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温泉街の好奇心
山の流れて猫 風雲より室外機 漏れる音、排気の 熱に誘われて目を閉じる 煙、湯煙に去れば どこかの路地から迷宮へ 猫、甘い抜き足にて 影を渡り歩けば 花柳の裏路地にて ふらふらと歌に酔うては 佯狂者、路傍の賢者の ギターかき鳴らせよ 猫、脇をすり抜けて ゴミ箱を飛び越える 看板、おでんの香 笑い声に睡蓮 経文の垂れ下がる カウンター お通し通し通して 卵焼き 宵闇に猫、得意の抜き足 街灯から街灯へと 滑り滑りてはタイヤ やわらかに轢き潰して 月 猫、だったもの 情けなくも塵埃 酩酊は夜をごまかして 一匹の逍遥、御霊 街路を遊して夜風の 吹き抜ける
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温泉街の好奇心 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 203.5
お気に入り数: 0
投票数 : 2
ポイント数 : 0
作成日時 2024-11-20
コメント日時 2024-11-20
項目 | 全期間(2024/11/21現在) |
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叙情性 | 0 |
前衛性 | 0 |
可読性 | 0 |
エンタメ | 0 |
技巧 | 0 |
音韻 | 0 |
構成 | 0 |
総合ポイント | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
どことなく韻を踏んでいる気がする。猫の後をつけている?面白い
2やや荒涼の感を帯びた作風ですけど、おもわず乾いた笑いが出た。不謹慎に素敵な作品ですね。猫の果て方に「腹上死」を想いました。
1前作の松山にてを読んでこちらに飛んできましたよーこちらは寂寥ッスねー道後温泉なのか分からないけどあそこもイヤらしいお店多いですよねーどこか1ヵ所焦点あててしつこく書いてもよかったかもです。僕的には前作の松山にての方が好みかなーなんて
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