コーヒー - B-REVIEW
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コーヒー    

黄金色の滴が 水面に 落ちて 落ちて 落ちて… 体が強ばり 息が出来ない 今度は控えめに 落ちて 落ちて 落ちて… たまに外の世界に放り出されて 落ちて 死んで 落ちて… 私はただそれを眺め 死の儚さを その小さな世界で 目の当たりにするのだ その時ようやく 漂う温かさに気づいて 顔をほころばせた と、思ったらまた一滴死んだ 油断していた 私はまた体を強ばらせ 弔花を手向けるように そっと 亡骸をゴミ箱に捨てた


コーヒー ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 8
P V 数 : 889.3
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2018-02-11
コメント日時 2018-02-25
項目全期間(2025/04/22現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
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エンタメ00
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閲覧指数:889.3
2025/04/22 11時02分13秒現在
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    作品に書かれた推薦文

コーヒー コメントセクション

コメント数(8)
佐木ノ本
(2018-02-11)

すみませんでした。どこから名前を入れれば良いでしょうか?

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夏野ほたる
(2018-02-11)

コーヒーは苦手で全く飲まないので何が落ちて死んでいくのか少し悩んでしまいました。ドリップパックのことでしたね。 一滴、また一滴とコーヒーがドリップされていく様子を生命の消失としているのが斬新で面白かったです。「私」がパックが死んでいく様子を見ているときの緊張感と、終わったあと弔うようにとはいえアッサリ亡骸を捨ててしまう対比も良かったです。

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佐木ノ本
(2018-02-11)

夏野ほたるさんへ こんな片手間で書いたような文章にコメントして下さりありがとうございます。 珈琲苦手な方なんですね。 私は珈琲を飲むことも勿論好きなのですが。作る過程の方が楽しみだったりします。

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佐木ノ本
(2018-02-11)

花緒@B-REVIEWさん こちらこそご指摘ありがとうございました。

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R
(2018-02-12)

私もコーヒーを淹れる過程が好きですが、最後の一滴をどれにするかの見極めは毎回ドキドキしますね。 その緊張やしずくに合わせて思考が深まる感じが視覚的にうまく表現されていると思いました。また、死を重ねているのに感傷的になり過ぎない、レギュラーブレンドのような日常感が良いなぁと思いますが、同時に、もう少しコクや雑味があっても良いのではないかとも……。(好みの問題ですが)さらっと読めてしまえるのは勿体無い気がします。

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佐木ノ本
(2018-02-12)

Rさんへ 確かに読み返してみるとさらっとし過ぎている感じがしますね。 珈琲を入れる時の湯気の煙っぽい様な何とも言えない匂いを文章に入れてみたり、嗅覚的なアプローチもあれば読み手の方により臨場感が伝わるのかなぁと色々考えさせられました。

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百均
(2018-02-20)

うーん、コーヒーが死ぬっていう表現は見た事がないですね。面白いと思いました。 偶に自分で豆を挽いてコーヒーにするんですが、そのとき自分の手で豆を殺しているんだなぁと少し見方が変わりました。色々なモチーフを重ねて読んでもいいと思うのですが、兎に角作りが丁寧で、気になる作品でした。

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佐木ノ本
(2018-02-25)

百均さんへ コメントありがとうございます。確かに豆を挽くことは、殺していると捉えることもできますね。すりつぶしている訳ですから。ただ私は、珈琲を入れる過程はむしろ珈琲(珈琲豆)を生かす行為だと考えています。その豆の人生(と言うと変ですが)で一番輝く瞬間は、珈琲豆を挽いて最後の一滴をカップに入れるまでの時間だと思うからです。 話は変わりますが、作りが丁寧と評価して頂き、嬉しい限りです。実は、まともに詩のようなものを書いたのは今回が初めてだったので、とりあえず人様に見せられるような作品ではあったのかなとほっとしました。

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