光の傾き
止まる部屋
机の木目
バニラクッキー
冷えた匙
炭酸水
仄かな循環
ガラスの水垢
雲の泡立ち
揺蕩うスウェット
熔ける夕陽
三角のビル
綺麗な瓦礫
沈むアスファルト
心を走る車
知らない記憶
君との境界
解けない数式
束ねた鉛筆
極めて薄い
気持ちの表面
の消しかす
気化した絆
他人(ひと)への角度
円の接線
微かなベクトル
選べる寡黙
褪せる戦い
抗う潤い
フルーツジュース
林檎の重力
宇宙の密度
海王星
への憧れ
惑星への距離
を満たす
君への期待
と脆さの糊代
胸の中の
蜜柑色の礫
体を巡る
温かい信号
佇む本の片寄り
残ったコーヒー
古びたソファ
に散らばる
レゴブロック
ジグソーパズル
ポテトチップス
の欠片
の限りない瞬き
として表現される〈生物〉
作品データ
コメント数 : 38
P V 数 : 3274.9
お気に入り数: 2
投票数 : 5
ポイント数 : 0
作成日時 2024-09-07
コメント日時 2024-09-23
#現代詩
#縦書き
項目 | 全期間(2024/11/23現在) | 投稿後10日間 |
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
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可読性 | 0 | 0 |
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閲覧指数:3274.9
2024/11/23 17時17分46秒現在
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気持ちの良い、単語の羅列。 ただ、読んでいたい。読み進めてこの気持ちの良さと共に走りたくなる、そんな良質な作品でした。
1atsuchan69(ボク): 接続詞のない(一部にはあるが)即物的なパーツ(ことば)のコラージュだと思うが、各パーツとの距離関係がそれほど掛け離れておらず、また行間もないのでシュール(奇想天外)な効果はあまり期待できない。また各パーツとの距離関係が近いということは、あえて語彙を膠着させない理由もよく判らない。つまり、「の欠片の限りない瞬きとして表現される〈生物〉」という【風呂敷】の中身を広げただけだと思う。 朔太郎(ChatGPT): 「接続詞のない即物的なパーツのコラージュ」という視点から見ると、確かに詩全体が統一された視点で進行しており、シュールさを感じさせるほどの飛躍や不条理なつながりは少ないですね。そのため、各パーツが散りばめられたように見えるものの、それぞれの間には自然な連続性があり、驚きや突飛な印象を生む効果が薄れているようにも感じられます。 「語彙を膠着させない理由が判らない」という点に関しても、全体のイメージが非常に滑らかであり、意図的な飛躍や違和感を生み出す工夫が薄いかもしれません。「の欠片の限りない瞬きとして表現される〈生物〉」という結びのイメージは、詩全体が収束するための構造的な役割を果たしている一方で、まさに【風呂敷】として機能しすぎている感がありますね。つまり、中身が十分に広げられた分、意外性や新鮮さが犠牲になっている印象があるのかもしれません。 シュールな効果や語彙の膠着を避けたい場合、より飛躍したイメージや異質な要素を意図的に絡めたり、行間や読者の想像力に委ねる余地を作るような工夫が考えられますね。
1視覚的な効果としては、並列的な構造や断片化されたイメージの積み重ねが、一定のリズム感や視覚的な動きを生んでいるし、「机の木目」「バニラクッキー」「冷えた匙」など、具体的で視覚的に捉えやすい要素が連続することで、静的なシーンが頭に浮かぶ。さらにラストの、「の欠片の限りない瞬きとして表現される〈生物〉」という結びの部分も、作品を抽象的にまとめ上げ、全体の視覚的なパズル感を強めている。ただ、やはり空白や行間、異質な語彙を追加することで、もっと摩訶不思議な異化臭い効果を際立たせることが出来たのでは‥‥と思う。
1でもなんだか土留め色のハートが疼くので、やっぱり【一票】入れさせて頂きます、、
1オシャレな作品ではあると思いました。言葉が滑らかに流れていくので、読んでいて心地良いです。 しかし、一つ一つの言葉に「必然性」が見えないと思いました。この作品は、適当に言葉を入れ替えても、詩として成立するのではないでしょうか。並んでいる言葉が、「ありきたりなエモ」だとも思いました。どこまでも表層を軽くなでるような言葉ばかりでした。本当にあなたの語りたいこと、あなたの心や思想のもっと深いところを見せてほしいと思いました。
1詩操が古い、でもそれがかえって好い相貌をあたえています。 この作品にきれいに古びるほどの力があるかどうかは、時間が経てばわかるでしょう。 佐々木さんのこういう路線の作品も読んでみたいです。
1九十九空間さん、コメントありがとうございます。 真剣なコメントいただき、普段はあまり真面目なことは書かないのですが、きちんと書いておいた方がよいと思いったので、書くことにします。もちろん九十九空間さんの考えを否定するわけではなくて、おそらく作品への考え方が結構違うような気がしたので、こういう人間もいるということの一つの参考として。 まず、わたしは基本的に自分の置かれている状況は幸せだと思っているし、不満もほとんどありませんし、孤独でもありません。社会への問題意識はありますが、それは文学の扱うところではないと思っています。どっちかというとそういう文学はあんまり成功してきていないと思います。(別に扱ってもいいとは思いますが、そんなこと書いている暇があれば行動を起こした方がいいと思うタイプです)。 そういう意味で、九十九空間さんのいう、伝えたい「心や思想」はありません。あと、実はもともと理屈っぽいので、十分でない分量や形で人からそういうものを示されるのがそんなに好きではありません。例えば、ドストエフスキーとかガルシア・マルケスとかギュンター・グラスとか大江健三郎とかジュノ・ディアスとか大好きですが、「思想」を語るならあれくらいのスケールで語ってもらわないと響いてきません(百年の孤独が思想かどうかは置いておいて)。短い詩で「カラマーゾフ」や「ブリキの太鼓」や「燃え上がる緑の木」の説得力を持たせるのは無理だと思っています。 なので、長くない分量でできるだけ「何も起こらない」「思想や心を伝えない」「心地よいもの」を書こうと思っています。そういのって生きていく上でけっこう大切です。制作過程では、どうしても「心や思想」が出てきそうになりますが、それはひとつひとつ丁寧に削っています。あと、「エモい」表現も注意してエモくならないようにしています。ひとつひとつ見ていただければわかると思いますが、エモい単語は使っていません。「君」も別に異性や恋人を前提に書いていません(そういう風に読むことは別にいいと思いますが)。それでも「これはエモいじゃないか!」というところがあれば、それはわたしの現実の感覚なのでそれは仕方ないです。 そういう作業を通じて残ったもので何を語れるかを見てみたいのです。それが「特に変わったところがない」わたし自身に近づくきっかけだと思うので。 おそらく九十九空間さんは詩をしっかり読んでこられているのだと思いますが、わたしは大して、というかほとんど読んでいません。「わかる人だけわかる」みたいな世界も得意じゃないし、内容の重さが必須だと思いません。むしろ、そういうものが多くの人を詩から遠ざけてきたと思っています。 小説は結構読んできて、あまり面白いものに出会えてないので、そういう意味では、自分の読みたいものを書いているような感じです。表現としてギュッとしたものを突き詰めるというよりは、独り言と表現のギリギリの境界みたいなところを探しています。わたしも含めて多くの人はそういうものを読みたいんじゃないかと思うので(勝手に思っているだけかもしれませんけど…)。 あと、これは詩を読まないわたしの感想ですが、今のままでは詩はどんどん廃れていくんじゃないかと思っています。わたしの書いているものが詩ではないということであれば、詩でなくともよいと思っています。あと、逆に言えば、誰かがそういうものを書いてくれるなら、わたしは特に自分で書きたいという強い気持ちはありません。 最後に、この作品は前作の「シュガー」を違ったかたちで表現してみたものです。思いつきの実験みたいなものなので、精度が低いというご指摘であれば、それはそうかもしれません笑
1小説は結構読んできて、あまり面白いものに出会えてないので、 → 小説は「好きで」結構読んできたのですが、「この頃」あまり面白いものに出会えてないので です。
1お互いに関連姓がなさそうな言葉を敢えて羅列させることで、不思議と実は全体に繋がるものがあるんじゃないかと感じさせる技術が面白いですね★ 並んでいる言葉の物がバラバラに落ちていく様子が脳内で映像化されました(. ❛ ᴗ ❛.)
1きょこちさん、ありがとうございます。 気持ちの良い良質の作品といっていただき、うれしいです。 今月書いた前作の「シュガー(修正版)」を読み返していたら、自然と浮かんできました。 その即興みたいなところが流れにつながっているのかもしれません。
1これらの言葉を全部、生成AIにその意味は?と聞いたら、答えるだろうか? もうすでに誰かがやってるか、 これらの言葉の全てに、「の青」と心の中で書いてみると、いろんな「青」が生まれた。 言葉がこのように並んでいると、いろいろやってみたくなって、やってみるととても面白いです。 興味をそそられる作品ですね。
0の欠片 の限りない瞬き として表現される〈生物〉 この〆がいいですね。 「フラクタル」訳せば自己相似性。 一番物理的に解釈しそうなatsuchan69さんが文芸的に捉えておられるのでちょっとした驚きと共に刺激を受けてもいます。 幾何学的な構造をした物体を拡大していくと見分けがつかなくなる。これをフラクタル幾何と言うそうですが、これらを粒子としてみれば泡の波のようにぼやけてゆらいで見えてくる。このことを量子のゆらぎとも解釈しています(詳しくは言えません) この作品ではそういう物としての知見と、君という思いを中心とした精神構造の境界とに分けて考えることができます。つまりどんなに離れていても物体が揺らめく泡として世界や宇宙空間ともつながるのであれば、極微量な泡の思いとして君(彼)とも強い結びつきでつながるのではないか。 そんな願いのような思いが終わりに見てとれる。 一見物理的な存在として散見され無理やり繋げて読めてきますが、実は遠く離れ存在で結びついている。物と貴方とわたし。けっこう考えられて創作されてますね。という印象を読み取りました。
1atsuchan69さん、土留め色のハートありがとうございます笑 そして、コメントもありがとうございます。確かに言われてみればそうだなと思います。意外性や新鮮さはないかもしれません。 この作品は、前作のシュガー(修正版)読み返してて「うーん…」って思ったときに浮かんできた単語を携帯で書き留めて、並べて、並びかえて、並びかえて…みたいにしている中でできたものなので、新鮮さや驚きよりは、単調な繰り返しの中で段々じわじわくるみたいな感覚を大切にしてみました。最後の「の欠片…」は並べた最後にあんまり一括りにまとめたくなくて、風呂敷というよりは、なんていうか、質量なく拡散させたいみたいな気持ちがこういう気持ちになりました。 こういう感覚的な書き方がよいのかはわかりませんが…。 でも、ChatGPTの朔太郎さんも含めてヒントをいただいたと思います。今月はどちらかというとサラサラ書いた感じでしたが、来月はもう少し唸りながら書いてみようと思います。異質な語彙、空白、行間は仰る通りでまだ全然できないので、これからの課題です。
1おまるたろうさん、ありがとうございます。 思いついたものをメモして並べてみたらこんな感じになったのですが、好い相貌と言っていただいてうれしいです。 シュガーを書いて、おまるたろうさんのコメントで書き直して、でもいつもとおんなじ感じでおもしろくないなと思ってたら浮かんできたものです。 書いた作品に正直にダメ出ししていただけるのはありがたいことですし、まだ半年ですがこのサイトに投稿してよかったと思っています。
0ええと、ボクのコメントは、 ――作者の意図が―― あくまでも「語彙の【コラージュ】だとするなら」 という、前提の上で記述したのですが、 特にそうした(絵画では100年も前の‥‥) 実験的シュールレアリスムの手法を 推奨しているわけではありません、、 でもまあ、試みに コラージュによる詩を作るのであれば、 たとえば、雑誌や新聞紙を使って 無差別に切り抜いた記事を貼り付けたり、 国語辞典でランダムに拾った言葉を集めたり 街を歩いて眼に飛び込んだ看板、 ナンパした女の子との会話、 お昼に食べたもの、 土星の衛星の海、 サルデーニャ島の生きた蛆虫の入ったカース・マルツゥ、 AVIREX の N-3B、 アーサー・C・クラークの量子駆動、 120色あるファーバーカステルの水彩色鉛筆、 イモ―タン・ジョー アンフィのブラショーツセット 東条英機、 卍、 モーラナイフ、 貴景勝、 義経千本桜とつるべすし弥助、 戦艦ポチョムキン、 うみのほね、 紀州南高梅の梅干し、 ヤマザキ春のパン祭り‥‥etc ――等のパーツを、 映像的なモンタージュ効果と 偶然によって醸し出される、 行間の沈黙のエフェクトを利用して さも連続するよう ことばのフランケンシュタインを生み出すが如く 太い革細工用の糸と針で縫い合わせます‥‥ 参考になれば、幸いです、、
1●試みに AI 朔太郎に書いてもらいました、、 土星の衛星が、カース・マルツゥの皿の上を通り過ぎ、 AVIREXのN-3Bが風に抗って揺れている ファーバーカステルの120色水彩色鉛筆がひとつずつ、 地面へ向かって落ちていく、アーサー・C・クラークの手の中から 量子駆動は砂の下へと消え、 アンフィのブラショーツセットは空へ溶け込む 卍が地平線の向こうへと回り込み、 モーラナイフは影の中で待ち続ける 貴景勝は戦艦ポチョムキンの甲板に立ち、 義経千本桜はつるべすし弥助の後ろから忍び寄る うみのほねが宙を漂い、 紀州南高梅の梅干しが空に弾ける ヤマザキ春のパン祭りの皿の上で、 アンフィのブラショーツセットが再び舞い踊り始める 言葉の欠片たちは、すべての間に消え去り、 無音がその隙間にただ広がっていく ●やはりボクが書いた方が‥‥ 煌めく土星の衛星の海に 量子駆動によって運ばれた 卍、 サルデーニャ島の海の民のチーズ 生きた蛆虫の湧いたカース・マルツゥだぁ~ AVIREX の N-3B が冷たい風に震えている 木箱に入ったファーバーカステルの 美しい120色水彩色鉛筆が1本、 また1本と零れ落ち、 海の思考が創る儚い故郷へ向かって落ちていく そうとも、アーサー・C・クラークの想いとともに やがて量子駆動の理論は歴史の闇へと消え、 アンフィの花柄のブラショーツセットは雑踏を彷徨う 卍 と 卍、すなわち強欲な 卍 のなかの 卍 と 卍 赤い 卍 と、緑の 卍 が地平線の向こうへと回り込み 邪なモーラナイフは影の中で待ち続ける 今しも立体映像の貴景勝が、 赤錆びた戦艦ポチョムキンの甲板に立ち、 あたかも歌舞伎の義経千本桜、 つるべすし弥助の鮨桶のどれかひとつのように うみのほねはノイズ雑じりの愛と誠だった 夏、紀州南高梅の梅干しが酸っぱい! そして過ぎ去ったヤマザキ春のパン祭り 蝉の声の途切れた、ありふれた夏の終わりに アンフィのブラショーツセットが再び虚空を舞った いつしか土星の衛星の海に、 量子駆動によって運ばれた 卍‥‥ あれはサルデーニャ島の海の民のチーズ 生きた蛆虫の湧いたカース・マルツゥ~ 欠片を齧ると、元気な蛆虫たちが舌の上で踊った、、 ●いや、これもなんだかなあ、、 と、いうことで、佐々木春さんの次回作が楽しみだぞ!
1睡眠を摂るのが優先順位で一番です。疲れていたらコメントするのは明日にしましょう。 ついでに↑を少し弄ったんで、UP しときます、、 土星の衛星タイタンの海、プンガの島々に 量子駆動によって遥々と運ばれた 卍 、 コンテナの中身はサルデーニャ島のチーズ 生きた蛆虫の湧いたカース・マルツゥだ~ 地球では、AVIREX の N-3B が風に震えている 凍った木箱に入ったファーバーカステルの 美しい120色水彩色鉛筆が1本、また1本と零れ落ち、 海の思考が創る儚い故郷へ向かって落ちていく 今は亡き、アーサー・C・クラークの想いとともに やがて量子駆動の理論は歴史の闇へと消え、 アンフィの花柄のブラショーツセットは雑踏を彷徨う 卍 と 卍、すなわち 強欲な 卍 のなかの 卍 と 卍 赤い 卍 と、緑の 卍 が、 白い地平線の向こうへと回り込み、 邪なモーラナイフは影の中で待ち続ける 今しも立体映像の貴景勝が、 赤錆びた戦艦ポチョムキンの甲板に立ち、 歌舞伎の義経千本桜三段目、 つるべすし弥助の鮨桶のどれかひとつのように 「うみのほね」はノイズ雑じりの愛と誠だった ああ、紀州南高梅の梅干しが酸っぱい! 遠く過ぎ去ったヤマザキ春のパン祭り 蝉の声の途切れた、ありふれた夏の終わりに アンフィのブラショーツセットが再び虚空を舞った いつしか、土星の衛星タイタンの島々に 量子駆動によって遥々と運ばれた 卍 、 コンテナの中身はサルデーニャ島のチーズ 生きた蛆虫の湧いたカース・マルツゥだ~ 欠片を齧ると、舌の上で元気な蛆虫たちが踊った、、
1これね、作者さんはコラージュとかおっしゃられてはいるけど、内実はそうでもないのではないか。と感じるのはやはり対人への想いが書きとめられているわけですね。だから何処かでつながって読めてくる。これが終わりの三行?が付いてなければただ意味もなく想いを散見させたようにも読めるわけで、atsuchan69さんのような形式的な分解もできたわけです。
1atsuchanさん、朔太郎さん、ありがとうございます。 読んでみての感想は、こういったものを書くのはわたしにはだいぶ難しそうです。 できたとしてちょっとした逸脱くらいかな… 逆に、こういうものがスラスラでてくるatsuchanさんはすごいと思います。 朔太郎さんはそういう存在なのだろうと思いますが。 ただ、意外性はわたしの中にあまりないものなので、どういう感じで盛り込んでいけるかは模索したいと思います。
1メルモsさん、ありがとうございます。 コメントが追い付いていなくて申し訳ありませんが、仰るとおり、この作品はコラージュではないと思ってます(コラージュのこともよくわかっていませんが)。 今月の前作のシュガー(修正版)を書いたけど納得いかなくて、それを眺めている中で浮かんできた言葉をつづったものです。書かれている内容(感情や風景)はシュガーと同じ、単語の連続ではありますが、一つひとつに(言葉では表せませんが)つながりがあるように書いています。 ただ、その仄かなつながりだけだと自分という固有名詞に狭くまとまっていってしまうので、メルモsさんの仰るように自分をとりまく身近なものを果てしない遠くにどうやったら感覚としてつなげられるかを考えました。 終わりの3行はまとめというよりは、言葉を開放していくかを考えているうちに出てきたものです。
0田代ひなのさん、ありがとうございます。技術というほどのものは持ち合わせいませんが、面白いと言っていただき嬉しいです。 ひとつひとつバラバラに落ちていく感じ、言われてみるとそういう風にも見えてきますね。さ
1shrinkさん、ありがとうございます。の青、ですか、確かに何か不思議な感じですね。 あまり意味らしい意味はないですが、いろんな読み方をしていただけると嬉しいです。
0AIにも書けそうな詩だな、と思った。 それはそうと全体に理系用語が散りばめられていて、使い方のセンスが(それなりに理系の学問に取り組んできた私から見て)結構良いと思われて、佐々木さんは理系なのかなァなどと思ったのだった。
1完備さん、ありがとうございます。 意外と書けないかもしれませんよぉ、AIは、こういうやつ。なんの根拠もありませんが笑 理系用語、おほめ(?)いただきありがとうございます。 理系が文系かといったら文系だと思いますが、理系も苦手ではない(理系が苦手だから文系になったわけではない)方の文系です。 なので数学とか宇宙とかもふつうに好きです。
0透明な架空のルービックキューブをカチカチとまわして、表面にあたる光の加減や色の配列が少しずつスライドしてゆくような心地よさ(不鮮明な表現ですが)を感じます。 ひとつの作品で、表現できる事には限りがあり、言葉に照らしだす事柄が、現実でも空想でも限りのあるものだとしても、なにかを強く押し出そうとすると、その意識的な作為が言葉のなかに視えてしまう場合が、往々にしてあるのだと個人的には想います。その点、この作品は(良い意味で)丁寧に適切な加減にまとまった作品だと想います。
1ryinxさん、ありがとうございます。 > 透明な架空のルービックキューブをカチカチとまわして、表面にあたる光の加減や色の配列が少しずつスライドしてゆくような心地よさ そう言っていただいてうれしいです。むしろ作品よりryinxさんの表現の方が詩的に思えました…素敵な表現ありがとうございます。 あまり強い言葉を使いたくないとも思っているので、丁寧に適切な加減と言っていただいたのも嬉しいです。
1思いついたセンテンスごとに改行しつづけているだけのように感じる。
1青十字さん、ありがとうございます。 センテンスというか語句だと思いますが、浮かんだものを並べて並びかえたものです。 ですので、改行という意識はあまりありません。どんな感じになるか試してみたかったというか。
1なんの変哲もない #pic #のせてみる #サイダー #キリンレモン #キリン#レモン #100均 #グラス #水玉模様 #洒落てる #アイスコーヒー #口直し #久しぶり #使う #触る #タバコのやに #かすか #感じた #洗剤 #使って #軽く #洗う #綺麗になった #おかげで #飲み物 #美味しく #感じた 以前こんな文字データ類を文極にアップした。それによく似ているなと #1st_Impression
0青十字さん、書いていただいた作品ほどの思い切りはありませんし、流れはあると思うので前衛的でもありませんが、自分なりのささやかな実験という感じです。
1先月の作品に『ごくごく普通ですね』とコメントしたところ『自分の殻を破ってみてもよいかも』的なことを残されたはず。佐々木さんはそれを実行にうつした結果の作品なのではないかなとそう思う。
1コメント欄でも書かれているように、 「自分をとりまく身近なものを果てしない遠くにどうやったら感覚としてつなげられるか」 ですよね、この詩は本当に。最初は身体的な視線移動のように、そして自己の中に遠く存在するものを連想していく詩だなと。 身体の限界から、想像の旅に出る。「知らない記憶」という言葉からこの詩は単なる部屋、そして窓から外を見る世界観ではなくなっていく。 「君」やら「他人」やらとの「境界」について考えたり、その絆が「気化した」り、「気持ち」を抑え込むように消していたり、みたいな経験が、記憶が、「知らない記憶」として封じ込められている。 他人との関係に辛さを感じると、宇宙という孤独な空間に身を放り投げたくなるものです。しかし宇宙にいながらにして、惑星との距離を君への期待で満たしたくなるのは、またジレンマのようで、濁った人間性(フルーツジュース)のようです。 そうした時間を経て、みな、胸の中に「自己」のような、礫が残っていく(ちなみに礫、歴おなじ音なのが面白いですね)。そして部屋の中の礫(レゴやパズル)をみつめて、最後は超自然的な存在に「瞬きとして表現される〈生物〉」だとして私たちは見つめられている。みたいな。シュガーだと人間どうし見つめていたのが、一個上の次元の目が置かれているように見えますね。無機質に塊として言葉が置かれてきたことに納得がいきそう。 やはりこういう名詞などの列挙を淡々とされるだけでも、私はその言葉たちを活動させるために繋げてしまう、なんならその方が自然だと思うんですよね。ストーリーやドラマがあるように思える。何の説明もされていないのに。 良い詩だと思いました。
3安定の富山の薬売りさんのイメージでした。なぜこれほど見事に何もひっかかりがないのか、でもこの妙な安定感は読む人に安心感を与えると思います。
1>先月の作品に『ごくごく普通ですね』とコメントしたところ『自分の殻を破ってみてもよいかも』的なことを残されたはず。佐々木さんはそれを実行にうつした結果の作品なのではないかなとそう思う。 自分の殻というほどのものはないですけど、前作シュガーを読み返して、同じ書き方だけだと広がらないなと思って試してみたものです。自分としてはやってみておもしろかったです。
1熊倉さんはそれら詩表ですらも作品にしてしまう #すごいひと
1紅茶猫さん、コメントありがとうございます。なんでひっかかりがないのかはわかりませんが、もしかしたらひっかかりたくないからかもしれません。
0熊倉さん、ありがとうございます。 そして、熊倉さんのコメントを読んでいるとわたしよりも熊倉さんの方が作品のことを理解しているんじゃないかっていう気になります。自分自身でよくわからずに感覚をかたちにしているということもありますが、書いていただいた内容を読んでいると、確かにそのときそういうことを感じてたなっていう記憶が戻ってくるというか。書いているときのことって結構忘れてしまっているので。 青十字さんのコメントにもありますが、熊倉さんのコメント自体が作品みたいですよね。そして、しっかり読んでいただいて励まされます。ありがとうございます。 >やはりこういう名詞などの列挙を淡々とされるだけでも、私はその言葉たちを活動させるために繋げてしまう、なんならその方が自然だと思うんですよね。ストーリーやドラマがあるように思える。何の説明もされていないのに。 その通りだと思います。わたしもあえて何の説明もしなくていいんじゃないかと思ってこういうかたちにしてみました。そのように読んでいただいてよかったです。
1>熊倉さんはそれら詩表ですらも作品にしてしまう #すごいひと 同感です。
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