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初夏の朧気
また君の夢を見ていた 左手には君の嘘が ただ春の夜の夢に浸っていたかった それだけを望んでいた初夏 あの日々の泣きたくなるような曇り空が浮かんでいた 今日この頃の輝かしいほどの晴れ間が覗いている中 また雨雲が近づくのが見えては 東屋の翳りの下 シアン化合物によく似た 甘い薫りの中で再び眠りについた また夢を見ることができますか また君に突き放されてもいいから 初夏の雨の中 春に買った傘の骨は ただひとりでに折れました 嵐に花の喩えがあるのだから 人生だけがさようならを意味するのだ 全て僕の所為でした
初夏の朧気 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 463.4
お気に入り数: 0
投票数 : 2
ポイント数 : 0
作成日時 2024-06-03
コメント日時 2024-06-10
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
>嵐に花の喩えがあるのだから 人生だけがさようならを意味するのだ 井伏ですね。人生だけがさよならを意味する、という表現素敵です。初夏の〜以降が好きです、それより上の部分も、それ以降と同じレベルの情感の豊かさで書いてあったらより良い作品になるかもしれません。でもいい作品です。
1コメントありがとうございます! 確かに前半部分の書き方はまだどうにかできたかも……。 なお、「さよならだけが人生だ、を逆にしたらどうだろう……」という思い付きで生まれた表現です。
0過ぎ去った過去、泣きたくなるような恋、もう取り戻せる可能性すら薄い愛、全てが懐かしく夢のようで愛おしいですね。
1コメントありがとうございます! 実際にそんな感じのイメージを「界隈曲」の感覚も入れながら詩にしてみました。
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