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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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ややこしいとさんざん思っていたものたちが いまは宝石のようになっていた たとえば どこかの商店街のなかにあった わたしのこころなどは 失われてしまったのだけど 僕を連れて わたしも連れていったその風は いろんなところをまわって 一周してきたみたいだった どこをまわってきたの? と聞くと たくさんの海とたくさんの日 と言って またわたしの前から去った 春キャベツが売っていた そこはホテルで象をモチーフにした 彫りがホテル名のプレートの下にあった 「これは象だね」 「そうかもしれない」 「かもしれないってどういうこと?」 「風なんだ」 野菜スープを食べる コーンが入っている キャベツが入っている それだけで嫌な気分になってしまう みずみずしい言葉たちが かがやきさえ失う ああ、やっぱり風だったんだ そういうことだね 金色になった髪の毛はほとんど見えない



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作品データ

コメント数 : 10
P V 数 : 1017.3
お気に入り数: 0
投票数   : 4
ポイント数 : 0

作成日時 2024-09-14
コメント日時 2024-09-18
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/10現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント00
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叙情性00
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
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音韻00
構成00
総合00
閲覧指数:1017.3
2025/04/10 10時13分20秒現在
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    作品に書かれた推薦文

わ コメントセクション

コメント数(10)
完備
完備
作品へ
(2024-09-14)

すげー

0
おまるたろう
おまるたろう
作品へ
(2024-09-14)

ハイデガーがいうような意味で、本当の詩だなと思いました。

0
古銭好き
古銭好き
作品へ
(2024-09-14)

ふと風にあたった時、不意に「懐かしいなぁ~」と思うことがあります 私はその瞬間が寂しくて、でも大好きです 素敵な詩をありがとうございます!

1
佐々木春
佐々木春
作品へ
(2024-09-14)

素敵な作品だと思いました。 なんというんでしょう、円熟味というのでしょうか。 わたしはあまりリアルな商店街というものの思いがないのですが、一箇所だけ「僕」が登場して、その声の幼さは思い出、回顧ということなんだろうと思いました。 (あるいは谷川俊太郎さんみたいな僕なのでしょうか)

0
夏立むぎ
完備さんへ
(2024-09-14)

光栄です。

0
夏立むぎ
おまるたろうさんへ
(2024-09-14)

不勉強でハイデガーがいう詩とはなにか知らなかったのですが、調べたらすごくよさげに書いてあったのでうれしいです。

0
夏立むぎ
古銭好きさんへ
(2024-09-14)

すごくその気持ちわかります。わたしにも、そんな気持ちになるときがあります。素敵だなんて、もったいないお言葉です。コメントありがとうございました。

1
夏立むぎ
佐々木春さんへ
(2024-09-14)

すこし前に書いたものだったので、わたしも「僕」をどんな意図で書いたのか覚えてないんです…。なんだかすみません。 素敵だと思ってもらえてうれしいです。コメントありがとうございました。

0
ryinx
作品へ
(2024-09-17)

短文の流れに余白がとても効いていると思う。 普通に書いてあるように見えて、  不思議な余韻を感じます。

0
夏立むぎ
ryinxさんへ
(2024-09-18)

うれしいです。コメントありがとうございました。

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投稿作品数: 2