空が飛んでいる
古いお寺が空の下にぽつねんと有る
そこのありがたい仏様の前で
一人遊びする小さな男の子まわる
鳥が啼く虫騒ぐ
ひとりでじゃんけん
みんな負けて消えてった
ひゅうひゅう抜けてく音がする
空が飛んでいる
青い色の日も
どんより灰色の日も
太陽だけ眩しく切ない日も
紫色に腫れ上がっている瞬間
にさえも
お堂で小さな男の子は
くるくる回っている
まもなくしたら笑えても来る
ははははははははぷぷぷ
そんな時です
平時だろうが非常時だろうが
空はぐるぐるふわふわ
飛び回っている
ああ御空様と呼びかけたくなる
飛んでく御空を追っ掛けて
捕まえて小さなおててで
鈍行列車のパンタグラフはさんで
潰したり戻したりする様に
空ばかり汲汲と泣かせてしまう
天下の児
作品データ
コメント数 : 4
P V 数 : 570.4
お気に入り数: 0
投票数 : 2
ポイント数 : 0
作成日時 2024-08-07
コメント日時 2024-08-10
#現代詩
#縦書き
項目 | 全期間(2024/12/04現在) | 投稿後10日間 |
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 |
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
閲覧指数:570.4
2024/12/04 02時44分30秒現在
※ポイントを入れるにはログインが必要です
※自作品にはポイントを入れられません。
タイトルからもう長谷川節きいてますね。一言一句外しませんね。さすがです
0なんかエロいんですよねいつも。長谷川先生にしか描けない世界。
0ありがとうございます。恐縮です。 パンタグラフという言葉をどうしても使いたかったので、節、が出て来た事は喜ばしい事かも知れません、しかしながら、手癖という事も有るかも知れません。研鑽、研鑽。
0お読み下さりありがとうございます。 エロいとのお言葉、もう立派な詩人と名乗って宜しいでしょうか。と、申し上げたくなる程、嬉しいです。本編は、きちんとした紙に、陰毛にて写生したく存じます。
1