diary_aryarchive_2 - B-REVIEW
新規登録
ログイン
PICK UP - REVIEW

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。

硬派な作品

萩原朔太郎や中原中也のエッセンスを感じます。

千治

体験記『呆気ない宣告』

それはあなたの現実かもしれない。

大概のことは呆気なくドラマティックではない。そうした現実の丁寧な模写が作品に厚みを増している。

ほば

世界は自由だ━不死━

わかるということ

あなたにとっては何が、その理解が起きるピースになるだろうか?

ほば

ふたつの鐘がなるころは

鐘は明くる日に鳴る! いつでもそうだ!

運営在任中に出会った多くの作品の中のベスト。決して忘れない。

yasu.na

良い

シンプルに好き

あっす

パパの日曜日

パパの日曜日

いい

明林

終着点

生きる、その先に死地はない!

美しくさわやか、そして深い意味が込められたシーン、均衡の取れた心情と思想、強い意志で最終連へと迫る引き締まった展開、我が胸にこの詩文を抱いて!

yasu.na

九月の終わりを生きる

呼び覚ます声

夏の名残の暑さが去ろうとする頃、九月の終わりになると必ずこの作品のことを思い出す。

afterglow

こっちにおいで

たれかある

たそがれに たれかある さくらのかおりがする

るる

詩人の生きざま

言葉と詩に、導かれ救われ、時に誤りながらも、糧にしていく。 赤裸々に描写した生きざまは、素晴らしいとしか言いようがない。

羽田恭

喘息の少年の世界

酔おう。この言葉に。

正直意味は判然としない。 だが、じんわりあぶり出される情景は、良い! 言葉に酔おう!

羽田恭

誰かがドアをノックしたから

久しぶりにビーレビ来たんだけどさ

この作品、私はとても良いと思うんだけど、まさかの無反応で勿体ない。文にスピードとパワーがある。押してくる感じが良いね。そしてコミカル。面白いってそうそう出来ないじゃん。この画面見てるおまえとか、そこんとこ足りないから読んどけ。

カオティクルConverge!!貴音さん

あなたへ

最高です^ ^ありがとうございます!

この詩は心に響きました。とても美しく清らかな作品ですね。素晴らしいと思いました。心から感謝申し上げます。これからも良い詩を書いて下さい。私も良い詩が書ける様に頑張りたいと思います。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

これ大好き♡

読み込むと味が出ます。素晴らしいと思います。

きょこち(久遠恭子)

輝き

海の中を照らしているのですね。素晴らしいと思います☆

きょこち(久遠恭子)

アオゾラの約束

憧れ

こんなに良い詩を書いているのに、気付かなくてごめんね。北斗七星は君だよ。いつも見守ってくれてありがとう。

きょこち(久遠恭子)

紫の香り

少し歩くと川の音が大きくなる、からがこの作品の醍醐味かと思います。むせかえる藤の花の匂い。落ちた花や枝が足に絡みつく。素敵ですね。

きょこち(久遠恭子)

冬の手紙

居場所をありがとう。

暖かくて、心から感謝申し上げます。 この詩は誰にでも開かれています。読んでいるあなたにも、ほら、あなたにも、 そうして、私自身にも。 素晴らしいと思います。 ありがとうございます。みんなに読んでもらいたいです。

きょこち(久遠恭子)

カッパは黄色いのだから

良く目立ちます。 尻尾だけ見えているという事ですが、カッパには手足を出す穴がありますよね。 フードは、普通は顔が見えなくなるのであまり被せません。 それを見て、僕はきっと嬉しかったのでしょう。健気な可愛い姿に。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

永訣の詩

あなたが出発していく 光あれ

羽田恭

あなたには「十月」が足りていますか?

もし、あなたが「今年は、十月が足りてない」と お感じでしたら、それは『十月の質』が原因です。 詩の中に身を置くことで『短時間で十分な十月』を得ることができます。この十月の主成分は、百パーセント自然由

るる

だれのせいですか

どんな身体でも

どんな自分であっても愛してくれるか、抱きしめてくれるか、生きてくれるか SNSできらきらした自分だけを見せてそんな見た目や上辺で物事を判断しやすいこんな世の中だからこそ響くものがありました。例えばの例も斬新でとても魅力的です。

sorano

衝撃を受けました

ベテルギウス。まずそれに注目する感性もですが、詩の内容が衝撃。 猫。木。家族。犬(のようなもの)。女の子……。など、身近にあふれている極めて馴染み深いものベテルギウスというスケールの大きいものと対比されているように感じられました。

二酸化窒素

ずっと待っていた

渇いた心を満たす雨に満たされていく

afterglow



作品を
別枠表示

diary_aryarchive_2    

16 # 潰された午前の記憶が甦り、空腹のまま走らせた車、既に埋まっている駐車場、配られる受付整理番号、乱れた列が整えられていく、採血はムカデの葬列を成していた、待っている間にトイレを催してしまいそうだ、全てが水洗に流れて台無しになってしまいそうだ、現から遠くなることを考える、例えばドミノ倒しについて。 # 小説のような不満をラインに載せて、正社員は仕事を投げ出した、不機嫌に振り回され、空いた持ち場を埋めるために汗を流すと思うことがある、心を病む程に働いた人達は人として美しい、子供の頃に描いていた大人は絶滅危惧種、そして大人げない人達の仲間入りを私はしている、演じなければずっと子供のまま。 # 相変わらず、夏の隙間を埋める虫達は、パッとしないメンツばかりで聴きたい鳴き声を出すのは一匹くらいだった、それでも誰かにとっては歓喜の対象なんだろう、進まない番号を眺めながら、人の詰まった川に、山から土石を流す、片側だけ少し染めた髪が、本当は無駄で可愛くもないお洒落なんだと、誰も教えてくれない。 # 今の生活には概ね満足している、だけどここに至るまでの人間関係を未だに呪っている、そんな私は生きた地縛霊、等の昔に千切れた鎖を、根のように張り巡らせている、幸せになることを他の誰よりも私自身が許していない、もう終わりにしようよ、あんた達の死んだ伝えが届けば直ぐに明るく前を向ける筈なのに。 # 和訳を知ったお気に入りの曲は、いつも死にたいとばかり歌っていた、それでも陽射しは私を変わらず浄化してくれる、穴開きだらけの数列、ビンゴ大会で独り取り残されたのを思い出す、回転を繰り返しても埋まらない穴に泣いたあの日、選ばれる事よりも、選ばれない辛さが私の中にいつまでも埋め込まれている。 # アナタはあれから何回、私の事を思い出してくれましたか、きっと更新される毎日に、記憶の隅からも外されてしまったでしょうね、私には傷となった下心をアナタにつけられました、心の交通に踏み込めないのは、ハッピーエンドを願っていたけど、遊び相手になっていただけだと思い知らされたから、私にとってアナタは罪人。 # あまり奇っ怪な言葉を作るのは控えている、遠い国の異邦人、遠い惑星からの宇宙人に私はなりたくない、他人とリンクする部分はなるべく多く、結び付けて、重ねていきたい、それでも何処かで感じる寂しさがあって、私はこの世でこの時代に生まれてしまった1個体1種族という感覚、人擬きの絶滅危惧種なのだろう。 # 有給なのに午前は病院で消化されて、いつもの深夜に眠ろうとしている、お昼にお酒を飲んで、明るい間にお風呂に入る、それくらいでしか特権を使えてない私は休むのが上手ではないのだろう、でもシフト休みで調節させられていた日々よりはマシだ、明日からまた働く、耳栓とアイマスクで感覚を遮断する。 17 # 青色作業着と衛生キャップにマスク、誰がどんな見た目かなんて脱がなきゃ分からない、数年前に美容でやった脱毛の身体は開き直ってしまったのか、永久と呼ばれた皮膚の大地に、新しい産毛を数本ばかし生やしていた、そんなもんだよねと、露出の少ない格好をする今に思った、明日も皆と同じ色に染まり働く。 # 落ちる、散る、チルアウト、リラックスな音楽が部屋の空気を包む中で、遠藤ミチロウの全歌詞集を読んでいる、紙を折る、丁寧に、神は降りてこない、命綱がないから、人は野蛮だから、受け止めてくれない、スマホでヤバいと撮るだけ、だから月まで届く距離を何個も折り続け会いに行く、頭の輪っかを壊しに。 # 丸めすぎた葉っぱは硬くなって、キセルの中で空気の流れる隙間を許さなかった、いつの間にか金曜日で、いつの間にか夜までの時間も延びていた、再び忘れられた保証を問うのはしんどいなぁ、昔家に来ていた取り立て屋みたいで、心の色を現すかのように曇り空、あの人は今日もいじけて欠勤してるのだろうか。 # 冷蔵庫の摘まんだ味付きの豚肉は生だった、お腹が壊れるかもと予感しながら飲み込んだ、身体は丈夫な方だと信じてる、休憩時間までに痛んでしまった弁当のおかずも残さずに食べてきてるし、ろくに掃除をしなくて、埃が地を這う部屋で暮らしている、飲み口の汚れたコップは、アルコールの継ぎ足しで消毒されてると思っている。 # 朝日の昇らぬ暗い午前から、山の鳥達は囀ずり出す、ドリームプールは塩素の香りがなくて、仄かにメロンソーダの香りがする、立ち尽くすのは辛い、血を砕きたくてタマネギばかり食べている、人より上の捕食者がいるとしたら、私は少し、美味しくなれているのだろうか、そんな終末は迎えたくない、陽が窓の外を薄める。 # パイナップルサワー、小さなブロック体の林檎を詰め込んで飲むボヤけた夜、換気したままの窓から冷たい空気が入り込む、ふくらはぎは冷えて硬くなっていた、これから朝だというのに、まだ動く気持ちになれなくて、既に省エネモードで時間を溶かしていく、気持ちに従うべきなのか、反して出掛けるべきだろうか。 # せっかく性格が悪く、ついてない人生なんだ、言葉くらいは鋭い輝きを出してみたい、泥に浮かぶ虹色の油膜みたいなのでも良いなぁ、暑い季節なのに、私の住んでいる場所は夜に四肢を冷たくするんだ、あれだけ抱え込んだ地熱を、容易く手放してしまう、でも体幹だけは暑苦しくて、水が甘く思えるほどに喉が渇く。 # この国の崩れた町を無視して、遠くに支援と復興費が配られていく、私は弱く、優しくないから、余裕がないと近くの人すら助けられない、戦争は悲しいけど、この身に起きなきゃ心は痛めない、酷いねとアナタは言うけど、知的障害者の癇癪を真似していた中学時代の姿を私はまだ覚えている、アナタの子供がそうなりゃと思ってるよ。 18 # エンバーマーが来るまでに、最低限の施しを遺体にする、身寄りがなくて、郵便物は全て、病院に届く、そんな患者だった、硬直した身体を脱がせ、拭いて、綿を詰める、死を書く人達は、一体どれくらい死が近いのだろう、きっと遠い、私だってその場に居ても遠い、きっと死んでみないと全ては生者の戯言なのだろう。 # 怠さを感じても、身体はそこまで疲れていないから、眠れない夜が幾つかあったりする、拘れと言われた題名は付けてみたけど見向きもされなかった、漠然としてた方が創造は広がりやすい、鴬はいつの間にか鳴かなくなっていた、黙り込んだ朝を歩き、滲んだ汗をシャワーで流す、古い私が、削れていく、排水溝ヘ流れていく。 # 挨拶をまた、されなくなった、だからまた、私も無視をする、マスクの裏、口内にガムを忍び込ませて、気が散る頃に何度か噛むを繰り返す、架空のラッパーのディスコグラフィーを考えてると、出掛ける事に過剰な反応を見せる飼い犬の、吠える声が壁を反射して部屋まで届く、瞼が重くなるけど、枕の上、頭の位置が定まらない。 # 残された業を流す、煤の入った半透明の棺桶が通過させ、朝になったら太陽に拝む、働かない人達の文学論争が、電子の帰らぬ木霊となる、多くを与えられて出来た暇の中で、表現者を語るのは実に滑稽だ、社会に打ちのめされながらも、幸福を手に入れてく、苦労の知らない不労者には無い人の輝き、貴様等は、浮浪者以下だ。 # 土に馴染む、死に方をしたい、角砂糖の雪が振る頃に、アナタが私に教えた秘密、あのお月様はとっくに死んでいるということ、獣道から見た海は遠いよ、私は野生に変わり果て、背の低い四足歩行になってしまった、微かに残る、道の跡、何処まで進めばまた人になれますか、知性が歩み程に削がれ本能的になる。 # 縮まることしか知らない筋肉を引き伸ばす、そのまま線になり空気に溶けてしまいたい、渇いた身体に水道水は、仄かに甘味を含んで喉を通過する、エアコンの加減を分からないまま使っている、ぬるい風が来るくらいが多分、怠くならないだろう、格ゲーエンジンでCPU同士が、目的もなく無意味な勝敗を画面で繰り広げる。 # コバルトの香り、思いに付いた味、僕にはこれしかないと言ってる詩人の叫びが、奇跡も起こさず、万物に敗れて散っていく様は、同じ人、別の人、また別の人と、繰り返されていく、波の無い平和の中で、芝居のように嘆き、アナタ達は今日を贅沢に生きている、都合のいい希死念慮に自らの命をぶら下げて、他人を脅す。 # AIで作成された、グラマラスな女が、また下品な文字と一緒に裸を晒している、性欲が擽られることの無いまま、季節外れの焼き餅に、味噌を付けて食べた、君が眠る頃、私は鼻唄で歌ってる、互いに栄養にならない感想を書き込むことしか出来ない、心に輝くシミとなった言葉を貰ったのは最後、どれくらいに前だろう。 19 # 予め決められたレースを、猫が手配する、ハロー地球、草の谷間からこんにちは、向こうの坂では鯨が泳いでいる、希望を持った蜜蜂と、その場限りのハイエナも混じって、一斉に筆を走らせた、でも最初から叶わなかったし、選ばれなかったね、僻みで片付けるには難しい、軌跡が既に敷かれている、多くの言葉が死に、横たわる。 # オンリー抱けば寂しくないって論理、でも胸にはポッカリと穴、思い通りにはならずにロンリー、ハングリー精神、誰にでも気さくにフレンドリーに、不気味がられて孤独なボッチ、悪夢に魘されるドリーミー、クリーミーなバニラが苦く舌を這う、空が重力に押し潰されてく、海が重金属と錆に変わる、景色は暗い、クライ。 # ハイテク未来、履いてくシューズ、掃いてく箒、吐いてく戯れ言、ゴミ袋90リットル、ガラクタになった夢や希望を詰め込んで、貧しい子供達に配るのは、サンタですか、サタンですか、去った後の荒れ地で、カッコウが卵を落とし合い、卵を誰かに育てて貰おうとしてる世界、雨粒が草木を育てるにはまだ足りない。 # 昨日見たものは全部、幻だった、彼岸で見ても、動いてなければ、世界は始まらない、私の冒険の章は、名前を付けることすらしていないから、魔王をやっつける宿命を背負わないで生きている、たまたま見た応募に投稿でもしてみよう、外れっぱなしの人生だ、選ばれない事には慣れている、この星に生まれた呪いは強い。 # 下を向いて歩いてる、落ち込んでいない、太陽が眩しいのと、散歩ごときで知らずに命を踏みつけて殺めたくないから、雨の降る夜、急ぐ帰り道、道路に敷き詰められた、カタツムリとカエル、命の横断は緩やかなスピードで退いてくれない、謝りながら踏みつけていく、朝には流れて跡がなくなる、心は痛いまま。 # 草刈り機は殺戮のメロディー、刈られるから草木にも、死期や四季がある、天気予報は曇りで風は生温い、身体はまだ伸ばし足りなくて、詰まった関節が音を鳴らしながら隙間を広げていく、誰も傷付かない日があって欲しいけどニュースはそれを否定する、報道の無い場所では病に倒れ、身体を傷付け、命が落ちていく。 # 引きこもりがドアを挟んで会話するドキュメント、大人達はといつもこうだ怒る彼のモザイク越しの姿は、禿げたデブのオッサンだった、曇りの日は何か都合の悪いものが空に浮かんでいるから灰色なんだろう、きっとUFOの類いが飛行しているに違いない、でもアナタがやたらと隠すのは、逆に何もないからだと思ってる。 # 赤い月だった、黒いドレスの花嫁を探している、花言葉も花束も生きてる感じのが理想的、世相が液状化して土に染み、アスファルトを這うこの頃、中身がないからリズムくらいしか褒めてくれない人達、仕方がないよ、魂なんかよりも綿を詰め込んでいるのだから、どれだけ搔いても、赤い点は薄くならない。 20 # どれだけ気持ちを込めたもの、数重ねたって、外側の話ばかりされて、本音で語る無意味さを思い知る、だからといって建前ばかりは使わない、それは良くない、あんた私じゃないんだから、私の知らない私を教えてよ、でも分かってる、私もあんたに何も教えてない、このまま知らないまま、距離は縮まり、時間は伸びて、加速していく。 # 値段のつけられない大事なもんを抱えてる、誰かが奪って壊したなら、弁償して欲しい時、それに値段は付くのかな、もう元には戻せないのに、値段がなければタダなのか、お前の大事なもんを私に差し出せよ、値段の付かない大事な奴、それを私に壊させろ。 # 思想の看板が建っている、覗いてみればデジャブになった哲学を、長ったらしく話してる、君達には着いていけないよ、私は遠くへ言葉を飛ばす、かつて海に叫んだバカヤロウは、車サイズになって戻ってきた、山に叫んだバカヤロウは、芽吹き花が咲き種子を残しているんだ、かつての言葉が私を取り囲んでいる。 # 立ちっぱなしの生活、歩みは止まったままだから、足の血は苦しそうに心臓へ送る血と酸素、四方八方に鎮魂歌を、緊張感を口にするのは疲れた、だからスピリチュアル、願い事を口にする、のぞみ、こだま、ひかり、未来への乗車券、なんかたまに虚しくて、望み叶わず木霊が響き光が暗闇に落ちていく、そんな気分。 # 洗って膨らみを取り戻す耳栓、鮮度はクリア、だけど垢が付いてた頃の馴染みが失くなった、綺麗は素晴らしい、素晴らしい、だけど、大切なものまで落としてしまいそう、私だけのモノなら汚したままにしようかな、多分、生まれ変わった私は他人だ、私と思い込んでる他人だ、排水溝から下水へ、その先に私は行き着いてる。 # 出所が不明の新ルールを告げられた翌日に、オーブンで温めたグラタンを掴むための手袋の使用に、飼い犬が強く吠え続けた、爪切り、ハエたたき、掃除機、全部あんたの為に隠れてやってる、合わせて生きてあげてる、これ以上、私の生活を狭めるなと、強く吠え返した、ルールの塊、蹴りあげてしまいたい個体が横たわる。 # 紫陽花の色彩は味わいのある景色を作る、雨季が憂鬱な恵みとなる、湿気が身体を重くする、これからアニメのプレミアム上映が幾つか始まる、セル画を今の時代に観たい、雨が葉を流し、生きる為に生まれる、花の星に着いたら、濃度の高い酸素をキメて、全てを新鮮にする、新生児みたいな若さで大地を強く踏む。 # 眠気に射し込む犬の声、栓した耳の中へ鋭く入る、既に草臥れたまま労働する、散りばめられた伏線は、ネタバラシで集められた、絵柄の濃いマンガばかりを最近は読んでしまう、私の人生は薄味だ、このリアルオープンワールドで、イベントやフラグを全て放棄してる、あっという間に歳を取る、でもきっと大半がこんな感じ。 21 # オープニングはいつだって賑やかに、エンディングはいつだって静かに迎えたい、本日のオープンワールドの終盤は真っ赤に手を染めながら、不良品の殺戮をしていた、滲む汗をシャツが吸う、決めた本数だけ煙草を吸ってる筈なのに、箱の中は1本足りなくて、どれだけ考えても思い出せないから、開き直って多く吸う。 # 岩に乗る猿が眩しい瞳に囲まれ、白い帽子が風に揺れる、墜落したあの飛行機の話、ブラックボックスはまだ開かない、キノコ雲が登ってからも戦争ばかりしている夢の国、受け入れ先の無い暴れん坊な人達、性癖を押し付ける声の大きい奴が世の中を歪に掻き混ぜる、私は悲しいけど涙が出ないから玉ねぎを切る。 # 疲れた身体に手作りのかぼちゃプリンが染み渡る、同じ面子が今日も始めてる文学論争は、次のステージに進まないまま終わっていく、私はその間に光る線を書こうとしている、偽りの共感覚が、あなたに黒字を多色させる、そんなものを書きたいなと思っている、もういいやと思った友人とはあれから会っていない。 # 移り渡る嫌われ者の民達、土に馴染まず、土踏まずから浮いている、祖国のルールを他国に押し付け、私達は迫害されてる少数部族だと喚いている、侵略者、弱者気取りの、獰猛な奴等、あんた等の迫害とか宗教とか知らない、私の中の保守的な羽が刺激される、国の汚物だから死んでしまえと叫んでいる。 # 紫陽花が葛に縛られてる、手入れのされない土地は踏み場が失くなる、最近出来た空き家は、竹が庭に生え出していて、いつか茶の間や台所にも生えるのだろう、使われない土地が整えられたと思ったら、ソーラーパネルが建ち並び、誰も寄れない様に柵がされ、来年の夏にはどうせ背伸びした雑草に覆われている。 # 梅雨の音に紛れて、今年初めての蝉の鳴き声が潜り抜けて耳に入り込む、老いたからなのかな、夜はまだエアコンは必要としない、暑いことに鈍くなる、水は細かく摂っておこう、いつか蚊の羽音も聴こえなくなるのかな、あなたの弱音にも気付けなくなるのかな、赤く腫れていた腕を掻きながら、薄れる繊細さに憂鬱が刺す。 # 言葉を研いでばかりいるから、誰かに向ける言葉はいつも傷付けてしまう、丸みを付けようとしても、余りにも細く鋭い、もう削りきって無くなるくらいでしか、傷付けない方法は無いのだろうか、自分の口から出た言葉は、最短距離で深く突き刺さる、だから何も考えてないフリしてるだけ、口にしたら傷付けるから。 # 見ているけど、知らないフリ、侵食していく雑草や、遠い国の銃声、大声を上げてる特殊性癖者に、毒の入ってるワクチン、不愉快な情報が、テキストや映像になって私を包囲している、孤独は感じないけど、寂しい奴だから、頭には花畑が見当たらない、分かっているけど、分からないふり、知ったかぶりより増えてきた。 22 # オナラじゃなくて汚したパンツを、コッソリ洗う時に感じる、情けない気持ち、take me highy、私を宙に連れてって、見上げるだけの空、見下ろすってどんな感じ、本能と繋がるテレパシー、運命交差点のサイコキネシス、サイケデリックに色付いた街、裸のエイリアン、檻の中で誘ってる、レスキューエスケープ。 # ほどけるエクスタシー、偽善ドラックがやめられない、透明アカウント、何者でもない何者へ、あなた達に送る愛の電波、波打ち際にこの世の秘密、打ち上げロケットから読み込むバーコードリーダー、あなたの知らないあなたが書かれている、数学的な絶対回答で書かれている、逃れられない運命線の果てが映る。 # パリピの吐いたゲロ、道端の雑草は陽気に育つのだろうか、夜霧にファントム、電動my舞いカタツムリ、轢かれていく命、砕ける殻の音、飛び込む羽根虫、ハネムーン気分、激突するフロントガラスにグリーンブラッド、ワイパーはいくら擦っても消してくれやしない、ハードコアはそろそろやめにしたいんだ。 # 黒いサングラスをしている彼の瞳は緑色でエイリアンみたい、遠くの星の景色が映るから、いずれ目の前の私にも気付けなくなる、傷めた喉がありふれない声色になって、道標になればなんて考えたけれど、そんなことは無かったね、今日は部屋が湿気を含んで膨らんでいるよ、それとも表面張力の底にいるからかな。 # 夏は命の数が多くて犇めき合っている、それでも生きやすいのは、酸素を奪い合ってないから、それでも生きやすいのは、こんなクズでも生態系なら捕食者だから、年々、田んぼの農薬は強くなるから、おたまじゃくしは早くカエルになる、とても小さいんだ、もし私も狩られていく種族なら、小さくなるのかな。 # 蒸し暑さに短冊の願い事は溶けてしまった、注目の都知事選は、何もしない回答拒否の女にまた決まった、脳死で投票と選挙に行かない奴等でこの国は滅んでいく、そんな未来が待っていたりするのかな、織姫と彦星は会ったのかな、この曇り空が覆う中で、オーガニックに拘る母親が風邪を引いて寝込んでいる朝。 # 貧困の末、マンホールで暮らす人々のドキュメンタリー、朝の日差しに憂鬱な気分で迎えたくない、雨の季節、家に籠れる私の生活をなくさないようにしなきゃと誓う、パラダイスロスト、ディストピアからの脱出経路、集団殺人を起こす夢を見た、SAKAMOTO DAYSを読んだから、それとも思っているより自分は色々と限界だからかな。 # 不機嫌なまま働くねあなたは、自分のルールを開発しては、皆にそれを押し付けて、合わせなかったら更に不機嫌ですか、やってられないから仕事帰り、酒とツマミをしこたま買い込んで、部屋でバカスカ飲んで食って、煙草を吸ったら天井を回しながら眠るのが今の私の至福です、天使のラッパが聴こえる。 23 # 愛憎が倍増する程に葛藤、それはアートで感動、賛同して貰うには必要な事、根拠なんて何処にも無いけれどね、モザイクレインボー、曖昧になる肌や性、押し寄せる思想の波となる、糞っ垂れな今の世の中で、何故か人は、変わることで悪くなることを恐れて、疑惑の塊を引き続き支持する、私は上手く泳げてるのだろうか。 # ナチュラルオーガニック、重曹とクエン酸、敗北しちゃった健康法、免疫抗体は何処へやら、二度目の感染に何を思う、回転の早いライン、口に忍び込ませたガムの甘味を、少しずつ噛んで舌に馴染ませる、明日も私は洗濯機を回す、梅雨の空じゃ、部屋干しの臭いを受け入れて干すしかないのかな、明日は晴れて欲しい。 # カビの生えた野菜をコンポストへ、肥料になるまでまだ時間が掛かる、私が死んだら、変われない壺に収まるより、桃の木の下に灰を撒いて欲しい、朝に生まれた風は、夜に絶えて、また生まれてを繰り返している、何処までリサイクルは出来るのだろうか、魂はこの先、何度まで生まれ変わって、死んでしまうのだろうか。 # ヴィーガンやってるくせに、蹄が無い足でパカラパカラと歩いてる、そんなことはどうでも良くて、長風呂しないくせにバスタオル使ってるのに苛ついてしまうし、洗濯機はずっとやらされている、食器洗いもやらされている、私だって働いているのに、なんでしてくれないのって気持ちがあるから主婦にはなれない未来。 # あなたは希死念慮を抱える生き方をしているらしいのに、私の辛さを分かってくれないんだね、どうして私だけが、あなたの傷を瘡蓋にならないように舐め続けなければいけないのだろうか、舐め腐ってるのはあなたの方じゃないかな、さっさと死んでしまえばなんて思っている、弱いくせに、弱ってる人の気持ち分からない奴なんて。 # 戦車の肌は冷たい、疲れ果ててしまう日々に、起き上がりたくないこの頃、そして痩せ細る筋肉、悪循環の中に生きている、頭の中だけ出掛ける事も出来ないスピードでラインが流れていく、考えられないから言葉が出てこない、決して悟りの中にいるわけではない、好かない人と行動のタイミングだけは一緒だ。 # 長い願い事を書く為に、随分と長居してしまったな、地球を1周する短冊は、それでも短冊と呼ぶのだろうな、あなたに出逢う為に個々に生まれてきた、鍵と鍵穴の関係になり、開けた扉の先に石を詰め込み始める、次に砂を流し込んで、最後に水で満たす、人生の大事な物はそういった手順で満たしていくと良いな。 # サンダーボルトキッス、地球に痺れるような口吻、雨粒の中を潜り抜ける蜩の声、ハッピーエンドになる裏技を知っている、だけどそんな形で手に入れた幸せなんてリアルじゃないって断ったね、確かにね、だけど不幸になって死んでしまったら、意味ないじゃない、何も言い返せないね、死んだ先は死しか無いんだよ。 24 # 運営は歯車みたいじゃないから、キッカケあれば回り出すなんて事は無いんだよ、流星の、光る尾が揺れている、触れた僕の手は誰かの願いを叶えられそう、イケてないアイツにチートスキル、何もしなかったね三連休、これからはエレクトリックに生きてくれ、七夕の国から持ってきた人類救済の爆弾を打ち落として。 # 早く咲いたヒマワリが、夕方には頭を垂れ出している、笑ってくれたら、また顔をあげてくれますか、暗く生きてくには外はこんなにも明るいんだ、全ての言葉が魔法なら、この小さな町が戦争にでもなるのだろうか、救いのある言葉を人に掛けていきたい、それを皆で唱えている、争いを全て洗い流してしまいたい。 # 禁煙していたら鬱の再発、下らない兵器の開発、健康信者が死んじゃ意味ないね、オーガニックヒューマン、これで何度目かの敗北、波のような雲の正体は、飛行機の撒いた化学薬品、順番待ちでバイオハザード、私もこれからゾンビになるのだろう、寝てる時間に起こされて救急外来に車を走らせた、欠伸が止まらない。 # 寝不足でモザイクロード、車で走り解像度を上げていく、院内に入ると咳をしたくなる、放哉みたいな孤独は感じない、ゴホゴホだけで会話する、語彙を捨てた、動物達のような感じ、光で貫くような拳を放ちたい、家に帰ると誰かが倒れてる予感がする、病人が増える程、賢者になった気がする、考え事も増えていく。 # 人生の山あり谷ありを説いてるアイツは、高速道路を飛ばして最短距離で目的地に着くことを望んでる、近道ばかり選んでるのに、説法なんてよくかませるよ、ジョージとかいう奴も、周りの人間ランク下げた方が早いから、偉そうに弱者男性がとレッテル張りしてる、登れる山だけにしか登ったことが無いのだろうな。 # 山奥でひっそりと、てるてる坊主の真似っ子してる、悩みは晴れてくれるのかな、あなたの家には雨が降る、家族が泣いている、悩みの種はなるべく早く咲かせたいね、芽が出ず大きく育ってしまうと、頭を抱えながら生活しなきゃならないね、俯いて歩くから見逃してばかりで、見上げる空は重く遠くなる。 # カニバリラブなら私のどこを食べてくれるのかな、謝れないまま消えたハッキングボーイ、オカマ色のパープル、フリフリなダンスをしなければ、あの2人はいがみ合いをしないでいれたかな、ネットポエマーのクセにお股にだらしない奴は全部フェイク、綺麗な言葉やメッセージは全てセックスしたいと言ってるようなもん。 # 新しい星が生まれたよ、桃色に光ってる、名前はポルノスター、大勢の絡み合った男女の肉塊が大地で、交わる体液が川や海となっている、文明なんて無い、ただひたすらに創造をしている、喘ぎ声と産声で、空は常に鳴っている、きっとこれは愛の塊、無垢な性交、この星の核、誰と誰が愛し抱き合っているのだろう。 25 # 夢の翼でどこまでも、なんて思っていたけど覚めちゃった、現実に落されてベットの上で目覚める、重力を感じやすくなった年齢、透明な重さは何層で出来ているのだろう、何もしない私は、今日もアクティブポエマーを呪ってる、黄色の庭を去った奴等が、挙って下手くそになっているのを見ると、私は笑顔が崩れる。 # 黒曜石を割ると瞬く間に夜が来る、西に追いやられた太陽が苦しそうに沈んでいく、死んだように眠っていた今日、右脳の片頭痛と一緒に、半日も動かないで過ごせる事の幸せを感じていた、沈黙の多い放送室と、会心の一撃、私は技よりも力で捩じ伏せたい、漫画の強い奴は大体がそうしている、素材の美しさが全て。 # 侵略はお金で土地を買う所から始まるね、無人島が侵されて行くよ、これから寝るのに体幹だけが暑くなる現象ってなんだろう、部屋を飛ぶ、しつこい蚊を殺そうと手を構えるけど、景色に溶けていくのはどうしてなんだろう、へばり着いた夜空の輝き、朝方は大抵、風が弱い、マーフィーの法則で今日も回る。 # 脳内受信、ピピピピピ、無意識のテレパシーは、モールス信号よりも単純だけど解読は複雑なんだ、無意識の中で私達は繋がっている、巡り会ってないあなた、引きこもりのあなた、殺される遠くのあなた、みーんな繋がっている、本当は他人なんて何処にもいない、お母さんの畑とお父さんの種が違うとしても。 # 今を生きている私、人生オンラインで実況中、まだ死んでない、アンニュイなハードモードを生きている、特にもならない縛りプレイをして、レアドロップ、レアイベントそんなのもない、毎日ログインしてるんだから、ボーナスくらいあっても良いもんだと思うんだけど、それすらない、もしかしてこれってクソゲーなのかな。 # アナタはアナタの醜さを知らずに生きていて、今日も不満気に鉄板を叩いて帰る、そんな奴でも死んだら悲しむ奴がいるんだから、この世はまだ優しいし、私も希望が持てる、安いシャンプーで負けた頭皮が、夏の汗で痒みを出す、皮膚科に通わないで治らないかな、待合室は長いから、そして味の濃いものが欲しい。 # 銃弾から咲いた花、私を必要としない光が飛ぶ、毎年のように更新する悪天候に、町が土砂に流される、ここも雨が降るから、打ち上げ花火は欠けている、古い歴史を掻き集めて、あの頃を時代劇、私だけがアナタを選べる、そのエキセントリックを知っている、言葉は拙く、語彙は少ないけど、言いたいことがあったんだ。 # 人類の閉会式、多様性を求めるフリをする世界に、これまでの価値観は押し出される、ところ天突、受け皿は用意されていない、人擬きが主役、下品な祭典をしている、笑顔で楽しむ私達こそがリアルであり、真人間なのを忘れてしまったのだろうか、混ぜられた人類はゲロや残飯と変わらない、大声を出す奴から殺せ。 26 # NO 殺生 NO LIFE、反省からの反戦はいつ行われるの、脳 SESSIONはどうだい、イカれちまったジャズみたいに叩かれて鳴っている、開示請求でビビり散らかすクソガキと身体、精神障害の手帳持ち、どいつもこいつも知的に問題があるよ、そんな私もチキンハートの鍵アカウント、反省文が書き足らず月に届くまで重ねる。 # 月に手が届きそうな程、低い夜空なんて、書き物くらいでしか無い世界、金なんて要らない、品行方正なんてもっと要らない、銀と銅は字が示してる価値がある、なんならそれすら要らない、誰も見ない甲子園のサイレンが鳴る、高校生の一夏は注目されずに終わる、私もそう、記憶に留まれず閉じられた本のように終わる。 # 煮えたトウモロコシは甘味を水中に逃がせなかった、噛りながら程好く乾いた足裏の黄色い角質を刃物で削る、さよなら古い私、赤い踵が久しぶりに覗かせた、皮の薄いトマトは押し潰されて直ぐに痛む、この厚さを分けてあげたい、この世に留まるには傷付き易いから、蚊取り線香の煙を潜り、蚊は私の踵を新たに刺した。 # 多様性の被害者はいつも女性で、男の世界で生きられなかった奴が女を名乗りだし、世界の舞台で蹂躙する、大勢が少数の特殊性癖者に端っこへと追いやられる、悲しい殴り合いを見た後に、アジアとアフリカへ疑問符が付く審判や対応が動画で拡散されているのを見る、新しい思想にしても、余りにも不出来で幼い。 # また君が飛び込んだ、楽しみにしてる奴なんていないから、お帰りなんて言うつもりはない、ネバネバとしたロマンチック、沈殿した欲求は多色で黒ずんでいる、あなたはミッキーマウスじゃない、着ぐるみ、思い込みの強い気狂い、頭を外せばバキバキの目をした中身が剥き出しになる、そしてまた泥のような恋愛をしてる。 # 食べたもの、アポトーシス、私の身体は、老いながらも新しく生まれ変わっている、光が終わる頃、夢の中で、下品な花火を打ち上げる、色が多くて派手なら良いとこの日までは思ってた、満杯になった星が隠れる、忍び込ませたモールス信号、さよなら宣言、そしてまた始まるどや付いた解説、聞きたくない低い声がする。 # アナタを構成するトラウマの仕組み、海中ブランコが思い出を乗せて揺れている、戦場の土が血を吸って、綺麗な草花を咲かせている、こんな朝だから風も日陰で休んでいる、街に貼られたシールが色褪せる頃には、メッセージを持てるだろうか、悲しみばかりが私を走らせる、はしゃぎたい時は敵が調子に乗るなと言ってくる。 # 思いどおりに行かない片付けに、苛つきを覚えてしまう、それを飲酒の理由、甘やかす理由にしている、車の中で飛ばされるハイパーポップ、最先端の感傷なんて聴きたくない、グルーヴメタルがボリューム18で鳴り響く、散らかった気持ち整えられていく、明日はオイル交換をしよう、車の血の巡りが悪くなっている。 27 # 片付けくらいは好きにしたい、誰がホースを使っているからそれまで手をつけられない、それを理由に飲んだお酒は、私の頭を午前中は叩いていた、スポーツが盛り上がる頃に、政治が不都合な事を決めている、私には止められない、今年になって初めて見た蝉の背中、生きる芸術なんだと兄が言った、それに私も同意した。 # 私はパイを焼くよりも投げ付けたい、全力投球の殺意を無傷で届けたい人達がいる、出来立ての愛を込めたもの、あげたい人達なんていない、飼い慣らされた音楽が鳴り、鼓膜に張り付いた虫がそれを食べる、アナタの事が嫌いだから、やっぱり作った物も嫌い、別に出来ない、空を漂う、生クリーム、ぶつけたい。 # 日課の散歩はサボってばかり、エアコンの風に甘やかされた部屋の中、だらしない肉が付いてしまった、食べ物はあげないけど、貧しい子供達の為に、この脂肪を分けてあげたい、するとアフリカから子供達がやって来て、私を揉みくちゃにしながら噛りつく、皮膚が破け、筋肉を裂かれ、内蔵を千切られ、骨をしゃぶられた。 # ポップアップをブロックした先の風景は知らない、余計に引き落としたお金の使い道も、今年のお盆休みも何かしなきゃと思いながらダラケて終うのだろう、占いじゃ大事な時期だと言ってるのに、これは晩成に大きく響くというのに、諦めた大成、誰かに取っての何者かになる、燻っている、始まりの章すらない冒険者。 # 花火が打ち上がる時に、ミサイルや砲弾を連想するなんて、なんて悲観な奴なんだろう、私は何故、そこまで憂いていたいのだろうか、根から光る茎が延びていく、そして咲くことを繰り返す、蒔かれた種は来年にまた芽吹く、それをまた拝むことに希望を持てば良いじゃないか、渋滞を避ける為にフィナーレは見なかった。 # 私が夢中になっている作品の一部は、本人の物じゃない、私の感動やイマジネーションは海賊盤だ、新品で最後に買ったのはいつだろう、中古に囲まれた部屋、私は使い古された存在、金にならなくても売り飛ばされる、そんな私でも誰かは拾ってくれるのだろうか、大量のそんな人達と一緒に日々を生きている。 # 喜びも、悲しみも、ニュースの大半はインプレゾンビが絵文字で処理している、だけどそれで農業を経営できて、従業員に給料を渡せているらしい、それならゾンビのままでも構わないような気もする、遠くの人間にクソ野郎だと思われながら生きるのは傷付かない、近くないから、そして銃があるのはきっとそれ。 # 湿り気のある未練が2人を動かしている、黄色い庭の、薄汚れた所に住んでいる、下心を持たなければ、良き友人でやっていけた筈なのに、もう戻れないんだね、お互いが知らずに求めてしまった引力は強力で、離れようとすると、互いに自壊する、そんな星の作用と似ている、最果ては超新星、ブラックホールになる。 28 # 物語の無い夏休みが始まる、カシスシロップを甲類焼酎を割って飲み干していく、目が回る時は必ず反時計回り、下らない講習が消滅して、知らない場所の掃除をしたくないから、私は後に響きそうな有休を使う、原爆が落ちたのに戦争の準備をしている、大地は大きく揺れている、合せ鏡の新札は火山が噴火して見える。 # 移る民が、原住民を侵していく、我が物顔の侵略者、文化的ジェノサイド、石を投げ付ける、そんな嫌われ者だけで国を作って、何処か遠くへ消えて欲しい、踵の黄色く膨らんだ角質、イボコロリで剥がしたら、それを集めて島を作れば良い、要らないものなら、全部あげるから、どっか遠くで暮らしてくれ。 # ひまわり学級は下手物動物園、だけど大半は天使が飼われている、何処までも無垢で、重ねて行く時の中で、純粋さを保ち続けている感情、稀に教師はエンペラー、我が物顔で誤審の体罰をしている、誰も助けを求めないと思い込んでいるから、解像度の上がる世界で、まだ境界線知能だけが反復横飛びに苦しむ。 # 揺れる大地、南海トラフとの関連性は低いらしい、ろくに当てられない専門家、気象庁が、どうしてそんなことを言えるの、ネットに溢れる、未来から来た予言者、大半が戦争と災害を告げて、その多くを外してしまっている、世界線の違いと誤魔化す、買い占めと、旅行のキャンセルカルチャー、人工的な陰謀が錯綜する。 # カビた気のする耳の中、換気をする、耳栓をしない生活、まだ台風は来ないけど、こんなに日に私は具合が悪くて、誰かにずっとアドバイスしてる、カーテンを開けて日差しを取り入れる事すら出来ないでいる、停滞した空気を循環させて冷やしてる、私がかつて情熱的な時代に、人が居なくなるから辛かったと思い出す。 # 無計画のバカンス、何かをしなきゃと思いながら、インドアを発展させている、私だけのキングダム、着々と築いている、西は揺れるし、東は渦巻いている、天災が誰かにとって都合良く起きている、そんな気がするのは、流行り病が初めて起きた夏の日からだ、動きたい私をこのままで良いと押し潰してる。 # 零れて失くした言葉に、誰もが許されない、無限緊張の糸に縛られて、心の豊かさは耕されない、神々の侮辱に始まり、悪魔崇拝の閉会式で終わる、ごちゃ混ぜと不正と差別のオリンピック、片眼をメダルで隠す、魂を売ったスポーツマン、出掛けることを忘れた、更新するループな日々に少しのさよならをした。 # 散財したくてすき家にバイクを走らせて、その後は蝉もそれほど騒がない、薄曇りの墓参り、ぬるい風は頼りなく吹いている、忘れられたようなコバルトラインを走る、綺麗な海は、木々の隙間から、木漏れ日と混じり見える、行く先も分からないでドライブするのも悪くない、夜に走るなら少しだけ明かりは欲しい。 29 # 身体の調子と空模様が合わなくて、無駄に過ごした長期休暇、インドアに励んだつもりだけど、手元には何も残らなかったな、テレビでは片眼を隠すメダリスト、青アザを作る政治家が映っていた、ピラミッドの真ん中に瞳が浮かんでる、隠し所が見付からなくて、表に滲み出る陰謀は、日に照らされている。 # 極端なマイノリティが大声で権利を叫んでる、何処にも居場所がない異国の人が、我が物顔でのさばっている、緑の多い場所には黒い発電機が建ち並ぶ、隣国は愛せそうにない、値段の付いた臓器を目的に誘拐が始まっている、SNSのリアルが嫌悪を膨らませていく、私は疲れた、どうすることも出来ないから。 # 眠れなかったベッドの上、目を閉じることしか出来なかった就寝時間、頭の中はボヤけたままで車を走らせる、催眠の振り子みたいなラインと反比例に、負傷者だらけの原木を入れていく、少しインダストリアルなアンビエント、前借りした元気は今の私を疲れさせて、眠りに導いてくれるのかな、今日は部屋が少し冷たい。 # 煮えた工場の中、低温サウナみたいな湯気、意識揺れる、近くで見える蜃気楼、勝手に倒れる長靴に納涼を感じながら、不定期なサンタにプレゼントを返す、塩キャラメルみたいな臭いに服を汚してる、無香料のスプレー振り掛ける、幽霊を演じる彼女から逃れるホラー映画、あれは私の夢の中だけの話だったかな。 # マルチで誰もが救われないトゥルーエンド、何を望んで私はこんなゲームと選択をしてしまっているのだろう、夢十夜の朗読を聴きながら眠る日々、現にあったか不確かな夢を見ている、メアリーと異世界の隔たりを越えての会話は始まらないし、ケリーに怖がったら負けな町のお祭りは存在しない、多分きっと。 # 見向きもされないスパムからの通知、頭文は変わった場所でするのが燃える、性的な放火魔、エクスタシーファイヤー、いつまでも燃え続けていてる、洗浄室の影で小便をしていたらしい、異国の狂人、告発したら私達はクビを切られて、働く人達、皆が路頭に迷う、クビを探して、新たなクビを拾う、明日は忙しい。 # 優秀でもない私ですら導けた効率を、何度伝えても分かってくれずに繰り返される、昔のように悲しくなる、もう投げてしまおう、1度奪われたら暫くは帰ってこない水源、先に占拠しろと言って来たんだ、知らないふりを覚えよう、自分でどうにかしようとするアンテナを切っていこう、私には関係ない事だ。 # 自分からのコントロール領域を外していく、あれはアナタの問題、クモの巣みたいな意識のアンテナを切っていく、引っ掛かる物が私を縛り付ける、捨てる、ステルス、透明になる、インビジブルなグレートリセット、月まで射貫けムーンショット、視界と思考を狭めろ、刹那に生きろ、我が儘でも周りに幸があると思え。 30 # 帰って来たステレオミュージック、いつも上出来な世界、汚されたならグッバイ、血の巡りが悪くなり縮こまる筋肉、私は私に押し潰されて、最後は居なくなる、逆にストレッチしたらどんどん伸びて、拡がって、私は粒子みたいに散っていく、火傷しそうな言葉には触れないね、架空請求のメールの方が適温だ。 # 孤独な回遊魚、寂しさを紛らわす為に游ぐ、振り切ってる奴が正しい事を言ってる、そんな気がしてきた日、白い砂浜、デバックビーチ、テストプレイの残骸と、この世のリアルタイムオンラインに、未実装のアイテムと魔法が打ち上げられている、大陸をなぞる台風のスピードより、荒く、速く、過ぎる、人の心。 # ドロドロのカルト宗教、尊厳の破壊と、恥辱の先に本当の私があると、誰のかも分からない体液と、排泄物で身体を洗う、そんな彼女達の最期を全て見届けた、どうしようもない日々だけど、こんなフィクションで色付けてるのは、なんか悲しいな、笑顔が遠くに見える、もうボヤけたあの日々が懐かしい。 # 今年は虫の鳴き声が少なかった、こんな田舎でもカブトムシは見掛けなかった、オタマジャクシはアマガエルになったのに、小さな大人のままだった、ママやパパのラジコンになった子供達は大きくなっただろうか、あの小さな哲学者は何処へ消えたのだろう、脱け殻が落ちている、踞り泣いている、空っぽだと嘆いている。 # 燃える観覧車に乗る夢から目覚めて、スマホを持ち込んだ朝風呂の中で詩を書いた、君は熱意を込めて詩を書いている、私がウンコを捻り出しながら書いてる最中、君は悩みながら言葉を捻ってる、ここまで向き合う姿勢が違うのに、大して差が開かない出来栄え、私は笑いながら、今日もながらで詩を書き君を否定する。 # 私達のネットリテラシーも大概だから、インプレゾンビに食い散らかされて見えなくなるものがあっても良いな、私達が口にする多くの食材には添加物が多く含まれている、それの蓄積と晩婚、求められる普通の高さ、人の細分化が生き辛い発達障害を作っていると呟いたら、頭のおかしい差別主義者と罵られた。 # 真っ逆さまに落ちていく金曜日、だから甘やかしてばかり、食べて憂さ晴らし、そのツケはお腹周りに膨らんで現れる、不良姿勢で過ごしているから、股関節の鈍痛で目覚めた土曜日、アンバランスワールド、ロキソニン漬け、乾き気味の湿布を貼り癒す、誰かの痛みが飛ばされた後、私に落ちたのかも知らない。 # ソーシャルディスタンス、マスク、三密、黙食、そしてワクチン、どれも殆ど意味がなかったね、子供達が従うことしか出来なかった、潰された青春時代、補助金で儲けたり、得体の知れない専門家を呼んで煽ったり、早く射てと急かした人達、具合悪くしたり、結局病気になったりしたね、それを忘れて生きてるね。



ログインしてコメントを書く
ログイン







新規ユーザー登録はこちら

パスワードを忘れた方はこちら

diary_aryarchive_2 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 10
P V 数 : 729.0
お気に入り数: 1
投票数   : 2
ポイント数 : 0

作成日時 2024-08-31
コメント日時 2024-09-11
#縦書き
項目全期間(2024/09/19現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント00
 平均値  中央値 
叙情性00
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合00
閲覧指数:729.0
2024/09/19 10時22分18秒現在
※ポイントを入れるにはログインが必要です
※自作品にはポイントを入れられません。

    作品に書かれた推薦文

diary_aryarchive_2 コメントセクション

コメント数(10)
田中宏輔
田中宏輔
作品へ
(2024-09-01)

盛りたくさん。いっぱいいろんなことが書かれていて興味深かった。

0
カオティクルConverge!!貴音さん
田中宏輔さんへ
(2024-09-01)

はい。たくさんかいてます。

0
ryinx
作品へ
(2024-09-08)

しんとした気持ちになった。 描き起こされない現実だけではやりきれない感情のようなものを感じる、 文章が端正で、とても丁寧に記述されていると思う  

0
おまるたろう
おまるたろう
作品へ
(2024-09-09)

なにかを拒絶しているような気配がある。白と黒が交互にやってくる感じ。

0
九十九空間
九十九空間
作品へ
(2024-09-09)

まだ全体は読み通せていないのですが、最後、 >ソーシャルディスタンス、マスク、三密、黙食、そしてワクチン、どれも殆ど意味がなかったね、子供達が従うことしか出来なかった、潰された青春時代、補助金で儲けたり、得体の知れない専門家を呼んで煽ったり、早く射てと急かした人達、具合悪くしたり、結局病気になったりしたね、それを忘れて生きてるね。 このような反知性主義的かつ陰謀論的な発言が本気なのかある種の皮肉なのかまだ判断できていません。

0
1.5A
作品へ
(2024-09-09)

自分の掌はこの作品のような色になれない。

0
カオティクルConverge!!貴音さん
ryinxさんへ
(2024-09-11)

軽いコメントを田中さんにつけられ、まぁこんなもんかで終わっていたのでありがとうございます。 平和に暮らしたいからちょっとした冒険もしなくなって、仕事して、好きなことして、寝てのサイクルでずっとやってるので、それがしんとした部分になるのかなと。でもこの歳でこんな生活かぁ、なんかやらなきゃいけないみたいなじわっとした焦燥があるのも確かです。でもでも、これまでがちょっと波の激しい感じだったんで、やりたいことは?と聞かれたら、まったりしたいと言ってしまう面もあります。

1
カオティクルConverge!!貴音さん
おまるたろうさんへ
(2024-09-11)

日々、書いてる時間や場所、テンションにムラがあるのでそれが白黒チカチカかもしれません。 でも根っこに 一度でも我に頭を下げさせし人みな死ねといのりてしこと みたいなものを抱えているのでそのせいかもしれません。

0
カオティクルConverge!!貴音さん
九十九空間さんへ
(2024-09-11)

その部分に関しては全部です。反知性主義はちょっと難しいので意味違うならすみませんが、お前らエリートなのにこんな世の中にしてさぁって思いますし、薬害エイズとかB型肝炎だとかそういうのをかつて習ったときに、数年に渡る臨床治験があるのにこうやって速く打たせて、死んだら因果関係不明で片付けて、まだ打たせてるのには元医療関係の人間的には疑問です。 だから皮肉も本気も入ってます。

0
カオティクルConverge!!貴音さん
1.5Aさんへ
(2024-09-11)

ちょっと返答が難しいですね…。 ただ、私は憧れてる人や物がありますが、近づけたり似せたり出来たことないかもと思ってます。なんか正体不明の芯が邪魔してるんですよね。その芯が自分のオリジナルなんでしょうけどね。 あなたはあなたのままで変幻自在になってもらえたらと思います。

1
ログインしてコメントを書く
ログイン







新規ユーザー登録はこちら

パスワードを忘れた方はこちら

B-REVIEWに参加しよう!

新規登録
ログイン

作品をSNSで紹介しよう→

投稿作品数: 1