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蔦に、からむ。
俺にも優しくしてくれ。 余裕が無いとね、 そんなこと言い出すんだよ。 伸びた髪や爪が鬱陶しいように、 サインがうるさいときがある。 スマホ片手に歩きながら、 詩を 打っていた。 優しくないねえ。 危険なやつだ。 誰かにぶつかるリスクより、 俺に優しくしてくれ。 そんなこと言ってんだから。 傲慢で詰まってくると いよいよ警告だ。 いつも、 定時より前に、 職場の階段をかけのぼる。 俺は、 全部忘れている。 爪が、 髪が、 まだ出会ってない、 あなたの、 蔦に、 からむことも。
蔦に、からむ。 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 842.6
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-02-17
コメント日時 2018-03-06
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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エンタメ | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
携帯の鶯の着信音が相手の優しくしてくれって呼ぶ声なんでしょうけど こっちの都合も考えないでしょっちゅう鳴くから、相手にしてあげられない って詩でしょうか?違った読み方してるかも知れませんが あんまり、鳴いてると感覚が麻痺して、またかと思う気持ちもなくなって 生活音みたいになって聞こえないくなってしまう事、あったりします。
0蔦(つた)と鶯(うぐいす)が似ていることに、いま、気づきました(笑) あなたの蔦、不思議な表現ですね。蔦の絡まる洋館の壁面。つた、の音はツイッターに似ているけど、それはこの場合、関係ないでしょうね・・・ 詩を書いていると、何となく自分が「すごい」というような、根拠の無い自信や、逆にすべての人に虐げられているような、これもまた根拠の無い心細さのようなものに襲われる・・・それは、いつのまにか髪や爪が延びていて、気づいたときには鬱陶しいまでに長くなってしまっている、あとはもう、切り捨てる他無い・・・というような、気持ちの絡み合ったような感覚を表したかったのかな、と思いつつ・・・もしそうだとして、いきなり蔦という視覚的なイメージに飛ぶのは、ちょっと跳躍の幅が大きすぎるかな、という気がします。
0わぁ…ツタだ。ウグイスじゃない。 すみませんちゃんと読めなくて でも、それでも楽しく読む事が出来ました!
0蔦の感触が面白いです。蔦は女でもあるし、個人的には巻き髪のイメージはや、コンクリートの建物を包み込むイメージから母性みたいなものな感じました。多分この後自殺するのかなぁというか予感があるのですが、建物に巻きついている蔦の優しさが語り手を受け止めてくれないかなぁみたいな感じにも思えます。蔦は鬱陶しいイメージもあるとおもうのですが、それは人間に例えるならお節介ともとれるし、寄生ともとれるし、もしくは建物との伴侶とも言えるのかなと思います。シンプルですが、僕はいいなぁと思いました。
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