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アスファルト上、どこにもいけないお前へ
オレンジペールの夕べ、が迫りきている 擦り傷がある凸凹な赤い缶が ごろごろ転がった 見えるものに力なんてないのだ やはり分からない物やモンスターがかわいいのは 幻想だということを知る タール広告に蔓が生い茂って 今日も弁当1つを2人で分け合った 変わっているねという言葉だけが頼りだ そいつは昨日も生きていた それは呼吸に飲まれているだけのようだ 溺れているのはボトルシップだけでいいのに やけに最近頭上が気になる 自分の代わりに飛び込んでくれる人を探している 灰色の雨がつらいと思った 今日も明日もそいつと2人だけ なんだってお前は笑う タティトティタンが傷口のように鈍く光った 心臓みたいだ、と言って夜にいなくなる アスファルトのチューイングガムが車に轢かれた 火星に行ってしまえばお前は生きやすいんだろうか
アスファルト上、どこにもいけないお前へ ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 502.9
お気に入り数: 1
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2023-12-16
コメント日時 2023-12-16
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
タイトルがいい。 はじまりもいい。 いつの時代でも 人が人ゆえに受難する生の一面を 一貫して描いているようにみえ.....る 。
0アスファルトの上のチューイングガムのような命。 どこにでもあるシミのような人生。 そういったものの内に垣間見る、前衛的な美しさとは幻影なのか? この世界での生きにくさは、どこか見知らぬ世界では和らぐのだろうか? いろいろなことを感じさせてくれる詩ですね。
0コメントありがとうございます。 タイトルと初めの文をいいと言っていただけて嬉しいです。 ありがとうございました。
0コメントありがとうございます。 様々なことを考えてくださり嬉しいです。 ありがとうございました。
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