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物語 2
夕日はどんどん傾いて夜を迎えようとしています 僕は一応門限があるので急いで帰りたいのですが途中で女の子が待っています 「中村さん... ...」 僕は呟きます。 中村さんは腕を組んだまま此方を睨んでいます。「天音くんさぁ、夕方残るなら残るで言ってくれないかなぁ?ワタシ待っていたんだけど、校門にあのオジサンいてさ、なんか変な事言ってきたから足の甲の骨、踵で粉砕したけど、ちょっと笑ってタバコ吸いだしたので怖くなって少し離れた場所で待ってた、 ワタシ、悪く無いよね?」 中村さんは少し興奮している感じ。 「まぁあのオジサン多分普通では無いので大丈夫だと思うけど」と僕が言うと 「へー天音君って物知りなのね、何だか跪かせたくなる、いつもみたいに」 とか言うので、 「中村さん、ちょっと変な事言わないでよ 僕、君に跪いたりしたことないし。」 と言うと、 「あ、そうだった?ちょっとワタシの想像と混じったかもね、天音君て気持ち悪い男の子だから跪いた頭を踏みつける事想像しちゃう 、だって天音君ストーカーだし」 中村さんは僕を蔑んだ目で見てくる 「いや、ストーカーだなんて、そんな事、 何もしてないよ、誤解だと思うよ」 「へーそうなの?それじゃあさ何でワタシの家知ってるの?確か帰り道違うよね、天音君の家って山の上の方でしょ? 細いくねくね道を抜けて、あの化石の小石が沢山ある場所を更に上に行って、家が3軒ぐらいしかないところよね、なんか犬とか猫とかうさぎとかいる処でしょ? みんな、天音君のおばあさんの事、噂してるし」 「いや、中村さん、中村さんの家を知ってるのはこないだの遠足で中村さんの家の前を通ったからだよ、中村さんの方から僕に、ここワタシの家だけどって言ってきたから... ...」 「はぁ?じゃ何?ワタシが天音君に家を教えたから天音君はワタシの家を知ってる訳? あのさ、じゃあ聞くけど天音君、ワタシのこと好きよね、こないだ、頭がおかしくなるぐらい好きって言ったよね、それって嘘って事?如何なの?」 とツインテールの髪を片方触りながら睨んでくる中村さん。 「いや、確かに中村さんの事が好きだし こないだは何と言うかあんまりにも中村さんが僕に色々... ...僕も途中からおかしくなって つい、言ってしまったというか」 「はあ?それじゃあまるでこのワタシが天音君みたいな虫ケラをさ、その気にさせてるみたいじゃない?ねぇ言い方気をつけてくれないかな、マジで、ねぇむかついたから謝ってよ 太陽爆発するまで謝って」 「ごめん中村さん今日はちょっと用事あるから 先生から色々と頼まれてる、それに ハッピー学習の事もあるんで家に帰らないと」 「ふーん、色々とあるの?まぁ天音君の事なんか全然如何でもいいけどね、ワタシもピアノの先生くるし、じゃあいつもの言って帰りましょうか」 「あ、あの中村さん愛してます、忠誠をちかいます、」 と僕は言って片膝をついて中村さんの手の甲にキスをした。 「うわ、天音君、ワタシのこと愛してるだって 怖い、私たちまだ子供なのに、それにキスとか、もうこれさ責任とってもらわないとね 今日の事も黙っておいてあげるからさ、わかってるよね例のアレ、システムがクラッシュするまでお願いね」 中村さんは片膝をついている僕の頬を軽く撫でてスタスタと歩いていく。 だいぶ日が傾いている 何処かで鍵が開く音がした 中村さんは学校の角を曲がってすぐに見えなくなる。 僕は何度か振り返りながら家路へと急いだ。
物語 2 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 415.1
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2024-08-18
コメント日時 2024-08-20
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
アニメのみすぎじゃね?
0お読みくださりありがとうございます、オリジナルと思っていましたが 似たようなアニメがあるのか 世界は広いな
0あっ違うのですか。ぼかぁてっきりあすかとしんじのアレンジレンジだと思っちゃった。となりのトトロのばぁちゃんのはやとちりは胸を撫で下ろす気分がしたけどじっちゃんのはやとちりは茄子は茄子茄子じゃないのは茄子じゃないくらいナイスではなかったですね。失礼しました。
0そうか、アスカとシンジか あのシンクロの回とかか。 エヴァのと言われるとこれはそうかも、真似するつもりはなかったけど 刷り込まれてるからな 潜在意識 「しゃーせんでしたー」 潜在意識には強めに言っておきました。
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