美しい雨 - B-REVIEW
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ことば

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美しい雨    

青い明け方に庭のメダカの水陶鉢を眺めれば 穀雨が水面に輪を作っては消える しとど打たれて震える若い蓮の芽に 小人のように観音様が座り 雨を聴いて考えている気配だ メダカたちは世情を噂話してヒソヒソ こっちの水は甘いぞ、と呼んだのか竜宮城か そんな平和のイマージュは私を静かに福音する 愛猫は窓際で一生懸命に雨を眺めたあとで小さくアクビした ああ、おまえって猫背だねえ 香箱(こうばこ)座りして香るのはなんだい? 香るのは勇気です!キリッ 将来の夢は自由の闘士です! そんな二人羽織りトークをしつつ繰り返す朝の静謐に 柔らかな時の肌をするすると 絹のブラウスの袖のように感じて フワッと女の気分になる そっと目を落とす安らぎよ 女であることが心地いいことでありますように そんな願いをそっと思う 長い年月の断崖も谷底も埋める慈雨よ 暫し恋人のようにあれよ



美しい雨 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 8
P V 数 : 875.5
お気に入り数: 1
投票数   : 2
ポイント数 : 0

作成日時 2024-04-17
コメント日時 2024-04-21
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/10現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
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音韻00
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 エンタメ00
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閲覧指数:875.5
2025/04/10 12時50分01秒現在
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    作品に書かれた推薦文

美しい雨 コメントセクション

コメント数(8)
おまるたろう
おまるたろう
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(2024-04-17)

平易な言葉で、ちゃんと生活の匂いがするのが凄いと思いました。

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A・O・I
作品へ
(2024-04-18)

雨というとどうしても涙を浮かべてしまうもの。と思って読んで見れば、美しい雨というtitleはtitleでしかないと言われてしまえばそれまでですが……この詩のなかに穀雨と慈雨がみられる、どちらも恵みの雨という意味を含むが、それぞれの季節や意味に寄せきれてないといった印象を受けます。まあきっと思いつくままにざっと書いたのだなと、フッ軽な詩、とその才は認めます。美しい雨が降る世界で、いちゃこらしてんじゃねえぞ! とまあお幸せそうでいいんじゃないですか。みたいな……

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湖湖
湖湖
おまるたろうさんへ
(2024-04-18)

一般人を寄せ付けない、一部の詩マニア向けみたいな難解な詩もいいですけど最近は解りやすいことも美徳かなと思います。詩が一部の好事家というか、高尚すぎるものじゃなく、もっと一般に流行るといいなあ。コメントありがとうございます。

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湖湖
湖湖
A・O・Iさんへ
(2024-04-18)

雨というと確かに涙が平凡な喩えを思い付きますけど、歳をへるにつれ、大地が潤い、水を飲む事と雨の感覚が被るようになりました。軽くというと人には不謹慎な印象を与えてしまいそうですが、さらさらと気持ちよく詩を書くことが好きで、向上心は二番手かもね。水を飲む事と似て詩を書いて楽しんでいます。生活を愛でるように、美化委員会のように。イチャコラしてます、猫は人要らず、とか言うらしいですけど。(笑)コメントありがとうございます。

1
ほり
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(2024-04-21)

美しいです。 日常生活がとても美しく、楽しく、尊く映る作品です。感動しました。優しさがあって、落ち着きがあって、遊び心もあって、自分との時間をこんなふうに過ごしたいなあって思っています。心がきれいな大人の作品だと思いました。

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おまるたろう
おまるたろう
作品へ
(2024-04-21)

>詩が一部の好事家というか、高尚すぎるものじゃなく、もっと一般に流行るといいなあ 大人げなくマジレスすると、やさしい詩と、きびしい詩の両方書くのが、大統領でしょう。

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湖湖
湖湖
ほりさんへ
(2024-04-21)

言葉で現実をくくることによって事実を作ることもできると思うんですよ。だからなるべく美しい言葉を使った方がいい。そういう気持ちで詩を書いて楽しんでいます。お褒めくださってありがとうございます!

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湖湖
湖湖
おまるたろうさんへ
(2024-04-21)

子供の生育にも父から厳しさを、母から優しさを、学ぶそうで、人間はその両方を必要とするとか言うらしいですけど。詩の研鑽にも同じようなことが言えるかもしれないですね。再度コメントありがとうございます。

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投稿作品数: 2