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disguise disguise(the cube)
街路樹は、呟いた ここは私の故郷なのか? 渡り鳥は、さえずった ここではずっと寛げない 観葉植物は、訝しんだ 私の「世界」に「自治」はあるのか? そして私は、こう叫んだ ここはキューブ 景色が変わるだけのキューブ 見えるものには触れられない キューブ 誰かの気まぐれで周り続ける キューブ 一度でも頼みにされた時 人は繕いの仮面を被ってしまう 人格者、人気者 才子、策士、聖人君子 聖母、女神、ジャンヌ・ダルク 道化師、犯罪者 餓鬼、チンピラ、ホラ吹き男爵 あばずれ、美人局、そして 青髭(ジル・ド・レ) 被りたくない仮面もあるさ 誰もが生きている時 屡々 それでも生きていかざるを得ない、 と嘆く その顔がたとえ笑顔で 「うん、大丈夫だよ」 と言っていたとしても 明日には大空へ旅立って いるのかもしれない ぐるぐるぐるぐる かちゃかちゃかちゃかちゃ 赤、黒、紫、青、金、橙、藍、白 赤に戻って 灰、黄土、柴、茶、コバルトブルー、 ビリジアン、そしてピンク 私の髪、君への思い 変わりゆく、変わってゆく 変わらざるを得ない 今もなお
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disguise disguise(the cube) ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 420.0
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2024-12-28
コメント日時 2024-12-30
項目 | 全期間(2025/01/05現在) |
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叙情性 | 0 |
前衛性 | 0 |
可読性 | 0 |
エンタメ | 0 |
技巧 | 0 |
音韻 | 0 |
構成 | 0 |
総合ポイント | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
第一連の樹木や渡り鳥や、観葉植物のつぶやき。第二連で連呼されるキューブ。第三連の仮面が意外でした。第四連でも繰り返される仮面の数々。第五連で出て来る旅立つべき大空。第六連のオノマトペ。第七連のいろいろな色。最終連の変化への懸念。全体を概観する視点は、意識し辛かったのですが、何か詩をつなぐものが存在していたような気がしました。
0「人格者、人気者」以降の羅列が良いと思います。
0キューブの多面的な鏡が世界を反射する印象を受けました。
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