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ガラス割っただけ
ほうじ茶を入れて繰り返しつかっているペットボトルをほうじ茶が入ったまま投げつけたのでガラス戸のガラスが割れてわたしは電話を切るという腹、の中?だれもかれもが割れてくだけてふざけ倒している地獄だから仕方ないと言い聞かせる唱えつづけるゆきゆきてパーム核油おとしめられゆきゆきて火をつけて燃え盛る混沌じゃないか? どろどろにゆきゆきて殺し合わないラ・フランスとラ・フランスぶつけてひしゃげるのに人は殺し合わないゆきゆきて殺し合わない正気だから? 正気なことの方がこわくないから? わたしも過去も現在も未来永劫もずっとおなじ正気でした動いてしまったばかりになにものでもなくなにものにも成れなくなにものにもいらないなにものもできなかった芸術でないもの、静止しないなら存在しない方がいいだれもいないことを望んでいただけかもしれない、だからわたしは人とのかかわりの腹の中、これから先は降りていく折れていく下ろされていく、溶けたところで下賤、みな睦まじくって実に誠にふしぎに溶けろ、わたしの体は溶けていく、動いてしまったかたまりとして認知され自覚おいつかず区別されたものとしてふしぎに溶けたら背負うものもない罪悪のこわい方を選ぶわたしは人間でしたか?
ガラス割っただけ ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 830.4
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-02-23
コメント日時 2018-03-05
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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可読性 | 0 | 0 |
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技巧 | 0 | 0 |
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構成 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
こんばんは、はじめまして。 ただの感想になってしまうのですが、迷路をさまようような グルグル感、私は結構好きです。
0はじめまして。 自分の中にある混沌としたものをそのまま形にした詩のように感じました。 イメージや言葉運びが独特ですね。 普遍的なもの、あるいはあえてありきたりなものを描くと、読みやすさのなかで独特な味が生きてくるように思いました。 例えば、恋愛とか自然の風景とか。 上に挙げたのは、単なる一例ですし、読みやすければいいというものでもないかもしれませんが。
0みなさんコメントありがとうございます。 お一人ずつ返させていただきます。 花緒さん コメントありがとうございます。 わたしは詩を書くとき語感というか、口に出したり声に出したりしたときの感じ、無音で口パクで唱えた感じ、みたいなのも重視しています。ゆきゆきて、というのは自分としては思いついた中ではかなりマッチした表現と思って書きました。 もしよろしかったら、なのですが、どのように読みにくかったのか具体的におしえてほしいです(無理にじゃなくていいです)。
0鹿さん コメントありがとうございます。 そして作品に好意的(?)なお言葉、ありがとうございます。うれしいです。 わたしは最近はだいたいの作品がこんな作風です。たぶん。 迷路からはわたし個人としては早く楽になりたいしずっと抜けたいんですけど、近ごろようやくそれを諦めることを学びました。
0高町トビラさん コメントありがとうございます。 わたしとしてはこの作品は全く混沌としてるつもりはなく、むしろかなり整合性?をもって書いてました。 「イメージや言葉運びが独特」というのは、もう少し詳しく教えていただけたらたすかります。(もちろん無理にとはいいません。) わたしが書くのはすべて普遍的なもののつもりです。わたしにとってはだけかもしれないですが… 風景とか恋愛とかそういったことも含めた地続きの中でみな苦悩とか哀楽とかあると思っていて、それだけ、にスポットを絞って書くのはあまり好きじゃないかもしれません。 (せっかくのていねいなコメントにこんな返事でごめんなさい。) 「独特の味」も、おそらくわたしは意識せずやっているので、うーん…てなりました。。
0これは面白いと思った。 >だからわたしは人とのかかわりの腹の中、これから先は降りていく折れていく下ろされていく、溶けたところで下賤、みな睦まじくって実に誠にふしぎに溶けろ、わたしの体は溶けていく、動いてしまったかたまりとして認知され自覚おいつかず区別されたものとしてふしぎに溶けたら背負うものもない罪悪のこわい方を選ぶわたしは人間でしたか? この箇所なんか、堕胎を連想させるものがある。テーマとしては比較的ありきたりではあるけど、可能性に開かれた詩、という印象を持ちました。
0kaz さん こんにちは。 コメントありがとうございます。 堕胎は全くイメージしたりしてませんでしたのでちょっとびっくりしました。 Kazさんがいうこの作品の「テーマ」って何なのかが気になってます。どういうテーマと思われたのか、知りたいです。 「可能性」も、なんの可能性なんや…と考えています。
0返信が遅くなり申し訳ありません。 「迷路」という言葉は適切だと思うので、使わせていただきます。 僕が感じた混沌というのは、迷路の図を見たときの感じに似ているように思います。 迷路は通路が整然と並んでいますけど、ぱっと見の印象は混沌とした印象を受けます。個人的には。 とくに複雑な迷路になればなるほど。 そういう意味での混沌です。 独特に関してですが、陳腐な表現がないように感じたので、そう書きました。 個人的には、 >ラ・フランスとラ・フランスぶつけてひしゃげる とか好きです。 あと、僕個人が感じたこの詩のテーマは、「迷路から抜けられない生きづらさ」です。 それはそれで普遍的だと思います。 僕が、恋愛とか風景とか勧めたのは、視点を変えてみることが、迷路を俯瞰して抜け出すのに役立つように思えたからです。 だから、恋愛とか風景でなくても全然かまわないです。 ただ、何かしらに焦点をあてて書いても、色々込めることはできるとも思います。 こんな感じですが、どうでしょうか。
0僕も朝のどろどろした味噌汁に腹がたって台所の窓ガラスを壊したことがあります。 つまり母親に対して腹がたったのですが、理由はそれだけではない。職場がイヤでおもしろくなかったからです。 まあ、他人のせいにするしても、そんな自分自身に腹をたてるにしても理由がある。 揺れ動く強い感情の表層だけを言葉に託している様子ですね。 ならばもう少しその理由にまで踏み込んでほしい気もします。
0私はこの作品を堕胎をテーマにした詩として読んだのですが、違っていたかな。『妊娠小説』という評論があって、妊娠というテーマはものすごくありふれた形で文学にはあるのだけど、この詩が連想させる掻爬のような表現は、もはや「ガラスを割っただけ」のようには思えない。
0だからわたしは人とのかかわりの腹の中、これから先は降りていく折れていく下ろされていく、溶けたところで下賤、みな睦まじくって実に誠にふしぎに溶けろ、わたしの体は溶けていく、動いてしまったかたまりとして認知され自覚おいつかず区別されたものとしてふしぎに溶けたら背負うものもない罪悪のこわい方を選ぶわたしは人間でしたか? このパッセージにはいくつかのまとまりがあるが、次の二点にスポットを集中して読むことができる。 1.掻爬によって流れ出た子の存在を暗示させる描写 わたしの体は溶けていく、動いてしまったかたまりとして認知され自覚おいつかず区別されたものとして この箇所は決定的に印象的で、しかも特徴的なのは掻爬された子の側のパースペクティブに一瞬立とうとしている、ということだ。 2.それによる罪深さ、罪業への受け取り ふしぎに溶けたら背負うものもない罪悪のこわい方を選ぶわたしは人間でしたか? 掻爬による罪悪の在り方を問う。こうした例はなかなか『妊娠小説』での言及には見られないものかもしれない。 わたしが可能性があると言ったのはそのような意味合いです。私の読みが場当たり的なもので間違っているということはあり得ますが、少なくとも『ガラスを割っただけ』の詩ではない、ということです。
0アラメルモさん こんにちは。 はじめまして。 腹をたてたとか、その理由とか、わたしはけっこうどうでもよくて、なぜならそれはわかりきったことだからです。 窓ガラス割った理由もなにも、そもそも現実問題と関係があるのか?そもそも現実として本当に窓を割ることを実行しているのか?そこは終始疑問をもって書いています。どちらかといえば。 腹をたてたから窓を割った、というのももちろん違うし、窓を割ったというのはそもそもそれほど大事なことじゃないと思っています。 そのときの感情の揺れ、を追ってたわけでもなかったです。 コメントありがとうございました。
0高町トビラさん こんにちは。 ご丁寧にコメントありがとうございます!ちょっと感激しました… 今回の高町トビラさんのコメントはめっちゃきちんと納得、理解することができました。 ありがとうございます。 わたし正直、詩をよりよくしたいって思いがたぶんあんまりなくて、自分の理想の詩がかけたらいいかなあ~って夢みてるくらいなんですが、なるほどなあ、そういうことかあ、と思いました。 「視点」はたぶん変えようと思っても変わらない気がしてます。 変えても、結局本質とか問題とか似たようなもんになるんちゃうかな、みたいな気もします。これ少し経験則で。苦笑 独特、ていうのも、なるほど~!て理解できました。ほめていただいたと受けとってます。ありがとうございます。 わたしの質問に丁寧に答えていただき、ありがとうございました。
0変えても変わらない本質がささんの本質(あるいは本質に近いもの)で、何度もぶち当たる問題の克服が迷路を抜ける鍵かもしれませんね。 詩とは少しずれてしまっているかもしれませんが、そう思いました。 たびたび失礼しました。
0理由がなければ詩は書けないのか。 もちろん書けますよ。 しかし人間には感情がありますね。物質であることに違いはないけれど。 なので理由は必ず付いてまわりますよ。
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