帆 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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もし僕が死んでしまうとき、 僕はきっと君のことを思い出すだろう 初夏の爽やかな木漏れ日にたゆたう僕の希死念慮 死にたいって気持ちは朝四時の都会の青空に似てる 満たされない気持ちが充満して 心にぽっかりと穴ができて塞がれない きみにどれだけ触れていても、 きみがどれだけぼくを好きでいても、 ぼくは僕であり、 どこまでもきっと一人ぼっちなのだと実感する 朝方の夕焼けみたいな空を眺めながら 僕だけがこの街にひとり骸みたいに 取り残されているような気分に終始さまよう 心の中にざわめきだけがいつもあって それを忙しさだとか眠気だとか性欲で埋め尽くすような人間にだけはなりたくなかった きみの横顔がひとつの線となって 微睡んでいくのをみたときに、 僕は、ようやく死を決意することにした きみと僕の決定的な孤独の質量を 抱えられるほどの僕ではないと 僕は僕を知っていたのだから



帆 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 2
P V 数 : 564.6
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2024-07-09
コメント日時 2024-07-10
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/15現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
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叙情性00
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
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閲覧指数:564.6
2025/04/15 02時08分24秒現在
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    作品に書かれた推薦文

帆 コメントセクション

コメント数(2)
takoyo2
takoyo2
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(2024-07-10)

ところどころ気になる表現があった。   死にたいって気持ちは朝四時の都会の青空に似てる 死にたいほどではなくてもこの時間帯の都会にひとり佇むと 孤独でむなしいものです。   きみの横顔がひとつの線となって   微睡んでいくのをみたときに、 ひとつの線となって微睡んでいくのを...という表現は美的で、なか なかに出てくるものじゃない。 都会の憂鬱を思い出させる。

0
A・O・I
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(2024-07-15)

きみぼくの恋愛や満たされない心、希死念慮が書かれていれば共感を呼ぶものとおもうのだが、titleの帆ということから必要な詩文だけを考えてみると、4連目だけで伝わる気がする。

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