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黒い髪の少年
茂木の杖を振り乱して 少年はわたしにおいでおいでをする 歩きながら振りかえる 垂れる黒髪 その先、ずっとずっと先を 神様は歩いていく 濡れ衣が白煙に舞い上がり霞む 木の枝で凌いでいた雨も上がり 水嵩を増した小川の 嵩張る落ち葉の群れを払い 汚れた手のひらで泥水を掬う 十字に固めた朱い髪を 指の先でほぐしている 居透ける夜の髪
黒い髪の少年 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 806.2
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2024-07-03
コメント日時 2024-08-18
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
こんばんは。素敵なタイトルですね。 > 十字に固めた朱い髪を ここでは何を表現しておられるのだろう。タイトル含めて、惹かれる要素(情景の描写が特に良いと感じました)はあるものの、では何が余韻として残るかというと答えるのがむずかしい作品のように感じました。もう少し長く書かれたものを読んでみたいです。
0ハツ様、お読みくださりコメントありがとうございます。 これ、現代詩フォーラムで秋葉竹さんという方の作品からインスピレーションを受けて書き上げたものですが、十字の朱い髪、キリストと血をイメージしています。後で~に神様がおいでおいでする。この辺りをもう少し書き込めばよかったかな、なんて思い返しましたね。 なんとなくおわかりでしょうが、因みに黒い髪の少年とはこちらで活躍されている黒髪さんですね。彼のイメージを念頭においてます。
0う〜〜〜ん?読みづらいかなあ。意味というより、構文を取りづらい。受験英語の英文を読んでる気分。
0おや、沈黙の完備さんだ。珍しいですね。コメントどーもっす。ありがとう。インスパされてそれが黒髪少年時代と結びつけて想像したものではじめから意図作為も薄いですね。ただ本人様は宗教に興味関心もお有りの様子なので、その辺りを少し絡めても中途半端なイメージに終わってしまい。でもこれも書けば書くほど物事になっちゃうし、そんな余裕もおもしろいとは思わないし。省略が飛躍的にわかりづらいのは充分象徴しています。内容が薄いので、少ないけど表現だけですね。ちょっとはおもしろく工夫させてみようかな、と試みているのは。
0黒髪の少年=10〜12歳くらいの美少年を思い浮かべました(笑) "垂れる黒髪 その先、ずっとずっと先を 神様は歩いていく 濡れ衣が白煙に舞い上がり霞む" このフレーズから神様に贄として連れて行かれる少年の姿をイメージしました。 表現が神秘的で厳かな雰囲気で引き込まれてしまいました(*´ω`*)
0田代ひなのさん、どうもです。女性らしくお優しいコメントで、泣きたくなってしまう。このようなコメントを付けていただいたらこの黒い髪の少年が黒髪さんの少年時代を想像して、などとは言えなくなってしまう。やはり神様から拘束されるイメージをもう少し書けばよかった。 コメントありがとうございます。
1まるで夢の中で見ているような幻想的な詩ですね。 垂れる黒髪は「わたし」なのか、それとも「少年」なのか。 未来を歩いてゆく「神様」とは一体何者なのか。 雨上がりで水かさの増した川でどろみずを その神様の濡れた衣が「が白煙に舞い上がり霞む」のだろう。 雨上がりで水嵩の増した川辺で落ち葉を振り払いながら、なぜか汚れた手で泥水を掬う心境とはどのようなものだろう。 初めは黒髪と表現されていたが終盤では朱い髪に変わっているが、これは作者の心境の変化だろうか。 色々と疑問と興味が尽きることのない作品。
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