「折れそうなのか?」
「折れてるけど
折れてるって言ったら
怒るじゃないか。」
どうにも
ハゲそうな頭をかかえ
わかりあえない
分子の上を
俺は今日も
うろうろしている
数学の上では
純情な感情は
1/3で十分なはずで
らんまは
1/2までは
許容範囲のはずである
なんとも生きづらい
ものです と
郷里の君に
手紙を書いたのだが
君の住んでる街が
わかりません
そもそも
郵便ポストもない
協調性のない
街なのです
そして 俺は 今日も
現代詩手帖に
落選するのだろう
落選したって
死にはしないけど
肩書きがなければ
会話のない
我が家では
死活問題だったりするのです
ああ
フィリピンパブ以外で
俺を社長と
呼んでくれないか
1000%の
純情な感情に
道をあけろ
野に咲く花のように
生きている事を
無理矢理 肯定しながら
俺はまた
サボテンと
地蔵にまみれた
街道を行くとしようか
作品データ
コメント数 : 10
P V 数 : 1186.4
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 24
作成日時 2023-11-04
コメント日時 2023-11-09
#現代詩
#ビーレビ杯不参加
#縦書き
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
叙情性 | 5 | 5 |
前衛性 | 1 | 1 |
可読性 | 5 | 5 |
エンタメ | 5 | 5 |
技巧 | 2 | 2 |
音韻 | 1 | 1 |
構成 | 5 | 5 |
総合ポイント | 24 | 24 |
| 平均値 | 中央値 |
叙情性 | 5 | 5 |
前衛性 | 1 | 1 |
可読性 | 5 | 5 |
エンタメ | 5 | 5 |
技巧 | 2 | 2 |
音韻 | 1 | 1 |
構成 | 5 | 5 |
総合 | 24 | 24 |
閲覧指数:1186.4
2024/11/21 23時00分11秒現在
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いいっすねえ。 人生の達人だから書けるハッとする 絶妙に味のある詩句がちらばっている。
0こんばんわ。 作品を読んでいただき、ありがとうございます。 貯金もろくにない男を人生の達人と呼ぶにはなかなか難しいものがありますね。 人生の達人か、、、 とりあえず自炊から始めようかな、、、 コメント、ありがとうございます。
0純情な感情とからんまとか。なんか懐かしいね。 >我が家では死活問題 とあるけど、そもそも詩活してることをわたしは家族と共有してないので、そういうの逆に羨ましいですけどね。 >折れそうなのか?「折れてるけど折れてるって言ったら怒るじゃないか。」 羨ましいですね、まだなにか期待していることが。鯖缶さんの世界に包まれた詩が面白く羨ましく面白く思っています。これからも自由であり鯖缶さんのノリ世界をたのしませてくださいね(^_^)
0こんにちは。 どのあたりの世代のおっさんなのかがわかるような作品になってしまいました(笑) ちなみに僕は独り暮らしで、詩作を共有している家族はいません。 そういう事がなければ会話のない、家族の団欒という肩身の狭い、世知辛い状況を表現してみようとしたフィクションですね。 楽しんで読んでいただけるのは、やはり嬉しいです。 僕自身、のっていたので、なおのこと。 コメント、ありがとうございます。
0鯖詰缶さんだけに、サバサバしていて読みやすさ満載の詩ですね。 仮に最初の会話が成り立つなら十分暖かいお家だと思います。 「サボテンと地蔵にまみれた街道」 攻撃的な人物、無視をキメる人物、ネット空間の砂漠、あるいは明日という日をクロールしながら游いでいる人なのだろうなこの話者。
0なんかおじさん丸出しむき出し感がいいっすね… 令和なのに昭和まだやってるかんじ… 貯金が減れば減るほど心は増えていくみたいな… 人間なんて変わらないみたいな…
0こんばんは。 さいきん、ビーレビューの詩について、要はストーリーテリング?する作品って ちょこちょこ見られると思ったんですね。 正直、エンターテイメント詩としてこの作品に刺しにくるフレーズは これは刺さらなかったのですけれど 一方で、なんで右から左へ段々ストーリーが進行する作品が その一定数あって、これもそうなのか。非常に興味深い。
0おはようございます。 普段、人間的に湿度の高い方なので、サバサバしていて、と言われると嬉しいですね。 しかし、ネットでも現実でも 「社会」とつくと 世知辛くなるのは何故でしょうね。 人波は凪ぐ事はないからでしょうかね。 コメント、ありがとうございます。
0おはようございます。 「令和」と発表された日から全ての価値観がひっくり返ってくれたなら、列島がため息をつく毎に、年号なんて変わってしまえばいいのにな。 「昭和」も「平成」もしょせん、年号止まりのようです。 貯金が減れば減るほど心は増えていく。 先週の日曜、昼間から呑み歩き、遊び歩き、月曜の朝、残高を見て唖然としていました。 たしかに、心は減っているようで 角度変えれば、もしや増えたかもしれません。 そういう意味でなければすいません。 どうもメランコリックを書くと、どうしても白黒の映像になるのか。 ありきたりを打破しようとおじさんなりに頑張ってみようと思っております。 コメント、ありがとうございます。
1おはようございます。 右から左へ物語が進行していく詩。 他の方がどういった意図でそういった形にしていくのかはわかりませんが 僕の意図としては、この形だとある程度、「説明」がしやすくわかりやすくなるかもと思い、作っています。 こういったところにせっかく投稿しますので、出来るだけストレスなく読んでいただければなと、思い。 それにしても、刺しにきているな、と思われてしまうと、読み手としては冷めてしまい、書いた本人としては、いささか恥ずかしいものがありますね。 さりげない、がいまだにわからないというのは、そりゃいい歳して独り身なのだな。と、気づかされました。 「言葉の新鮮み」を理解しているという事に年齢ってたぶん関係ないのでしょうね。 コメント、ありがとうございます。
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