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むすんだ白い糸
きらびやかな夜に 金色に染めた君の髪が風にゆれて 不機嫌そうな行き交う人々 すぐそばを走り抜けていくヘッドライト 尽きない快楽に歪む音 先に先にすすんでいく君は 光の粉をちらしながら歩いているようで 煤けた僕にはまぶしくて そのままそう口にしたら なにそれ?って笑いながら 手をさしだしてくれる 僕よりずっと小さな手 ずっと存在感のたしかな手 僕はその手にありったけの想いをのせ 重い重いって言いながら どこか満足そうに微笑む その笑顔を 心の底に刻んで そのとき気づいた 君と僕をつなぐ糸は 赤い色をしていなかったけど 仄かに白く光って どこまでいっても 切れないんだって思った 思い込みに過ぎないかもしれないけど それが君との全部 バカバカしいほど 何もあげられなかった僕に 君がくれた約束
むすんだ白い糸 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 897.0
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-02-18
コメント日時 2018-02-24
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
すいません。名前が入っていないのですが、高町トビラといいます。よろしくお願いします。
0高町トビラさん初めまして。 運営の百均です。 名前の方入力しておきましたので、宜しくお願いいいたします。
0百均さん、初めまして。 名前の入力、ありがとうございます。
0赤い糸じゃなくて白い糸、というのが面白いと思いました。多分二人は恋愛関係になる事はないんですけど、そうじゃなくて、約束=白い糸で繋がっている。というのが、なるほど、と思いました。君と僕の関係は多分、近い所にあるんですけど遠い所にあるし、二人は釣り合わないんだけど釣り合うみたいな感じなのかなぁと思いました。 「君がくれた約束」とあるように、多分僕は君に対して何も出来なかったし、出来ないと思っているので、自分はすすけているし、君は眩しいのかなと思っているのかなぁと思うのですが、実は君の中には僕が確かにあってそれが約束なのかなと思いました。それは単純に好き嫌いというよりは、心の繋がり、つまり信頼の方が大事という意味合いで、だから約束なのかなと思いました。
0百均さん、評をありがとうございます。 返事が遅くなり申し訳ありません。 内容的には大体百均さんの読み通りですね。好きとか嫌いとかを通して関係性を深めていく。恋愛として実らなくても、残るものはあると思って書きました。ただ、もっと内容や詩として深められたらいいなとも思います。ありがとうございました。
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