なんて、幸せな人生だ! #14 元旦に 神社で祈る少女を見た。 その夜、コロナで熱が出る。 うなされるなら、平和の夢を見てみたい。
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日常迷宮(2) ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 233.8
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2024-12-30
コメント日時 2024-12-31
項目 | 全期間(2025/01/02現在) |
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叙情性 | 0 |
前衛性 | 0 |
可読性 | 0 |
エンタメ | 0 |
技巧 | 0 |
音韻 | 0 |
構成 | 0 |
総合ポイント | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
7、10、11、13が好きです。
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