金魚鉢にて - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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金魚鉢にて    

拝啓、甲本ヒロト様 生きる世界に嫌気がします 奴らは小さい世界の中で まるで世界を見たかのように振る舞って 先の折れたタバコを指さして 「あれがアナーキー」と叫んでいます。 そんな輩とはつるみたくないです 俺は世界最高のロッカーなんだ 夜に浮かぶあの月の窓から この世界を抜け出してやるんだ あれだろ?外は新鮮で 綺麗な水が溢れてるんだろ? 税金、贈賄、嫌な大人の思惑のない 綺麗な世界に俺は行くんだぜ この街には居たくない 大人の言うこと信じない やりたくねえことやってる暇はねえ 六畳一間の金魚鉢から世界へひとっ飛び ……そんな青臭い夢を見ていられる 平和ボケの世界がなるべく長く 出来れば何度も続きますように



金魚鉢にて ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 3
P V 数 : 761.2
お気に入り数: 1
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2023-08-06
コメント日時 2023-09-25
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/15現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
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叙情性00
前衛性00
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 エンタメ00
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閲覧指数:761.2
2025/04/15 12時09分11秒現在
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金魚鉢にて コメントセクション

コメント数(3)
田中恭平 new
田中恭平 new
作品へ
(2023-08-07)

おはようございます。そうですね、まず、拝啓甲本ヒロト様、っていうイントロに驚きましたね。それで、さいきんはわからないですけれど、僕は以前、甲本ヒロトさんの動向を追っていた時期がありましてですね、さいしょ、マーシー派、ギタリストの真島さん派だったんですけれど、その、甲本さんって、やさしい、今はその人へやさしくすることをね、ある種、覚悟をもってやってるって発言してて、ああ、しんどいな、って思って、見方がまた変わりましたけれど、その甲本ヒロトさんって、わりと処世術に長けていて、その在り方にしろ、表現にしろ、道徳的といいますか、それは「やさしい」がそうなんですけれど、至極まっとうなことしかしていないんじゃないのかと思いましたね。人としてまっとう、といいますか。まあ何が人としてまっとうなのか、議論になると、これは僕が困るんですけれど。その、拝啓甲本ヒロト様、がでかすぎてその作品全体に目が及ばない。いい、悪いでいえば、多分悪いですけれど、驚きました。

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三浦果実
作品へ
(2023-08-07)

作品「生きる」より本作がいい。作者さんが純粋な人に思えるほどに本作が読める。「生きる」はニヒリズムに読めた。たしかにニヒリズムになってしまいたい世の中。だけれども、願いごとは美しい。美しいは純粋さの度合いによる。純度100パーセントは暴力だし、その暴力がなければニヒリズムは活かせない。つまり、純粋さにこだわって、思いっきり読者である私を殴ってきてほしい。読んでいてそう思った。

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雪月統
雪月統
作品へ
(2023-09-25)

夜に浮かぶ月の窓からこの世界を抜け出してやるんだ… いいですね、裏をかきつつも堂々として華麗な、この感じ。 最後に、…そんな青臭い夢を見ていられる〜と、突き放した客観視をすることで、作品全体が引き締まっているように思います。

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投稿作品数: 2