暗闇の少年は街頭を友達にかくれんぼをする(改訂版) - B-REVIEW
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暗闇の少年は街頭を友達にかくれんぼをする(改訂版)    

目さえなければ この暗闇の怖さを知ることはないのだろう 目さえなければ この前見た夕焼けの美しさに見とれることはないだろう 満月って大事だ 少しでもぼやけていればその雑草が雑草であることがわかったのに かくれんぼしよう 鬼になった少年は見つからないくらい消えてしまった 襲われるのは恐怖と不理解 それだけであり、それ以上のものはない 闇に溶けないように 輪郭を触れるように ポケットは手で溢れていた 足が前に進む 闇の裏手の微かなの眩しさが 感触を教えてくれた 見つけたんだ お辞儀をするライト そしてその日は希望に変わった 街頭のスポットライトはなんでこんなにも孤独を焦らしてくれるのだろう 夜空を見ず謝る灯りはなんでこんなにも温かい光を流してくれるのだろう わからないけど、光の影は僕を孤独だと教えてくれたんだ なぁ、街頭よ 教えてくれ 君たちはなぜお辞儀をしているかい なぁ、街頭よ 教えてくれ 下を見る少年の姿は晴れなのかい


暗闇の少年は街頭を友達にかくれんぼをする(改訂版) ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 5
P V 数 : 870.1
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2018-02-25
コメント日時 2018-03-02
項目全期間(2025/04/16現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
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閲覧指数:870.1
2025/04/16 21時26分37秒現在
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    作品に書かれた推薦文

暗闇の少年は街頭を友達にかくれんぼをする(改訂版) コメントセクション

コメント数(5)
鹿
(2018-02-25)

こんばんは、はじめまして。 夜は色々なものを隠して、色々なものを見せてくれます。 意図するものとは違うかもしれませんが、そんな風に感じました。 『君たちは何故お辞儀を~』のくだりで、ちょっとズコっとしてしまう (ごめんなさい)のですが、夜遊びする少年の気持ちがよく出ていると思います。

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奏熊ととと@所詮詩書き
(2018-03-01)

鹿様 そうですね。 この詩で伝えたかったことは夜の恐怖と街灯の温かさでした。

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まりも
(2018-03-02)

ポンポンと跳ねていくような、適度な意味の幅、文脈の開きを持った詩行が心地よいと思いました。  最初の2連、とても大事なことだけれど、3連目以降で伝えたいことのダイジェストというのか、内容そのものを、この2連で言ってしまっているような印象がありますね。 最初で、今さら、それを言う?という導入になってしまうと、後半の適度な意外性や新鮮さの中から、「当たり前だけれど普段気に止めていない大事なこと」がにじみ出す、という構成の良さが見えにくくなると思いました。

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社町 迅
(2018-03-02)

この詩の街灯って、「千と千尋の神隠し」で見たあの方みたいな感じでしょうか?(あの子はカンテラだった気もしますが) 奏熊とととさんが意図したものとは全然関係ない感想ですが、あの子を思い出してしまって、可愛い雰囲気の詩だなって思いました。

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奏熊ととと@所詮詩書き
(2018-03-02)

まりも様 >2連目と3連目は描写が違いまして、2連目は街灯からの温かさを表現し、3連目は教えてくれと街灯という話さない生き物へ問いを続けることにより誰かが助けに来るのを待つまで、孤独への不安をぶつけている形です。 社町 迅 様 >そうですね。若干似ている感じです。しいて言うならば田舎の街灯を意識してもっと全体を暗くした感じです。真っ暗闇と言ってもいいでしょうか。

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