夕暮れ時はかぼちゃ色
子供はおばけに仮装して
バスケット片手に
影絵の街を練り歩く
お菓子をくれる人はいないか
帰りを待ってる親はいないか
骸骨王子にピエロの坊や
悪魔に魔女っ娘、ボロ人形
みんなあべこべに列をなして
影絵の街を練り歩く
天使のままで生まれた子供
背が伸びないまま過ごした子供
一軒、一軒、家を回って
「お菓子をくれなきゃいたずらするぞ!」
決まり文句でおちゃらけて
お菓子をもらって遊んでもらう
それでもなお、子供らは
影絵の街を練り歩く
失くしてしまった宝物
探し続けて彷徨っている
愛してもらうはずだった
抱きしめてもらうはずだった
"大好きなママとパパ"
夕日が落ちて空に星が光っても
まだまだ続く楽しいハロウィン
おいで、おいで、こっちにおいで
手招きしては、手を引いて
宝探しのパレードは
まだまだ続くどこまで続く?
地平の彼方へ、黄泉の向こうへ
君の手を引いて連れて行く……。
作品データ
コメント数 : 2
P V 数 : 325.0
お気に入り数: 0
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2024-10-15
コメント日時 2024-10-16
#現代詩
#縦書き
項目 | 全期間(2024/10/19現在) |
叙情性 | 0 |
前衛性 | 0 |
可読性 | 0 |
エンタメ | 0 |
技巧 | 0 |
音韻 | 0 |
構成 | 0 |
総合ポイント | 0 |
| 平均値 | 中央値 |
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
閲覧指数:325.0
2024/10/19 01時25分00秒現在
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ポジティブチックな描写は上段に、ネガティブなものは行を下げて書く……か。 なるほど、そういうのもあるか
1いつもコメントありがとうございます★ そうですね、今回は楽しいハロウィンの雰囲気の中に少しばかり切なさと物悲しさを加えてみました(◍•ᴗ•◍) ハロウィンは元々、死者を弔うお祭りで日本でいうお盆みたいなものということで、ハロウィンで仮装する子供に混じって、生まれてこれなかった子供や幼くして死んでしまった子供が混ざっている風景がイメージできました。 ハロウィンを楽しむ子供の中に子供の霊の姿が垣間見える様子を表現したく、このような文体してみました★
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