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一つの答え
茜色の夕日が私に一つの答えを囁いた その答えとは 諦め だって 諦めというのは 失うことではなく ずっと秘めたまま生きつづけることなのだ って 諦めというのは 一人を愛するのをやめるのではなく その一人がいる世界を全て愛することなのだ って 諦めというのは 希望を殺すのではなく 希望を蝶々のように標本にすることなのだ って 所詮だって、 口を尖らせて茜色のワインを飲み干す月のぎんちゃんが語りつづけるー 尊いものは全てその手にある必要はない あの山もあの星もあいつもみんな そこにいれば良い 手の中にないものは無くせない だから、手の中にないものこそがいつも君の手元にある なんでも見える俺だから信じてくれ 諦めを覚えた瞬間に 君の手元に全世界が立ち現れる 君は俺が見てきた者の中でかなり丈夫な方 だからきっと大丈夫 さ 立ち上がって 向き合ってみろ と、病的なくらい漂白化したぎんちゃんが語り終えて曙にぽちゃんと溶けてしまった ずるい!と思った ぎんちゃんだって 真実のように強く眩しく照りつけてくる太陽が 怖くていつも逃げているくせに
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一つの答え ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 344.7
お気に入り数: 0
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2024-11-08
コメント日時 2024-11-09
項目 | 全期間(2024/11/15現在) |
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叙情性 | 0 |
前衛性 | 0 |
可読性 | 0 |
エンタメ | 0 |
技巧 | 0 |
音韻 | 0 |
構成 | 0 |
総合ポイント | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
月のぎんちゃんは、実在するほりさんの上司(アラフォーorアラフィフの)なんじゃないかな?と想像したりして、楽しみました。 詩を書くときにつきまとう変な怯えを捨ててグイグイ書いていってるのが伝わってくる。それがほりさんの詩の特徴かもしれません。最後もひねったユーモアがあります。月を「ぎんちゃん」と命名した手柄でしょう。
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