だいじょうぶだー♪
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あいかわらず
名前が点から線になる、螺旋に編まれて、恋人から夫婦になる、子供が宿り、臍の緒が生えて、この世に根付く、私には河川敷から見える景色のように遠く、光みたいに眩しく掴めない日常、空中に触れて感じる温かさを、もっと強く感じられる事があるのだろうか、今日、身を投げた知らないあなたよ、死ぬ前に私にでも逢いに来れば良かったのに、もしかしたらそんな遠くに逝かなくとも済んだかもしれない、日曜日に、祭りの花火を見上げていた、友達は見返す予定もないのにスマホで写真を撮っている、瞳に焼き付いて、瞼を閉じた後にも残光は残っていた、火薬の臭いは私の元まで届かなかった、素敵な場所では煙草を吸いたくなるけど、禁煙な場所も増えてきたから出掛けることも少なくなった、小さな事だけど私を大きく支配する、血の巡りが良くなると蚊の刺した場所が痒くなる、それだけで苛立ち、眠れなくなる、どんな人も小さな赤い腫れに心の均衡を容易く崩されてしまう、私達は思っているほど弱く出来ている、キンカンで肌をなぞる、掻き毟った所が冷えた悲鳴を上げて静まっていく、私も誰かにモスキートキッスをしてみたい、口付けた箇所が気になって何度も触りたくなってしまうようなもの、私がいなくても私を感じられるもの、声は要らない、それはいつまでも忘れられない呪いになるから、変われと言った人達は、いつまで経っても相変わらずで、私からの愛分からずに今日も生きている、私の愛も変わらず、欲しいと言いながら授けてばかり、見返りなんて殆どないのに、それでもまた今日も、心を千切って与える。
あいかわらず ポイントセクション
作品データ
コメント数 ： 9
Ｐ Ｖ 数 ： 1352.8
お気に入り数： 0
投票数 ： 1
ポイント数 ： 0
作成日時 2023-08-22
コメント日時 2023-08-26
Ｐ Ｖ 数 ： 1352.8
お気に入り数： 0
投票数 ： 1
ポイント数 ： 0
作成日時 2023-08-22
コメント日時 2023-08-26
#現代詩
| 項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
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- 作品に書かれた推薦文
あいかわらず コメントセクション
コメント数（9）
こんにちは。 冒頭の「名前が点から線になる」という表現に目を引かれました。 相変わらず、愛分からず、愛も変わらず、これらの言葉の連続が面白いです。 「私がいなくても私を感じられる」 「モスキートキッスをしてみたい」 というところも比喩が巧みですね。
0その、ヒップホップ的な感覚で「あいかわらず」というワードが出たらば、次に出るフレーズは「愛も分からず」であろうなぁ、そういった通奏する感覚があって、「あいからず」というタイトルがきて、非常にリズミカルな、文体で、やはりそうくるか、来た！という印象があるのですけれど、「あきかわらず」「愛も分からず」このフレーズで勝負するとして、一体どういった、まあ構成ですよね、手順を踏んで、そこまで到達するのか、というのがある。 その、射程距離をですね、この作品では、人の誕生まで持っていったので、半端な書き手ではないと思います。
0いいと、一読して思いました。また、コメントか、推薦文を書かせてもらうかもしれません。
0なんとなく心をモヤモヤさせながら読み進めましたが、最後の一言で腑に落ちました。 深夜にコンビニで食べるシーフードヌードルの美味しさに想いをはせました。
0誰かに優しくするときに見返りを求めるな。無い時にしんどくなるぞって言われて、そうしようって思ってたけど沢山求めてしまうとストレス掛かりながら親切してるのですよね。こいつになんでこんな時間かけて意味あんのかって思いながらやってしまいます。でもお人好しなんですかね、押しに弱いんですね、親切しちゃうんですよ。もらえるもんなんてありがとうくらいなんですけどそれでオッケーにしちゃうところもチョロいですね。良い悪いで言うなら良いところなんでしょうけどね。
0仕事中は単純作業で飽きてくると考え事をするんです。ただ、考えるネタが無くなると、考えない事に集中するか、なんかエモそうなワードとか韻を踏んだりしてるんです。この詩は昼休憩後の労働時間で生まれた現実逃避の産物なのです。
0普段はなんとなく書きたい事が上から下までボヤーと出来上がってて、何ヵ所かハッキリした部分に向かって文を追加していくんですが、これはまっ皿な状態から始めていきました。本当は相変わらず(あいあああう)なので、～は深夜枠みたいなちょっと複雑なのやりたいです。
1深夜コンビニののシーフードって例えが私もパシって決まってて嬉しく思います。考えたときに、サッパリしてる側だとは思うのです。カレーや味噌、豚骨ではないだろうと思ったんです。だから安心しました。
0これ推薦してくれるんですか？欲しいかもです。
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