半身たち - B-REVIEW
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半身たち    

顔を背けながら 俺はお前を愛している お前も俺を愛している 私は貴女を愛している 貴女も私を愛している 殺しあうように絡み合う双頭の蛇で、狂うように罪の果実の香に犯されているのを人々に嗤いながら見られてはいるのだが、この荊の酔いは分かるまい、もうすぐ底に見える果ての先、天への翅は冠で、死は祝福されているだろうよ ほんとうは この世、追放されたかなしみの顔を伏せあい涙を啜っている滑稽さを、花で飾った頭を、あげてよいのだろうか 君たちは僕たちを見てくれるのか 僕たちは君たちを見ているのだが ※友人の絵描き ひぐすりの絵に。


半身たち ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 3
P V 数 : 1178.1
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2018-02-24
コメント日時 2018-03-13
項目全期間(2025/04/16現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
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閲覧指数:1178.1
2025/04/16 19時45分33秒現在
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    作品に書かれた推薦文

半身たち コメントセクション

コメント数(3)
田中修子
(2018-02-28)

ありがとうございます。いますこしバタバタしていますので、とりいそぎお礼を! ゆっくり返信させていただきますね。

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まりも
(2018-03-03)

半身たち、が、半神たち、に見えてきますね・・・  互いに顔を背けながら、という反発の力と、殺し合いかねない強さで絡み合う体。 相手を思いやったり見守ったりする愛ではなく、自分を愛するか?さもなくば死ね、と強要する自己中心的な愛、支配欲にまみれた愛を、イメージで示したらこんな姿になるのかもしれないと思いました。 そして・・・恥も外聞もなく、愛と憎悪とをむき出しにして絡み合う様を、見ている他者がいる。見て、面白がっている、見世物になっている、それを自覚しているという悲しさ、滑稽さ。そこに注目するところに、この作品のユニークさがあると思います。 一行だけ、ポツンと置かれた行の作るリズムもいいですね。 花で飾られて外部に押し出されるということ、部外者として扱われるということ。それを自覚する、外部の視点を持つということ。そこまで、「僕たち」は、自分をさらけ出している、その覚悟を、君たちは見てくれているか?そんな読者への問いかけを感じる、ある種メタ的な要素を持った作品でした。

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田中修子
(2018-03-13)

花緒さま、まりもさん、返信が遅れました! 特にまりもさん、長文をありがとうございます。 はい、友人のひぐすりの絵は、「半神」が絡みつくようなものでした。 そうして、絵とセットにならなければ完成しないことから「半身」でもあります。 私は、「ポッと言葉が出てきちゃった(大学時代の恩師のことば)」で詩を書くので 基本的にあんまり自分の詩の評価に執着しないというか、とても大切にはするんだけれど、よくわかっていないところもあり……。 (他の方のケンケンガクガクのやり取りをみていると、ものすごいナ~……と思う) ただ、なんだろう、この詩ばかりは、「絵につけるぞ!」という明確な意志と しかし、まぁ、なんというか「ちょっと漢字遣いがポエムっぽいなぁ」という危なっかしさもあり それと、「絵とセットで完璧になるが、けれど詩、単体としても成立させたい」という挑戦もあり 批評をドキドキして待っていました。 花で飾られて外部に押し出されるということ、部外者として扱われるということ。それを自覚する、外部の視点を持つということ ほんとうに、このように解釈してほしくて書いたので、やったァ~! という気分であります。 友人にこのまりもさんの解釈をコピペして送ったら「不思議な気分~」とすごく喜んでおりました。 どうもありがとうございますです。ペコリ。

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