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電車
電車って便利でありがたいな。車に乗れない僕を会社の最寄り駅まで運んでくれる。いわゆる家と会社の繋ぎ役。繋ぐといえば人をも繋ぐ。知らない人との何気ないコミュニケーション。いつしか知り合いになってたりする。それも電車独特の空間が生み出す距離感だろう。疲れた身体を運んでくれる。嫌ごと言わずに辛くはないかい。重くはないかい。その点僕は嫌ごとばかり。仕事が終わってごとごと揺られると心地良くて眠ってしまう。まるで電車という名のゆりかごに揺られているよう。乗り際に電車の声が聞こえる。「さあ一日のスタートだ気合い入れて行こうぜ。」降り際に電車の声が聞こえる。「今日も一日ご苦労様。」全ての物に命を感じる瞬間だ。電車君、明日からもよろしく。
電車 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 974.6
お気に入り数: 1
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2023-08-14
コメント日時 2023-08-16
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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構成 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
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技巧 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
この作品マジで好きだ。でもなんだろう、このサイトのデザインとしては受け入れられないものがある。これは難しいテーマかもしれない。 バーチャルねこというVtuberというか作曲家というか、ネットでのメディア活動をされている人がいるのだけど、バーチャルねこさんが出してるアルバムでArt Catというものがあり、「Denial Design」という曲があって、なんていうかそれを聴いたときのことをちょっと思い出した。意思をもって特定の方向へ勇気づけを行う、ある種の正の排他圧力のようなものはこの世界に確かにある。あーなんていうか分かりやすく言えば排除アートで、ホームレスが居つかないように座りにくくなっているイスとか、それとも見方を変えるなら、街中のホームレスを抹殺しなくて済むように、あらかじめ生活圏の強豪を避けるためのイスのようなもの。 電車君、明日からもよろしくともしも現実世界で言えばダサさとクールさのバランス最高だけど、ビーレビだとその良さは失われていて、ダサく見えてしまう。
1いすき様コメント大変励みになります
0即興で返詩を川柳で。 「わが友よ」 電車に触れ 明日へ行く
0羽田様川柳での変詩嬉しい限りです。
0セレモニー様優しいコメント温まります。
0こんにちは。 批評というより、感想、自分語りですけれど、わかりやすいように書こうと思っています。 詩というものには、レトリック、修辞が大切で、といいますか眼目で その、意味を複雑に、はては妄想の積み上げとして読む、あっそれ!と思いつつ その今、詩人としての自分がその表現に於て 螺旋階段的なねぇ、道程を歩んでいるとして、ですね その複雑に詩を読むのが辛くなっているという部分が自分の中にあります。 ですから、その詩でも、そのなるべく、字義通りといいますか センテンスとして、正確に連れて行ってくれ、というのはあります。 この作品や、まるで電車のように、ですね。 それで、「電車君」と、「君付け」で読んでいるんですね。 まあ、擬人法というのでしょうですけれど、ポエジー=詩情 という意味で この作品は「薄い」と思います。 そのテキスト、文章として正確であるという意味ではそれが正解ですし いいえ、もっと正確、であることに固執して、削ってもいいのかなと思いつつ それじゃあ、読み応えもないし、なかなか非常に実は「重たい」問題を 抱えている作品なのかなぁと思います。 その、人間が社会的動物であるということ ふたつめ、電車の利便性とそれに対する好意 二点が語られていますけれど、ああ、作者はこのツーテーマで どちらかに、ふる、ということはしなかったのだな、と思いました。 その、電車じゃなくて、コンビニなのですけれど僕の場合は やはり、人間は社会的動物で、いつの間にか店員さんと親しくなっている なんてことがあります。 これ、今思うけれども、非常に面白いことだと思います。 しかし、私はタイプとしてそういうことを作品にしないのですね。 ですから、さりげなくですけれど いつしか知り合いになってたりする。 なんて挟み込んであると、ああ、いい、こういう作家タイプもあると思いました。
0あっ、すいません、言及失敗しました。 電車を「電車君」と擬人法で表現する、した、ここに 星一点の「詩」を感じました。
0田中恭平様、長文誠にありがとうございます。励みになります。
1電車に乗っている様を《ゆりかごに揺られているよう》と発見したことから生まれた作品として読みました。 電車を擬人化して《明日からもよろしく》と語りかける部分には戦友に対する信頼のようなものも感じられて、微笑ましく感じられもしました。 欲を言えば、もう少し《ゆりかごに揺られているよう》であることが、なぜ起きているのか、と言う視点などを持つことにより、あくまで例ではありますが「ゆりかごを揺らす手」の存在や「ゆりかごに眠っている<私>を見ている誰か」と言うように世界を広げていくことも可能だと思いました。(《繋ぐといえば人をも繋ぐ》と言う発見もこの詩に力を与えていると思うので)
0眞島様的確な表現大変励みになります。誠に有難うございます。
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