日常迷宮(1) - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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日常迷宮(1)    

#1 ビルの間でモヤシは切られ 畑の中で渡り鳥は殺される 森の隙間にも光は射さない パンドラに残った「希望」は 箱の中から出てこない なのに、私は、そこに立っている。 #2 満員電車の天井に太陽は無く 子供の頃のブランコの空は果てしなかった ピカソの絵のような顔たちを乗せて 電車は走る。 #3 多くの人はムンクに笑顔を求めない 社会は私に笑顔を求める 私は無言で叫ぶ 光と水はカタチを変え、世界を創る それを感じてほしいだけと。 #4 シネコンで 恋愛の隣で殺人があり、 その横で冒険がある 私は選び、 暗闇の光の中に埋もれていく。 #5 白い冷蔵庫の空間で 私は泳ぎながら考える ワープの先は、コンビニの光。 #6 ガザの詩人は凧になり 誰かがハトを核ミサイルで狙っている 私はスマホを盾にして、生を歩む。


日常迷宮(1) ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 2
P V 数 : 274.6
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2024-12-29
コメント日時 2024-12-29
#現代詩
項目全期間(2025/04/15現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
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叙情性00
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閲覧指数:274.6
2025/04/15 01時02分31秒現在
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    作品に書かれた推薦文

日常迷宮(1) コメントセクション

コメント数(2)
那波啓
那波啓
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(2024-12-29)

学生時代の求職活動時は「我が社は個性を重視する」などの企業からの謳い文句に期待を抱き、いざ入社すると逆に「無個性」「普通」を強要されるサラリーマン社会を想起します。

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紅井ケイ
紅井ケイ
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(2024-12-29)

「ピカソの絵のような顔たちを乗せて」と 「多くの人はムンクに笑顔を求めない」というところが好きです。

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投稿作品数: 1