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保護
(…之ハ我々ノ母語ナレド大和言葉ソノモノナラヌ、我々ノ母語ト正式ナル大和言葉トハタエテ別ノモノ也) 正午 鮫 礁国周辺ヲ回遊セリ 其ノ大キサ 人間十人分程アリ 色白ク 性獰猛ナリ 軍艦ヲモッテシテモ 退治セシムル事能ズ 汝 離レ小島沿岸ニテ 之ニ遊泳術デ対峙ス 前代未聞ノ次第也! 人々ラガ幾ラ詰問シテモ 唯 umi ha ト宣ウバカリ 本意ハ不明ナリキ 午後 汝 鮫ト回遊セリ
保護 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 661.7
お気に入り数: 2
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2024-03-22
コメント日時 2024-04-27
項目 | 全期間(2024/12/04現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
「ワレ奇襲二成功セリ」来年で戦後八十年を迎えるのかな。このような書き手の方が一人くらい居てもいいと思うし、何人も居たのでは困るとも思う。
0おいおい。 ここはネット詩投稿の最高峰のはずじゃなかったのかよ? ネットによくいる直情型コメントの方が一人くらい居てもいいと思うし、だからといって何人も居たのでは困るとも思うのです。
1おまるたろうさんのものは、おもしろい書き方だなと思うので、楽しめてます。これは書き方的な雰囲気は大勝利でしょうね 直球で云うと読みづらい。まあみえるかたちも大事な詩の要素ですからね。んでも私には鮫が比喩には見えないのですいません、titleも保護だしなーだからなに?といった印象を持ちました。気を悪くしたらすいません
1コメントありがとうございます。 言葉の好き好みで論じられるのは、勘弁してほしいですね。 「蛇雲」とかいえば喜ぶのはただの厨二病でしょう。 まあ、ネット詩人なんて厨二病ばかりでしょうが。 もうひとつ考えたことですが、 赤ちゃんのおしゃぶりをとり上げると、端的に泣きますよね。 これを「依存」と呼ぶのか、「(行動)嗜癖」と呼ぶのか、 学問レベルいっても、 ちょっと境界線が微妙ですが、 言葉の厳密な定義のレベルでいえば、ぜんぜん違う。 このような微妙な言葉の違い(論理的にも形而上学的にも)を考えるところから、 詩作をはじめていきたいなと、わたしは思います。 とにかくね詩もコメントも雑なんですよね。ネット詩人さんたちは。
1ああすいません好みでしか語れないヒトです。詩のことはなにもわかってないのでね、ただの雑魚で厨二病だと自分でも理解していますよ。まあ嘘は言えませんし、取り繕うつもりもありません。まあそういう人もいるってことです。感覚で良いなおもしろいなとおもった、では、許されませんか? 詩を高みに引き上げなくてはなりませんか? 皆同じ方向でなくてはいけませんか? まあ雑と言われても構いませんよ私は。ひとはひとなのでね。とかくあなたのその物言いも感性も自我があってとても好感触です
1おまるたろう様、こんばんは。 詩を拝見しました。 電報を読んでいるかのような 船員の一人としてノイズの交じる音声を 戦艦の中で聴いているかのような タイムスリップしたみたいで 楽しかったです。 語彙力が足りなくて 子供の読書感想文みたいにしか まだ書けなくてごめんなさい。 面白い作品を共有してくださり ありがとうございます。
1コメントうれしいです。 この詩は、 イメージをぎゅっと詰めたような感じで書いた詩でした。 すぅさんに、そのような体験を提供できたことは喜ばしいと思います。
1私はここに来て期間はまだ浅いですが、詩雑誌などの、依頼された仕事などの詩論とはまた違う、ビーレビューはリアルなコメント欄な気がします。 社会で疲弊し、詩一つ一つの言葉の分析、資料採集などの時間が十分に取れない。いつ詩作活動を辞めてしまうか分からないピンキリな方達もいるため、熱意を届ける相手を絞ったりする。たまには肩の力を抜いて、フランクに、という雰囲気があるのかと。ビーレビューはリアル過ぎて、社内会議のように議論する時もあればカフェカウンターのようなコメント欄もある印象です。 では作品について、私なりに、言葉一つ一つに注目してみたいと思います。 「礁国」。この詩のキーワードだと思いました。大和言葉云々のモノローグ、日本という島国の閉鎖感ある始まり方ですね。前回作品のコメントからも、政治的関心のある方なのだと存じます。 陸地にいる人らは海の中のサンゴ礁を「礁国」と見なすのに対し、「汝」だけは「Umi」と認識している。「海/Umi」と出てくるのはこの「汝」の言葉にだけ。 余談ですが、最近初めて「シェイプ・オブ・ウォーター」という映画を観て記憶に新しいので連想させられました。これは大和言葉ではない、と書かれているので、「汝」というのはその書いて文字の如く「海の女=人魚」的存在で、陸地の人と鮫を繋ぎ橋渡しする役目があるのかなと思いました。 しかし、実際は「汝」は鮫と回遊し、詩は締められ、陸地は唖然としていることでしょう。サンゴ礁を、陸続きの国のような見方をしていた陸側が、グローバリズムから取り残されていくようです。鮫は決して敵ではなく、サンゴ礁の生態系を守る役割もありますから、そのようなシステムの「海」を受け入れられていない。(ちなみに、「色白ク」という特徴を添えているのも外国人意識があるのでしょうかね) 正午から午後に変わり、「日が落ちていく」ことの予感。それの危惧ですかね? またおまるたろうさんが前回言っていたような左派的思考になっていると思いますが、どうなんでしょう? グローバル化で人魚のような優秀な人材が引き抜かれていく(陸側も詰問して止めようとしてるように見えますもんね)……「保護」というタイトルは、鮫から見たサンゴ礁でもありますし、陸から見た「汝」でもありますし……。 もっと別な視点でも見たかったのですが、このような視点で一つ、どうでしょうか。
1コメントありがとうございます。 別の方のコメント欄でも、 熊倉ミハイさんを何度か見かけましたが 面白いですね。 予想のナナメ上をいく解釈の視点で驚いておりますし、 そのような解釈を喚起させた作者となったことは、望外の喜びです。 仰っている「陸地は唖然としていることでしょう」というのは 本当にそうだと思います。 10代のころは佐藤春夫をよく読んでいたのですが、 その反響があるのかな、と。 佐藤春夫的な「...はあぁ?」みたいなオチのノリが好きです。 (「...で?」っていう否定的感想の方もいらっしゃると思います) あと「シェイプ・オブ・ウォーター」、おもしろそうですね。 気になります。
1勿体ないお言葉……ありがとうございます。 親友に、表象論の鬼がいるものですから、彼だったらなんと考察するだろう、と自分の個性も交えて考察しております。体力が要りますが、これに慣れれば、塵も積もれば。かなと。 佐藤春夫は、「西班牙犬の家」しか読んだことはありませんが、確かにそのような読後感だったと覚えております。 おまるたろうさんは、たとえば久米正雄の「手品師」なんかも好きそうですね。 私はシュルレアリスムが軸にあるので、私もそういったノリ、好きです。
1戦時中の新聞を読んでいるような表現ですね。 ぐっと引き込まれます。
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